2009 調布画廊(針生一郎 企画)/東京

ドローイング8

ドローイング8 46x33cm

具象といっても眼に見える形の再現ではなく、抽象といっても観念の図式

ではない。

達和子は早くから人間・女・生きものたちの「生命のぬくもり」に固執して、

多くの画廊で発表してきた。それらの制作はなかなか造形力にみちていて、

とりわけ年季が加わるとともにユーモアがあふれてきたのが認められる。

単純化した表現に転衣無縫の自在さがあらわれるのを待つばかりだ。

針生一郎 (個展DMより抜粋)