黎明~夜明けのうた~

演舞曲 黎明~夜明けのうた~

日本神話の天岩戸(アマノイワト)伝説に登場する「アマノウズメ」をテーマにした曲です。

天岩戸神話は洞窟へ閉じこもった「天照大神」を外に出すために神々が知恵を絞る話です。

この話の中で、アマノウズメは武芸の神様であり、踊りのチカラで神々を笑わせて、

楽しそうな空気を感じた「天照大神」が外の世界を見るきっかけを作った神様です。

独楽2015はこのアマノウズメと天岩戸をベースとした曲です。

曲中では、

「自分たちが踊る楽しさ」を表現する喜パート、

「天照大神が天岩戸に閉じこもり、世界に闇が広がる」哀パート

「光と闇の争い」を表現した怒パート

「共に助け合い、踊ることの楽しさを感じる」楽パート

の4つのパートで構成されています。

また、天岩戸伝説をなぞらえるだけではなく、

独楽なりの解釈を含めています。

脚注に出てくる「天岩戸」とは洞窟の入り口を閉ざした扉のことですが、

人の心の象徴に近いものではないかと考えています。

人は喜怒哀楽の感情によって、時に心を閉ざすことや葛藤することもあります。

そんな現状を受け入れ、仲間とともに共に前へ進んでいきたい・・・

黎明~夜明けのうた~にはそのような想いがこめられています。

作曲:独楽

作詞:独楽

神柄(カムカラ)の地に光射し込み大地が目覚め花は咲き

稲穂実れと鳥は囀り(さえずり)ウズメは祈りて巫女神楽

祈りはやがて祭りと変わり草木も踊って花吹雪

鳴子鳴らして踊るよさこい天照らし踊るは独楽の舞

天つ風(アマツカゼ)強く吹け雲の通い路開くように

ちはやぶる神代の乙女よ共に歌い踊れ

闇の中に灯る光 ゆらり、揺らめいて踊る影

共に祈り舞う独楽の舞 響け夜明けの歌

想いのせて遥か彼方へ色とりどりの夢を目指し

皆と共に世界を染めて鮮やかに咲き誇れ

君の胸に光差し込み未来願いて舞い踊る

遥か遠い道のりでも共に歩んでいこう

笑顔の花咲かそう灯せいま咲き誇れ