安田家は世界遺産法隆寺西側のバッファゾーンに位置し、法隆寺造営当初から大工などの職人が住む集落として形成された西里にある。安田家は中世からの四番匠、藤原姓系譜の棟梁家であり、近世以降は中井大和守正清に使え、法隆寺西里を本拠地にした法隆寺大工最後の住宅として貴重な遺構である。調査は、ＮＭＣをはじめ、日本建築家協会奈良地域会、JIA文化財修復塾修了者、ヘリテージ・マネージャー、奈良女子大学生活環境学部住環境学科の藤田盟児教授、同大学院生の協力により実施した。 

主　催：（公社）奈良まちづくりセンター

共　催：（公社）日本建築家協会 近畿支部奈良地域会

　　　　（公社）日本建築家協会 JIA文化財修復塾

協　力：（国大）奈良女子大学 生活環境学部住環境学科

助　成：（公財）建築技術教育普及センター 令和3年度 調査・研究助成