最後の航海となったツクヨミは弱い風と曇り空のもと最後の航海を続けます。
途中曳航もしましたが、最後はわずかな風を受けてスーッと走っていきました。
航海の最初からずっと見守り、同じ海を走ってきたランスロットと西山さんです
そして無事に大崎上島 広島商船高等専門学校に到着することができました。
最後は少し人数が少なくなりましたが、クルー一同ここにはいないメンバーも含めてとても大きな達成感に包まれています。
最初は不可能とも思われた航海を成し遂げたツクヨミ。
ツクヨミに人が集まり、繋がり、ゆっくりと時が流れる。
そんな幸せな時間をありがとうと伝えたいです。
本日、ツクヨミは、今航の最終目的地である大崎上島に無事到着し、今年度の航海を終えました。
ツクヨミが意思を持ち自ら針路を取って目的地に向かって行っているように感じる航海でした。
今は只々クルー一同は到着出来たことに感動し、厳しい航海を乗りきった全てのクルーを称え合い、この航海に関わった全ての人々に感謝しています。
そして、大崎上島到着後には、全員でツクヨミ、ランスロットに感謝の気持ちをもって大掃除、明日からのランスロットの回航準備、1日のツクヨミの陸揚げ準備に追われました。
これまでご支援くださった皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
by トモさん
最終日、私は伴走艇・ランスロットに乗せてもらい、ツクヨミを見守っていたのですが…広島商船に着く直前に広島商船の実習船・広島丸からプォーと音が。それに呼応するようにツクヨミから法螺貝がプォーと。
それを聞いた途端、これまでこのカヌーがパラオから三重県に寄贈され、そこから宮崎県・日向に来て、こうして今「ツクヨミ」として広島商船に来ていったん旅の第一弾の終わりを迎えようとしている、この一連の旅にかかわった人たち(お会いしたことがある人もない人も、昔の人も今を生きる人も、日本の人もパラオの人も)への感謝の気持ち、そしてツクヨミが愛おしいと思う気持ちがふわっと湧いてきて涙が出そうになりました。
この旅に少しでも参加させてもらえたこと、本当にかけがえのない時間だなと思います。
ツクヨミ、そしてご一緒したみなさま、ありがとうございました。そして第一弾の旅、お疲れさまでした。
by さっちゃん
カヌーは世代を超えて多くの人たちを繋げてくれる。
きっと亡くなった人たちやこれから生まれてくる子供たちのスピリットも一緒に運んでくれていると思う。
その先に、今よりも少しでもよい未来が待っていると思う。
今の僕には技術や知恵は無いに等しい。
だからこそ学び続けたい。
今回、改めてそう思った。
この場を借りて今回、関わってくださった全てのみなさん本当にありがとうございました。
by らんぼう
広島商船高等専門学校の皆様には暖かく迎えていただき本当に感謝しております。
ツクヨミを次の航海までよろしくお願いします。
おはようございます
今朝はいい天気です。
長かったつくよみとのランデブーが昨日終わり、ランスロットは今日帰途につきます。
この歳になって、こんなに楽しい旅が出来るとは思いませんでした。新たに出会った素晴らしい人々との交歓は大切な思い出になりました。
つくよみに関わった全てのことに感謝します。
本当にありがとうございました!
by 西山さん
翌朝、クルーはランスロットを帰港させる組は再び海へ、そしてそれ以外は陸へと別れていきました。
この夏を過ごしてきたツクヨミからしばしの別れです。
帰港組は大崎上島→松山・堀江→国東(マリンピアむさし)→別府との航海です。
ここまで私たちの航海を素晴らしい映像に納めてくれた御手洗さん、本当にありがとうございます。この日はめちゃくちゃ美味しいパスタを作ってくれました。
別府までの最後は、西山さんとトモさんの二人旅。
お二人がいたからカヌーのもとに人が集まり、大切な夏を過ごすことができました。
二人での最後の航海ではどんな話をしたのでしょうか??
」
その後、再び広島商船高等専門学校に出向きツクヨミを陸揚げ。
次に海に浮かべる時までいい状態でいてくれますように
また、一緒に旅をしたお札を持って高千穂神社の後藤宮司へも監査やの気持ちを伝えました。
この航海では本当に日向、そしてそれぞれぼ寄港地で、またそれ以外でも本当にたくさんの方の優しさに触れることができました。
皆様の名前を一人ひとり上げ切ることはできませんが、出会ったクルーの中に感謝はずっと残っています。
ありがとうございました。
次はカヌーで、そして海で皆様と会えるのを楽しみにしています。
つづく
写真・コメント ツクヨミクルーの皆様
編 集 ・ 文 若松