キッチン戸棚を作る
久ぶりのDIYであるが、娘からの依頼で今年の作り始めとしてキッチン戸棚を作った。 要望はガスレンジと同じ高さで上に電気釜、トースターなど置き、下は戸棚になっており食器など収納する。 高さ80cm、巾55cm奥行40cm位で棚は3-4段にして、キャスター付で移動可能としたいとの事である。 正月三が日が明けると早速ベランダ工房で製作に着手した。(20170115)
材料
1.1x6SPF材 (140mm巾19mm厚1820mm長一本 天板用
2.25mmx50mm 1820mm長角材2本、 前面フレーム及び上部腕木
3.30mmx40mm 1820mm 長角材2本 背面フレーム
4.2x4 SPF材(30mmx60mm)長900mm一本 下部腕木
5. 2.5mm厚シナ合板一枚 側板及び裏板用
6. 12mm厚x170mm巾 1820mm長杉板 2枚 棚板用
7.15mm角材 棚板支え用 1820mm長一本
8.15mmx250mmx900mm 化粧棚板。扉用として使う
9.蝶番50mm 4個、ドアストッパー2個、ドアつまみ2個、 25mmキャスター(高さ35mm)4個
フレーム構成の各パーツ切り出し及び組立
1.前面フレームは25mmx50mmの角材で巾555mm、高さ765mmに三枚組み手で作る。
2.背面フレームは30mmx40mm角材で巾555mm、高さ745mmに同じく三枚組み手で作り、上部両端を50mm巾20mm深さに切り欠く。
注意: 1及び2のフレームを組立てる前に側板を埋め込む溝(4mm巾、5mm深さを外側より10mm内側にトリマーで切り込んで置く。 組立てはコーススレッドを使う。
3.前面フレームと背面フレームを連結する下部腕木を30mmx60mm角材で前後の異なるサイズのフレーム材にあわせて切り込む。 又前述の側板溝を彫った後両フレームとコーススレッドで固定する。 注意 上部腕木はここでは固定しない。
側板及び扉取り付け
1. 左右の側板(2.5mm厚シナ合板を315mmx680mm)にカットして予め彫ってある溝に差込み、上部腕木(同じく溝が彫ってある)を取り付けて側板を固定する。 同時に前面、背面のフレームもこの腕木でコーススレッド固定して骨格は完了する。
2.扉用板を710mm長さにカット。 扉側、フレーム側共に蝶番の厚み分位切り込み取付ける。 調整は中々難しい作業であり絶対に切込み過ぎない事。 蝶番の位置は上下左右バランスの良い場所に決める。
3、扉の取付け調整が終わったらつまみを扉に取付け、ストッパー(ローラーキャッチ)をフレームに取付ける。
棚板、天板、裏蓋取りつけ
1.棚板は支えを前面、背面のフレームにネジで固定する。 位置は自由だが今回は下から250mm、次は150mm、150mmの高さにした。 上二段は変更もありうるので支えはネジ止めのみでボンドは使用しない。 又棚板も載せてあるだけで固定はしない。
2. 天板をコーススレッドで左右腕木に固定する。
3.裏蓋をコーススレッドで取り付ける。 2.5mmシナ合板が埋め込まれる様に背面フレーム材に予め5mm巾3mm深さでトリマー処理をしておく。
完成 塗装
1.前背面フレームで四本の柱を構成する底部にキャスターを取り付ける。
2.塗装 前・背面フレーム、連結腕木、天板に薄く水性のニス(チーク)を塗る