補遺11.打込稽古の「打込側と元立ち側」の留意点を述べよ。

○打ち込み側

1. 元立ちの与える打突の機会を逃さず、瞬時に気剣体の一致の打突を行わせる。

2. ひと打ちごとに充実した気勢で打突させる。

3. 常に次の打突の機会に備えるよう習慣化させる。

○元立ち側

1. 気を抜かず、常に合気になって対応させる。

2. 間合いに留意し、打突の機会を的確に与え、正しい打突を引き立てるようにさせる。

3. 単調な打突動作の繰り返しにならないように、各種の技を施すことができるよう変化のある対応を工夫させる。