中央で目を隠して座る鬼の周りを、他の子が輪になって「かごめかごめ」と唄いながら回る。
そして唄が終わった時に、鬼は自分の真後ろに誰がいるのかを当てるという、こども遊びです。
この歌詞が表現する一風変わった光景には、その意味をめぐって様々な解釈があると言われています。
そんな、だれもが一度は耳にしたことがある「かごめ唄」を独楽なりの解釈で表現いたします。
作曲:独楽
作詞:独楽
歌に誘われ 集い踊れば 祭囃子に灯りも揺れる
猫も杓子も隣のあの子も みんなで手繋ぎおどりゃんせ
君の躍りに 合わせ手拍子 微笑む瞳に 袖振り返す
空に響いた 揃いの鳴子 二人の心も弾む
一緒に遊ぼよ このゆびとまれ カラスが鳴いても踊りましょ
かごめかごめよ 籠の中の鳥は
かごめかごめよ いついつ出やる
囲め踊れよ 手と手つなぎ合わせて
かごめかごめよ 夜更けの前に
影は長く伸びて 闇にとけて消える 薄明かりに遊ぶ
後ろの正面だあれ?
声に合わせて 足を揃えて 手の鳴る方へと 躍り進む
進む先さえ 知らずに鳴らす 鳴子が背中へ届く
屋台に並ぶ 紅い林檎は 今宵限りの魅惑の果実
酸いも甘いも頬張り微笑み うらやむ瞳 蜜の味
一緒に遊ぼよ この指とまれ 草木が寝てても 踊りましょ
かごめかごめよ 籠の中の鳥は
かごめかごめよ いついつ出やる
囲み囲って 築き上げたあなたも
かごめかごめよ 砂のように
すくうたびに崩れ 元の姿忘れ 迷う君を誘うよ
後ろの正面だあれ
かごめかごめよ 籠の中のアナタは
かごめかごめよ いついつ出やる
囲めさらえと君を私の元へ
かごめかごめよ夜明けの晩に
うつろいゆく時に、変わらず皆踊る 鶴よ亀と過ぎても
後ろの正面だあれ?
後ろの正面だあれ?