The Secret To FInancial Success
自分でできるファイナンシャルプラン
「Do It Yourself!失敗のないファイナンシャルプランの立て方」
今のこの世の中、「買い物」をしてお金を使うことがカッコイイとされている風潮がある。TVのコマーシャルを見ても、街のサインを見ても、インターネットを覗いても、ブランド品を手にしたり、身にまとったりすることをカッコよしとしている。メディアの力はおそろしく、それを見た消費者たちはそう思い始め、本当にそれを実行しはじめる。それを見た人たちは「あの人、流行の先端をいっている。カッコいい」ということになる。まさに、私たちは「消費」という誘惑と毎日戦いながら生きている。そのモノを買うには、当然お金がいる。決められた給料で生きている人は、その中で生計を立てなければならないので消費するお金にも限度がある。そこで、「クレジット」が重宝する。つまり、あなたの信用をもとにお金を貸しますよというものだ。あまりにも簡単にクレジットカードが作れるので、何とかデパート、何とかストアのブランドネーム付きクレジットカードは見る見る間に枚数が増えていく。さらに追い討ちをかけるように、このカードで買い物すれば10%引きだの、メンバーだけに送る特別バーゲンに招待される。ということで気が付くと、クレジットカードの残金総額は給料の数倍になってしまったなんてことになる。まさに、Welcome To The Free Enterprise World だ。
「金持ち父さん、貧乏父さん」のロバートキヨサキ氏が言うように、この世の中はお金の使い方は黙っていても教えてくれるが、大事な賢いマネージの仕方は教えてくれない。むしろお金を払って教えてもらわなければならない。ましてや今の世の中の人はどんどん忙しくなるばかりで、ファイナンシャルプランを習うために時間を割く事ができない。もっとお金を稼ぎ出すほうが、セーブすることを習うよりも大切と感じているからだ。もしあなたが、この手のタイプの人であっても決して恥じることはない。なぜなら世の中のほとんどの人が同じなのだ。人それぞれ違っていても共通点は
「忙し過ぎる」「時間がない」「家庭財政はキュウキュウ」
なのである。
この誘惑だらけの世の中を手硬く、間違いなく財産形成ができて、しかも簡単にあなたのような人でも、いやもっと大変な立場にある人でも、つまり誰でも、自分でできる実行可能なファイナンシャルの方法はないものか?
このコラムはまさにあなたの人生のファイナンシャルを一転させるといってもいいほど、インパクトのある内容になっている。それでいて、別にウルトラCを必要としているわけでなく、本当に誰にでもできる。
必要なのはあなたの実行しようとするする 『決断力』 だけなのです。
まず最初に、あなたの人生の中で何が回避(コントロール)可能で何が不可能なのかを考えてみよう。
例えば「税金」を払うこと。回避したいのが心情だが、これは100%回避するのは無理でしょう。無理にやるとそれ自体が罪になりますのでやめた方がよさそうです。しかし、合法的に減らす工夫は可能です。では毎月収めているソシアルセキュリティは55歳になると絶対にあるのか?これをあてにして引退するまで何もしないとすると、大きなギャンブルとなりますのでその考えはやめたほうがいいでしょう。昔の常識が今の非常識なんてことはしょっちゅうありますよね。だけどソシアルセキュリティに変わるリタイアメントファンドを今からこつこつと貯めることは可能だし、はるかに今の情勢ではそちらの方が信頼できる。また、あなたの会社が毎年決まったように昇給をしてくれるか?これも保証もありませんし、あてにもできませんよね。しかしサイドインカムを稼いでその財源を足しにすることは可能です。
話がだんだん見えてきましたか?
つまり、他人(政府であっても)に頼って生きている分、あなたの人生のファイナンシャルは誰かにコントロールされているのです。
クレジットカードにバランスを残しながら翌月に繰り越し生活を立てるのが当たり前の世の中になっている今、残高ゼロで生活をすること自体の大切さを今一度見直してみよう。
#1 Pay Yourself First 何よりも自分に先に払う
なんてことは無い理屈。だけど多くの人が実行できていない「究極のジレンマ」。当たり前のことが、当たり前にできない。まずここからなんとかしてみよう。
なぜ、実行するのがそんなに難しいのか?
それはあなた「物質欲」「快楽欲」があるからですよ。その感情をうまく利用しているのがメディアのCM。ただそれらにうまくコントロールされているのが、一般消費者。あなたも、わたしも、おそらく人間であれば皆同じです。
買物をすれば支払いが発生する。支払わないと、余分なチャージやクレジットスコアが悪くなったりするので、それを支払い優先順位#1においている。まず、このパターンを変えましょう。
どのように?
⇒給料が入ったら、真っ先に自分に支払う
「自分の中では、自分が一番偉いのだから、当然人様に払うより自分に払うのが道理だろ」
というぐらい自己中心的に考えてください。毎月、あなたが$300-だけでもIRAなどのリタイアメントプランに入れるだけでもびっくりするほど増えていきます。この計算をぜひやってみてください。
あなたが今まで稼いできた年間給料 X 今まで働いてきた年数 =$00000000
あなたの現在の貯蓄額 =$000000
ほとんどの方は、これらの数字を見て驚かれるはずだ。「今まで自分は何にお金を使ってきたのだろう?」ってね。
だけど、自分は弱い存在なので毎月実行するのが自身がない?よくわかります。ですからこの方法を実行するのです。
それは、給料チェックを手にする前に自分への投資を自動振込みにしてしまうこと。
そうすることの利点はたくさんあります。
ü 自分で行うのではなく自動的に行われるので、わずらわしさがない
ü 自分で行うのではなく自動的に行われるので、自分に強い意志が必要とされない
ü 自分で行うのではなく自動的に行われるので、手取りが減ったことに慣れ、その中で生計を立てるように考えるようになる
ü 課税前の給料から引かれるので、課税対象額が少なくなり引かれる税金も少なく済む
ü そのうち引かれていることさえも忘れるようになり、気が付くと自分のリタイアメントファンドは福利の力で大きく膨らんでいる
ご理解されましたよね。ではどれぐらい毎月入れたらいいのか?現在の給料額、家族の人数などで違ってきますが、一般的に給料の10%を目安にしてください。
#2.3つの貯蓄口座を持つ
貯蓄にまわす給料の10%のお金には3つの目的があります。
1.緊急ファンドーこのファンドは予測できない事態に陥ったときに利用する目的とする。たとえば病院費用、失業したときなど。もちろん、使わずに済めば越したことは無い。
2.短期ファンドー向こう3年間ほどに、利用するファンド。例えば、家の冷蔵庫を買いなおす、修理をする、休暇費用に使う。
3.長期ファンドーこれはリタイアメントファンド、子供のカレッジファンドなど。
それぞれの目的に合わせた口座を開き、自動振込み設定をすることが大事です。例えば1番は月単位のセービングアカウント、2番は年単位のセービングアカウント、3番はCDアカウントやIRAアカウントが適しているといえます。
#3.悪い借金と良い借金を知る
クレジットカードの借入金は、悪い借金の代表です。なんといっても利息がべラボーに高い。それに何の節税メリットもない。良いことは便利だということだけ。だから早く完済してしまいましょう。反対に良い借金とは、家の住宅ローン。銀行に支払う利息分はTax Deductableの対象となる、固定資産税も節税できる、家はほっておいてもバリューが上がる。これ以上の良い借金はない。
#4.正しい生命保険に加入する(組み替える)
人生に不慮の事故はつきもの。だから絶対に生命保険は必要なことは誰でもわかっている。だけと生命保険を安心料みたいにとらえていて、ただ入っておけば安心だという感覚で入っている方も多い。
生命保険に加入する際には次の4つの点を考えると、あなたにあった保険がより具体的に見えてくる。
1.何のために入るのか?
生命保険とは、自分の伴侶を不慮の事故や病気で亡くした時にその時点での生活水準を保てることができ、なおかつ財政的困難を克服させてもらうものであるべきだ。
2.何に対して支払うのか?
もし伴侶をなくしてしまったら、困るのが収入が途絶えること。その代わりに得る代償として生命保険の価値がある。
3.誰が必要としているのか?
生命保険を最も必要としている人は、家族の中でもdependantの立場の人。仕事をしていない主婦の方や子供さんが最も必要としている。
4.死亡保障額とリタイアメント用資金がバランスがとれているか?
年齢が20代、30代、40代、50代とでは家族構成も違うし、子供の年齢も違ってくる。それによっ
て生命保険の必要額とリタイアメント金額の必要額は当然変化しなければならない。保障期間を指
定することができる掛捨てタイプの生命保険をうまく利用する。
#5.節税を賢く実行する
賢い節税対策なしで、財産を増やすことはまず不可能である。多くの人たちは、タックスプランニングはお金持ちのためのものだと考えていて、一般の給料で働く人たちはその基本すら取り組もうとしていない人も多い。1980年代に法律で認められた、個人年金積立口座(IRA)は最も実行しやすい節税方法である。そして複利の威力で知らない間にけっこう膨らんでくれる。給料のグロスから引くことができるので、実際にIRAからお金を引き出して使うときに課税されるが、先に税金を支払い引き出したときには課税されないようにすることも選択できる。個人リタイアメント口座は大きく次のように分けられる。
Traditional IRA- deductible
課税前のグロス収入からあなた自身と配偶者に積立することができる。
Traditional IRA- Non deductible
Roth IRA
The 401(k) Plan
#6.Loanerではなく Ownerになる
仕事はできるのに自分のファイナンシャルになると、うまく管理ができないという人が多くいる。その主な理由は自己ファイナンシャル管理をオーナー感覚でとらえていないからだ。不思議なことにお金を借りると、どんな人でもLoanerつまり一消費者感覚になってしまうのだ。お金は単なる「貯金」ではなく、「投資」=Owner として大きくさせる感覚を持つこと。
#7.プロフェッショナルに投資 (Mutural Fund) を任せる
投資というと、銀行に預けるCD以上のパフォーマンスが期待できるものにやりたい。本格的な投資というものをプロに任せてやりたいが、名の通った投資会社はハードルが高い。かといって自分でやるのは難しそうだし、時間もない。そのような方にぴったりなのが、ミューチュラルファンド投資だ。そのメリットは
プロフェッショナルのアドバイスを得られる
定期的な収入がある
プロが分散投資をしてくれる
取引状況はUS Securities and exchange Commission(UEC)にモニターされている
緊急の際の換金性が高い
リスク対リターンのレベルに応じた投資をすることも可能である
#8.もう一つの年金プランとしてのVariable Annuities
個人年金プランのRegular IRAは、あなたの年齢が49歳以下ならば$4,000-まで、50歳以上ならば$4,500-まで税引き前の収入を積立することができる。また自営業者用のSEP-IRAは年間積立額が$40,000-までの積立ができる。それでも足らなければ401(K)プランにも積立をすることができる。2006年の場合、あなたの年齢が49歳以下ならば$15,000-まで、50歳以上ならば$20,000-まで税引き前の収入を積立することができる。また Variable Annuitiesという選択もある。
#9.あとは「決断」だけ
自分のファイナンスを「投資」として見始めると、不思議なことに今までファイナンスが難しいとか感じて人までがオーナー感覚で見ることができるようになる。今までのあなたではなく、あなた自身が主役で、運転席に座っているドライバーになったのである。
これからは今までの
「どこら辺で妥協するか」ではなく、
「できるところまで計画しコントロールする」あなたになっているはずだ。