26年俳句の生まれる風景

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26年12月 俳句の生まれる風景

奥道後近辺を散策したときの一光景。

紅葉と黄葉のコントラスト,背景には小高い山ありで,妙に心地よく感じた。

今回賜った句は

「炎上と見紛ふまでの紅葉かな」

作句の参考になれば幸いである。

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26年11月 俳句の生まれる風景

松山を離れて,高千穂を散策したときの一風景。

まないの滝が神秘的であった。

今まで降り続いていた雨が突如として上がったことも興味深く感じた。

今回賜った句は

「高千穂の降臨伝説村時雨」

作句の参考になれば幸いである。

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26年10月 俳句の生まれる風景

東温市のコスモス畑を散策時の一句。

一陣の風に揺らぐコスモス。風が収まれば,

何事もなかったような風情のコスモスが可笑しい。

遠景は坊ちゃん劇場。

今回賜った句は

「秋風の袂抜けたる軽さかな」

作句の参考になれば幸いである。

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26年9月 俳句の生まれる風景

不穏な穏やかならぬ雷と雨が,ここ2-3日続いている。

猛暑のあとのこのゲリラ的な雨にはほとほと泣かされているところ。

出かけるのにも,やや億劫な気持ちが芽生える。

今回は松山市内の一風景。雲の動きも妖しい。

今回賜った句は

「青空を蹴散らしてくる野分かな」

作句の参考になれば幸いである。

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26年8月 俳句の生まれる風景

今回は北条の花火大会からの一コマ。

道の駅のふわりの海岸には多く見物者が,夜風を楽しんでいた。

花火が突如,開始。

しかし,子供達は花火よりも,砂遊びに夢中であった。

今回賜った句は

「島影のしばしあらはに遠花火」

作句の参考になれば幸いである。

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26年7月 俳句の生まれる風景

今回も小豆島観光の一コマから。

舞台は分教場の教室。

昭和が其処に残されていた。

今回賜った句は

「年表の終りは昭和島の夏」

作句の参考になれば幸いである。

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26年6月 俳句の生まれる風景

今回は小豆島観光の一コマから。

24の瞳で有名なところ。

分教場はともかく,オリーブと瀬戸内海のハーモニーは

心地よいものであった。

今回賜った句は

「オリーブの花や真白き波頭」

作句の参考になれば幸いである。

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26年5月 俳句の生まれる風景

今回は2011年と同じく東温市の重信川上流の鯉幟と堰。

少し,疲れた様子の鯉幟であったが,意気揚々と泳ぐ姿は衒い無く,

その自然体に好感を抱いた。

今回賜った句は

「大小を競ふことなく鯉幟」

作句の参考になれば幸いである。

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26年4月 俳句の生まれる風景

場所は愛媛県今治の糸山公園。

天候はほぼ晴れ。

幼稚園児の遠足の一団が春を楽しんでいた。

花は河津桜。背景にはしまなみ海道の来島海峡大橋。

今回賜った句は

「誇らしく咲かねばならぬ桜かな」

作句の参考になれば幸いである。

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26年3月 俳句の生まれる風景

場所は松山城

天候はほぼ晴れ。至る所に雀の家族。

観光客も春の芽吹きを楽しんでいるようであった。

天候もよく,心地よい風が吹いていた。

戸無門は松山城の本丸広場への南側からの順路にあたる、

江戸時代に建造された重要文化財の門。

この門は築城当時から門扉がなく、敵を防備の要である筒井門へ

誘いこむための戦略的な意味合いで設置されたとみられている。

この門を抜けると筒井門と隠門へと続いていく。

天守閣は間近といったところ。 ここからは松山市内が一望できる。

今回賜った句は

「木の芽風吹き抜け行く戸無門」

作句の参考になれば幸いである。

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26年2月 俳句の生まれる風景

場所は東温市の交流センター。

探梅行と洒落込んだが,まだ準備中といったところ。

後1-2週間先と思われる。

賜わった作品は

「紅白のさだかならねど梅ふふむ」

作句の参考になれば幸いである。

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26年1月 俳句の生まれる風景

場所は松山の某海岸。

水仙の群生で有名なところ。

借景の海の青さと水仙の純粋で無垢の白さに驚愕しての一句である。

賜わった作品は

「水仙の嘘は好まぬ白さかな」

作句の参考になれば幸いである。