[A] 線形計算用データ入力
1 NroadCADのエクセルを開いてください
2 シート【設定】が表示されます。
3 レイヤ設定は別の所で説明します。
4 セル「D3」に道路関係データを記入したシート名を記入します。ここでは【sample道路】とします。
5 用地の処理も行いたいのであれは、ここでは用地シート名【sample用地】とします。
6 データシートの基本は、この2シートです。行列挿入や削除を行うと計算できませんので、コピーして使用。
[B] レイヤ設定
作図レイヤは、ここに記されたレイヤに作図されます。
色や線種は、ここに書かれた通りではなく、CADで設定したものとなります。
CALSE名は、電子納品するときに変更する場合に一気に変更させるときに使用しますが、今はVBAでは対応していません。
[C] シート【sample道路】の入力
(1)業務関連
黄色セル の所 に文字を入れます。作図や計算書に記述利用されるものもあります。
(2)測点設定 セル
「D16」 の所 に 20mピッチの測点ならば、20と入力します。
「D17」 の中間ピッチは、主測点が100mピッチで20mがごとのプラスの場合を想定していますが、
現在出来上がっていません。測点ピッチと同じ値を入力してください。
「D18」に IP.0 の追加距離 BPの測点を他計画の続きの場合を想定しています。
「D19」は、線形計算後EP点の追加距離が表示されますので、入力不要
(3)ブレーキ設定
今の段階ではブレーキかけての計算はできません。
(4)平面図CAD座標設定
図脳Rapidで平面計画を作図させるための座標設定です。
図上の2点について、CAD座標と測量座標を入力してください。
欄外の数字は、軸の回転を計算したものが表示されています。
(5)作図縮尺設定
CAD平面図の縮尺が1:500なら 500 として下さい。
縦断図・横断図の作図の縮尺を記入してください。
横断図の寸法単位は、幅員の寸法線の単位となります。
小数点以下桁は、寸法を表示するときの桁です。
道路幅をm 単位で 2.55 なら 2とする。 2.552 なら 3とします。
(6)縦断図作図位置の設定
縦目盛の長さ設定やCAD上の作図位置を設定します。
(7)道路計画舗装厚
横断図を作図する場合に、本線位置にこの設定厚で描かれます。
(8)S字化
IPをS字でつなぐとき使用します。左参考例では、IP.4をIP.3側をS字でつなぐように
曲線半径を自動調整してくれます。ただし、IP.4は単曲カーブ設定の場合だけです。
(9)座標一覧表
基準杭・トラバー杭・コントロール点の座標及び用地等のデータを入力します。
座標値は、測量座標となります。
利用は、CAD上にプロットしたり、用地の境界や筆を表示するときに利用します。
(10)道路規定値
道路設計に用いる規定値を入力します。
曲線半径等、設定した基準値より外れると、メッセージが表示されます。
すべての、項目でチェック機能はまだできていません。利用者で確認してください。
(11)線形IP条件
始点はBP 終点はEP これは必ず入力してください。
起点・終点を含めIP点数は、50点までとなります。
BP と EP パラメーターは A1=0 R=0 A2=0 とすること
IP. は クロソイドと単曲の入力は 参考例を見てください
尚、IP点の座標は、CAD上に連続折線でIP点を入力し読み取りここに書き込むこともできます。
(12)任意追加測点
横断構造物や地形上、任意に追加測点が必要な場合に書き込みます。
始点側から追加距離順に入力してください。
表記方法は、 No.5+10.00の場合 5+10.00 と入力します。
(13)縦断変化点 黄緑と濃水色の色設定は、プログラム未調整です。
縦断変化点の計画高及び縦断曲線長を入力します。
赤塗潰し は、線形計算後(10)の規定値に外れた場合表示されます。
(14)現況地盤高
縦断図に書かれる現況地盤高、横断図の地盤高となります。
測点の設定は、KAやKEの記号も利用できます。ただし、左図のようにKEの後にポイントを入れてください。
(15)縦断図現況旗揚げ構造物
縦断図に書かれる道路横断の構造物等の旗揚げを行う場合に入力します。
下端標高は、横断構造の内底面標高です。
円形の場合は、幅の所だけを入力。矩形の場合は幅・高さ両方入力。
(16)幅員・方勾配データ
AU列からCJ列には、道路左の幅員のデータ
CK列からDZ列には、道路右の幅員のデータ
EA列からER列には、道路左の片勾配データ
ES列からFJ列には、道路右の片勾配データ
を入力します。
入力できる車線数は多数設定していますので、各用途に利用してください。
道路車線の並びが、幅員と片勾配で異なっていますので間違えないようにしてください。
(17)作図点の指定 横断図作図のデータを入力
線形計算をすると、水色のFN列に測点が自動入力されます。
測点を縦断図に表記させない場合、FL列にNを入力します。
測点を横断図に表記させない場合、FM列にNを入力します。
FO列には、方眼図の書くDL位置を入力します。
FP列には、各横断のDL標高を入力します。
FQ列以降は、ペイロケで読み取ったセンターからの距離と標高を入力します。
以上が入力データです。
すべての項目に値を入れなくてもある程度動きます。
データ値を調整しながら実行してください。