9/29 真田スクールに参加された皆様、お疲れさまでした。
今回のテーマ「もっと上質に、快適な走りを楽しむ」に沿って、きめ細かな基本操作を練習しましたがいかがでしたでしょうか?
普段は強中弱の3段階くらいでABC操作をしている方もいるかもしれませんが、どれもオンオフスイッチではなく機械的には無段階で調整が可能なシステムです。せっかくの機能を使わなければもったいないですよね。
リアブレーキの引きずりと半クラッチ、アクセルの繊細なコンビネーションは様々な場面でバイクの挙動を制御することに役立ちます。
例えば、Uターン時に一定速の車体直立でゆっくり旋回できれば転倒の可能性を限りなくゼロにすることができます。
また、ブレーキとアクセルワークを繊細に操作できれば、下りのヘアピンカーブでギクシャクすることが無くなり安心して走りを楽しめます。
さらに、突然のウエット路面でもエンジンの出力を穏やかに路面へ伝えることができていれば怖くなくなります。
練習内容は地味ではありますがいざというときに役立つ基本ですので、ぜひ練習して身につけていただけましたら幸いです。
なお、アクセルもリアブレーキもクラッチも使い過ぎは禁物です。特にブレーキに頼りすぎるとベーパーロックの危険がありますので、慣れてきたら「必要な時に必要なだけ」使う練習に切り替えてみてください。
まだまだ、この先もありますので次回も奮ってご参加ください。
今回の参加者さんでとても印象的な方がいらっしゃいました。
練習中、片時も笑顔を絶やさずに、ちょっと失敗してもニコニコしておられました。
私は競技をメインに続けてきたせいなのか、常に真面目腐った表情になりがちでした。きっと傍から見たらとても楽しそうには見えなかったことと思います。
引退してからは純粋に走りを楽しむ方向へ来ていますが、やはりその傾向は出てしまいがちです。
なぜ、何十年も乗り続けてきたのか?それはやっぱり理屈抜きに楽しいから!
バイクに乗り続ける原点を思い出させてくれたSさん、来てくれて本当にありがとうございました。