電池の種類
電池には大きく分けて2つの種類があります。
ひとつは一次電池で、いわゆる普通の電池です。
化学反応によって電気を生み出す、使い捨ての電池です。
もう一つは二次電池です。これは充電池と呼ばれます。
自ら電気を生み出すことはなく、電気をたくわえて、必要なときに放出する電池です。
一次電池
電池の中に、化学物質が入っていて、自ら電気を生み出して流すことができる電池です。
電池を使い終わった後は、必ずリサイクルに出しましょう。
危険ですので、燃えるゴミに出したり、自分で分解したりしては行けません。
よく使われるのはアルカリ電池、マンガン電池と呼ばれる電池です。
アルカリ電池の方がパワーが強く長持ちするので、ロボットのモーター駆動によく使われるのはアルカリ電池ですね。
最近はEVOLTA電池など、アルカリ電池よりも強力な電池が増えています。
アルカリ電池やマンガン電池などの乾電池は、多くが1.5Vの電池で、
単1型、単2型、単3型、単4型、単5型・・・というふうにいろいろなサイズが用意されています。
単3型の電池を使うことが多いでしょう。
全てのサイズで電圧は統一されていて、サイズが大きい物が容量が多く長持ちします。
また、9Vの電圧を持つ角型電池も存在しますが、サイズの割に電圧が大きいので、容量が少なくすぐに使えなくなってしまいます。
これは大きい電力を必要としないマイコン電源などに使われることが多いですね。
二次電池
充電池とも呼ばれています。使う前には充電しなければいけません。
全ての充電池には、「2000mAh」など、容量が書かれています。容量の多いものほど長持ちします。
より容量の大きい電池を作るために日々研究が行われていて、沢山の種類の二次電池が存在します。
例えばニッケル水素電池、ニッカド電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池などです。
二次電池にはメモリー効果という現象が起こります。
ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などはこの効果があまり現れませんが、ニッカド電池などには特に顕著に見られます。
メモリー効果とは、「ためた分しか使えない」という現象のことです。
例えば電池を半分だけ使って、その後充電すると、そのとき充電した半分の電気しか使えなくなってしまいます。
ニッカド電池を使うときには、必ず放電しきってから充電をするようにしましょう。
また、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池でもメモリー効果はわずかに発生します。
不必要に充電を繰り返すと電池の寿命を縮めてしまいますので、注意しましょう。