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ImageJではじめる生物画像解析
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本の内容の訂正
1章2節 演習の準備
2章1節 画像から数値へ
2章2節 数値から画像へ
2章3節 補遺 Bioformatsをコマンドラインから使う (書きかけ、三浦)
2章4節 多次元画像とその取り扱い
3章1節 測定対象の特定
3章2節 分節化と画像演算
3章3節 二値化前のフィルタ処理
3章4節 二値化後のフィルタ処理
4章1節 形態の定量・形状の検出
4章2節 3Dデータにおける形態解析
4章3節 輝度の経時的変化の測定
4章4節 位置の経時的変化の測定
4章5節 形態の経時的変化の測定
4章6節 位置・輝度・形態の 複合的な経時的変化の測定
5章1節 公開プラグインを用いた 画像解析: LPXプラグイン集
5章2節 プラグインによる 自分専用解析ツールの作成
5章3節 ImageJ マクロの書き方
News
Quimp
ImageJマクロの書き方、メーリングリスト
大学生協書籍インターネットサービスで理工書ランキング3位!
電子版の発売
連載のサポートから本のサポートに移行
ウェブサイトを「世界に公開」にしました。
リンクのページを加えました
連載第5回のサポートページを加えました
第三回のサポートページ part2
Jythonの書き方の解説
連載第三回のサポートページ
連載第一回の補助情報
第二回のサポートページ
11月22日発売の『細胞工学』
連載第一回のサポートページを加えました。
3DViewe スクリプトのアップデート
Articles
Jython Basics
3Dviewerをスクリプトで動かす・録画する
機械学習:Wekaのスクリプティング
LOCIツールの使い方と錯視データ
その他・プラグインのインストールなど
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本の内容の訂正
1章2節 演習の準備
2章1節 画像から数値へ
2章2節 数値から画像へ
2章3節 補遺 Bioformatsをコマンドラインから使う (書きかけ、三浦)
2章4節 多次元画像とその取り扱い
3章1節 測定対象の特定
3章2節 分節化と画像演算
3章3節 二値化前のフィルタ処理
3章4節 二値化後のフィルタ処理
4章1節 形態の定量・形状の検出
4章2節 3Dデータにおける形態解析
4章3節 輝度の経時的変化の測定
4章4節 位置の経時的変化の測定
4章5節 形態の経時的変化の測定
4章6節 位置・輝度・形態の 複合的な経時的変化の測定
5章1節 公開プラグインを用いた 画像解析: LPXプラグイン集
5章2節 プラグインによる 自分専用解析ツールの作成
5章3節 ImageJ マクロの書き方
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1章2節 演習の準備
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2章4節 多次元画像とその取り扱い
3章1節 測定対象の特定
3章2節 分節化と画像演算
3章3節 二値化前のフィルタ処理
3章4節 二値化後のフィルタ処理
4章1節 形態の定量・形状の検出
4章2節 3Dデータにおける形態解析
4章3節 輝度の経時的変化の測定
4章4節 位置の経時的変化の測定
4章5節 形態の経時的変化の測定
4章6節 位置・輝度・形態の 複合的な経時的変化の測定
5章1節 公開プラグインを用いた 画像解析: LPXプラグイン集
5章2節 プラグインによる 自分専用解析ツールの作成
5章3節 ImageJ マクロの書き方
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以下、ImageJを使う上で役に立つサイトのリンク集です。
英語(主なもののみ)
ImageJ 本家ウェブサイト
(imagej.org)
Wayne Rasbandは2010年にNIHを退職したものの、アカウントは削除されずベゼスタの自宅からNIHのサーバをアップデートしています。LinkedinではWayneの職名は「ボランティア・ソフトウェアエンジニア」になっている。なんじゃそりゃあ、という感じですが、開発の中心はGithubに移動し、”NIHのソフト”というのはその意味でもはや間違いというか、"Wayneのソフト"。
ImageJ.net
もっぱらImageJ2と呼ばれている、スクラッチからImageJを作り直すプロジェクトのウェブサイト。ダウンロードして使用できます。GUIはImageJ1とあまり変わらないので同じように使いますが、中身はがらっとかわっています。また、ImageJ1のマクロも使えるようにする、ImagePlusオブジェクトも使えるように配慮する、など、Backward Compatibilityには気をつかっています。なお、この開発はFijiに参加している人間など多数によって行われていますが、中心にいるのはCurtis Ruden。
github/ImageJ1
開発の中心は2012年ごろからgithubに移行しました。そしてImageJ1はもちろんWayneが着実に開発し続けています。
こちらのコミットログ
を見ると、その堅実な開発ぶりに驚嘆します。Githubを使っているけど、修正の要望などは直接メールを送ったりパッチを送ったり、という昔ながらの手段で行われています。
Fiji
多数のプラグインをバンドルしたImageJのディストリビューション。プラグインの自動アップデート機能が特徴的です。2015年中頃からバックエンドがImageJ1からImageJ2に変更になりました。見た目ではわかりませんが。
github/Fiji
Fijiの開発の中心地。かつてはドレスデンのマックスプランク(MPI-CBG)のサーバーにありましたが、MPI-CBGは残念ながらPavel Tomancakといった一部を除き非協力的だったので、結局Guithubへの移行、となりました。Fijiの中心メンバーはその多くがドレスデンから米国東海岸に移動しています。
minimal-ij-plugin
プラグインを書きたい方は、
mavenをインストール
してからこのレポジトリをクローンして開発することをおすすめします。mavenはコミュニティーベースで開発するのであれば今やほとんどデフォルト状態で使われるビルドツールです。mavenのサイトは
こちら
。詳しい話は教科書本文に新井さんが書いてくれましたので、そちらを参照に。あと、コミュニティを意識した開発を行う上で
リビジョン管理ツール、Git
を知っていることはほぼ必須の要件となります。開発したプラグインはローカルでこそこそ使うだけではなく、Update Siteに登録して広く使ってもらうと、さまざまなフィードバックが得られるし、新たな協力者も現れます。
Bioimage Data Analysis (2016), ed. Miura, K., Wiley-VCH
欧州で三浦がオーガナイズしているコースの講師の方々と、実戦的な生物画像解析の教科書を出版しました。内容的には「ImageJではじめる生物画像解析」の次のステップになります。また、ImageJの他に、Matlab及びRを使います。欧州・米国オリンパスの協賛で、電子版は無料でダウンロードできます。
---
生物画像解析における他のオープンソース・ツール、連携して使えるものなど
。
biii.eu
"biii"というのは、Bioimage Informatics Indexのアクロニムです。三浦がヨーロッパを中心にオーガナイズしている生物画像解析集団"
NEUBIAS
"の活動のひとつで、関数レベルでの解析情報の検索が可能な新しい形式のリンク集をウェブツールとして開発しよう、というプロジェクト。2016年からEUにサポートを受けていて、定期的に"taggathon"を行い、充実させていっています。
ウェブサイトプロジェクトのロードマップはこちら
。
EuroBioimaging
のサポートを受けています(が、お金はいつもなくて泣いています。必要なのは人が集まるための旅費だけなのですが)。BIASのコンセプトはこちら(
EuBIAS Manifesto
)に書いてあります。
CellProfiler
"Workflow"という重要なコンセプトを発明し実装したオープンソースのプロジェクト。アルゴリズムは複数を組み合わせて使うことではじめて生物画像解析として意味のある手段となりますが、これを可視化し、扱いやすい形式にしたのがCellProfilerです。Pythonで書かれていますが、処理の中心はハードコードされているので速度的にも問題ありません。また、ImageJのマクロもWorkflowに含めることが可能です。ハーバードのAnne Carpenterのグループが開発しており、中心にいるのはLee Kamentskyというもはや伝説的存在になりつつあるプログラマーです。
RStudio
オープンソースの
統計解析ソフトR
のフロントエンドです。ターミナルから使うコマンドラインのアプリなので敷居の高い雰囲気がありましたが、RStudioがフロントエンドとして加わってから俄然、初心者にも親しみやすくなりました。画像からの数値の抽出はImageJで、数値の取り扱いはRで、という使い方が多く見られるようになっています。
RStudioにはLatexとRによる数値計算を組み合わせて書類を作成するSweaveというツールが実装されています。大変便利。スクリプトを書くときにコメントをつけたりしますが、あれをもっと本格的にしてちゃんとした書類としてフォーマットする、という「文芸的プログラミング」の実践です。日本語での使い方の解説は
こちらなど
。インストールの仕方がたくさん書いてありますが、RStudioではデフォルトで同梱なのでなにもする必要はなく、使い方を覚えるだけです。なお、Sweaveの作者はミュンヘン大学のLeisch教授です。
ImageJからJythonを使ってRを使うことも可能です。Rの関数をImaegJのスクリプトの中で使いたい、といった場合(これはRには数値計算・統計関連関数が豊富なのでよくあることです)に使えます。Rをサーバーとして走らせ、そこにImageJから計算を投げる、答えを受け取る、という感じです。
RServeという機能
を使います。
例としてはこちらなど
。画像のLineROIの輝度分布にマルチ・ピークフィッティングをするスクリプトです。
逆にRからImageJを使うのは難しいので避けたほうがよいです。Rで画像解析したい場合には、
EBImageというBioconductorにパッケージされたツール
がつかえます。EBImageには2014年現在、英語ではよい教科書がないのですが、なんと日本語でのみ、
とても詳しい教科書が存在
しています(三浦と同じ研究所にいるEBImageの開発担当者、Joe Barryがそう言っているので本当だと思います。なお、EBImageの開発をはじめたのはGreg Pau、彼が企業に就職したため、後継者にJoeがなりました)。
Python
この数年(2014年現在から)の間に、Pythonの画像解析・統計関連の関数は目覚ましい勢いで数を増やしているようです。Mahotasという画像解析ライブラリを開発しているLuis Pedro-Colehoが最近カーネギーメロンからEMBLに移ってきて「画像解析におけるMatlabの存在価値はもはやない」と豪語しているので、詳細をいろいろ聞いたのですが、たしかにすごいことになっている。もう少し詳しい話は、ちゃんと別項で書こうと思います。使い方はipythonというpythonのコマンドラインをパワーアップしたインターフェースを使うことをLuisは推奨しています。MatlabライクなインターフェースとしてはSpyderがあります。
Pythonの利点は、C++の画像解析ライブラリがPythonのバインディングを用意することが一般化しつつある、という点です。例えばVigra、OpenCV、ITKなど。
コアのアルゴリズムはいろいろあるようなのですが、三次元の可視化に関してはVTKをフロントエンド化したMayaViが知る限り最高峰で、しかしながらそれでもレンダリングが遅い。3DviewerやImarisに慣れている生物系の立場からは少々物足りなく思います。
ImageJを自由にJythonでスクリプティングできるようになると、「Pythonの外部パッケージを使えないか?」という欲望を持ち始めるひとが結構いるのではないかと思います。Jythonは確かにPythonなのですが、Javaで実装されているPythonなので、似て非なるものです。外部パッケージは使えません。となると、数値計算はどうしたらよいのだ、ということになるのですが、その場合には上記のようにRを使うか、あるいはJava自体に豊富なライブラリがあります。例えば
ApacheCommons Math
など。これらのライブラリを探せばだいたい見つかる、ということにすぐ気がつくはずです。また、Pythonのパッケージ自身、特に数値計算関連は速度向上のためにCやC++で書かれたもののラッパーであることが多く、その大本の部分に関するJavaのラッパーがないか、探してみる、というのももう1つの手です。
ICY
ImageJをライブラリの一部として含みつつ、さまざまな機能を追加したパッケージです。GUIも使い勝手も全く異なるので、そうは思えませんが、見方によってはImageJのディストリのひとつとして捉えることもできます。3次元方面に関する独自の実装があるので、Fijiで見つけることのできない機能がいろいろあります。スクリプティングに関してさまざまな言語が可能で、特にグラフィカルプログラミング(”Protocol”と呼ばれている。マウスでモジュールを並べてゆく。例えば
これ
)を行うことが可能で、テキストでスクリプトを書くことに敷居の高さを感じる方は試してみると良いかもしれません。
パリのパスツール研究所のジャン=クリストフ・オリヴォ=マリンの研究室が開発している生物画像解析のパッケージです。開発の中心にいるのはファブリス・デシャモン。数人の開発チームがとてもアクティブに日々更新を続けています。
CellCognition
大量処理顕微鏡法(High Throughput Microscopy)の大量画像データを念頭に開発されているPythonベースのソフトです。EMBLを中心に行われた細胞分裂に関わる遺伝子・タンパク質の網羅的な解析を行ったMitocheckプロジェクトの副産物です。開発の中心人物はクリストフ・ゾマーで、現在はウィーンがその開発の中心地になっています。
機械学習を駆使して細胞の状態を分類するなど、フェノタイピングにはうってつけの機能がさまざまに実装されています。通常の顕微鏡画像の場合、ファイル名の記法などに制約があるため、導入が少々ややこしくこのあたりだけ少々面倒です。
ilastik
機械学習によるピクセルベースの画像分節化を行うソフト。最近(2016年現在)ではこれを使って分節化、その下流の解析はFijiで、という人が結構でてきています。オブジェクトベースの分節化を組み合わせることで、複雑なトポロジーを条件に加味することもできるようになっています。また、外部のライブラリが必要になりますが、機械学習に基づく粒子追跡も実装されています。
ハイデルベルク大学のフレッド・ハンプレヒトの研究室が開発しています。同じ研究室が
C++のジェネリックな画像処理ライブラリVigraを開発していて
、Ilastikはそのフロントエンドでもあります。
関係ないですが、フレッドはドイツ国内で歴史上最年少で教授になった人です。講義がとてもおもしろい。
ITK / VTK
OpenCV
いわずとしれたコンピュータヴィジョンのライブラリです。
Javaでもライブラリとして使うことが可能で、ImageJのプラグインでは、キゾン・ツェン(EMBLを含め欧州で長らく活躍していましたが、今は故国の台湾に戻って企業で活躍しているそうです)が開発したプラグインが、OpenCVを使っています。たとえば、
このParticle Image Velocitometryプラグイン
。
OpenCV画像解析入門
日本語で書かれたOpenCVの解説・チュートリアルとてとても良く書かれています。ImageJでもOpenCVを使ったプラグインがいくつか存在しますが、このサイトでは直接C++でアクセスする方法が書かれており、とても参考になります。ひとつだけコメントすると、ImageJとの比較が簡潔に書かれているのですが、生物画像解析を行う上でOpenCVの欠点は多次元画像の処理アルゴリズムがないことでしょう。例えば3次元でのフィルタ処理などができない。これは最近のデータを扱う上で、不自由な点になっています。
---
コマーシャルなツール
Matlab
Imaris
日本語
基本テクニック
統合TV:ImageJ関連・動画
初歩的な使い方を三種類、スクリーンキャストのビデオで紹介してくれています。かなり人気が高いようで、サイトのランキングでは上位をつねに占めています。
ImageJを利用して画像を処理・解析する
ImageJのインストールからゲルの半定量法を紹介しています。画像の切り出し、LUTの反転、ピクセル値の反転、スケールの設定、輝度の平均の測定、結果のCSVファイルへの出力、OpenOfficeを使った棒グラフのプロット。
本題からずれますが、半定量ってなんだろう、と思ってググったところ、医療系ではsemi-quantitativeを半定量、と一般的に訳しているようです。意味的には準定量という方が近いような気がします。
目視でバンドを囲む任意のサイズのROIを切りその平均輝度を測っていますが、この方法だと背景の輝度(オフセット)に差がかなり反映されます。流した方向の軸でプロファイルをとって、ベースラインを確定した後にピークの面積を測ったほうが正確です(
こちらに詳しい方法
。あるいは
こちら
。あるいはこの
ビデオ
。ただし、Background Subtractionによる前処理はおすすめしない)。
ImageJを利用して画像を処理・解析する-2
チャネルの合成、CellCounterの使用、スケールの設定、スケールバーの挿入について。
mageJの画像処理パッケージFijiを使って画像を三次元的に解析する
連載第3回で解説した多次元画像の扱い方の内容をざっと眺めることができます。3Dviewerをスクリプトで制御したい方は
こちらの解説をどうぞ
。
ImageJを用いたデジタル画像処理〜ImageJの基本操作〜
兵庫県立大学・西上幸範さんによる解説 (2010)。基本操作とスケールバーの挿入方法がメインのテキストに、付録にさまざまなディストリビューションのリスト、プラグインの解説、ROIの簡単な紹介、ヒストグラムの解説、OverlayとDrawの違いについて触れられています。まったく触ったことのない学部生が「明日までにImaegJの宿題をやらなくては」といったときに、即効性のある解説だと思います。個人的にはOverlayとDrawの違いあたりの解説は重要だと思います。実は開発の過程がごちゃごちゃしていたため、使いにくい部分でもあります。
あちゃぴーの自転車通勤:画像処理ソフトウェアImageJ
生物画像処理のテクニックの解説はありませんが、画像処理ソフトとしての利点が書かれています。コンボリューションインターフェースの使い方などにも触れている。また、初歩的なマクロの例もあります。
Life Science Project: ImageJ
特定のトピックにフォーカスしたかなり多くの記事があります。2010年にはじまったサイトだそうで、内容的にも新しい。残念なのは著者が匿名なことです。名前をだしていただけると今後の日本語世界におけるImageJコミュニティ、ゆくゆくは生物画像解析コミュニティを形成してゆくためによいのではないかと思います。というのも会合にお誘いしたりできるからです。閑話休題。以下、タイトルだけリストします。
imageJ-introduction-
imageJをダウンロードする( Mac OS X )
画像を開く
画像の切り抜き(トリミング)
imageJで単位を合わせて面積を測る
imageJのscaleの単位を変更する
imageJで二点間の距離を測る
imageJで測れるものは?Set Measurementsの設定
複数の範囲の測定結果を記憶してくれるROI Manager
imageJでバンドパターンを測る
動画の読み込み
連続した画像から動画を作製する
imageJ上で動画を再生する
imageJでcurve fittingを行う
imageJでcurve fittingを行うpart2
imageJで使えるshortcutkey
imageJでshortcutkeyを登録する
MetaMorphのndファイルをimageJで開く
imageJでRGB画像を作製する
imageJにプラグインを導入する
imageJで一分子の輝点・粒子の動きを計測・解析する
imageJで細胞数等を数えるCell Counter
東大・生物化学実験法 ImageJ実習
電気泳動のバンドの計測
この方法はバンドの切り方が手動で恣意的になるので筆者はあまりすすめません。手段としてより定量的なのは
こちら
。
動画のシュードカラー表示
明暗のある画像のフィルタ処理
粒子計測
タンパク質の局在の定量
英語マニュアルの和訳
ImageJ日本語情報Wiki
ImageJのウェブサイトの翻訳プロジェクト。部分的です。最終更新が2013年1月。
ImageJ documentation 日本語訳
こちらも本家のドキュメンテーションの翻訳ですが内容は豊富。ただし最後のアップデートが2009年なので、新しい機能はもれているかも。
なお、本家の英語のドキュメンテーションはここ数年来Tiago FerreiraがLatexを使って管理しており、多言語翻訳の際にはぜひひと声かけてくれ、と言っています。プロジェクトのファイルをそのままうけとって日本語に翻訳、というのがいいのではないかと思います。
中級テクニック
バイオイメージング研究のためのImageJによるデジタル画像解析入門(2011年6月版)
(スライド)
日本に少ないImageJの達人、朽名夏麿さんのスライド。情報盛り沢山の濃い内容で初歩から中級の内容までふくまれます。初心者にはとっつきにくいかもしれませんが、ある程度の経験者にはお勧めです。名調子でメリハリのある、かつ味わい深いトークなので、機会のあるかたはぜひ参加してみるとよいと思います。
上のスライドの2013年バージョンがこちらのリンク先からアクセスできます
。奈良先端科学技術大学院大学で行われたチュートリアルのためのWikiページ、とのことで、内容的に2011年よりも増えています。朽名さんの弟子(なのかな)の湖城恵さんと、秋田佳恵さんのスライドも加わっています。
個人的に印象深かった解析として朽名夏麿さんの
PNASに掲載された光学流動の解析など
があります。朽名さんは植物の細胞生物学者で、こうした細胞内器官のダイナミクスの測定手段の開発を精力的に展開しています。
上村慎治さんの演習(PDF)
基礎的事項および、FFTの原理、時系列の解析、リスライスなどについて解説があります。
上村慎治さんは鞭毛運動の緻密な研究で有名な方です。
ImageJとMATLABを用いた 定量的画像解析チュートリアル(PDF)
大阪バイオサイエンス研究所の土居智和さんによる定量生物学の会での2009年のチュートリアル。蛍光変化率(∆F/F0)を計算して、疑似カラーで表示するというワークフローをImageJとmatlabそれぞれの場合で解説しています。”おまけ”のトピックが結構凝っています。
おまけ1:ROIを囲って経時変化
[Plot Z-axis profile]の使い方。
おまけ2:ImageJで細胞を数える
[Analyze Particle...]の使い方。にたような方法としては以下のリンク先があります。
ImageJを使った細胞数の計測
おまけ3:ImageJでズレやブレを補正
いわゆるRegistrationの話。EPFLのUnser研究室、Philippe Thévenazらが作った
StackReg
と
TurboReg
が紹介されています。なお、StackRegのバックエンドはTurboRegにほかならないので、マクロでよりカスタマイズした使い方をしたいときには、TurboRegを使うとよいです。
おまけc4:フィルタ処理で細胞自動認識
細胞のトラッキングはこのようにもできる、という例。かなり考えた使い方で、オリジナリティが優れています。
Re - ImageJで学ぶ!
医学系の応用に関するVisionary Imaging Services, Inc.の長期連載ブログ。特に画像処理の原理に関する説明は一般性のある内容なので、専門に関係なくおすすめです。筆者の方(山本修司さん?)に是非お願いしたいのは、プラグインなどの解説にその作者の名前をクレジットしていただきたい、という点。無償提供ではありますが、オープンソースのコミュニティでは、謝辞による作者のクレジットがとても重要視されています。お金の代わりに謝辞、ということになっている。
第70回 ImageJを用いたBoneJの紹介で学ぶ!
第69回 ImageJを用いたDNAマイクロアレイの画像解析で学ぶ!
第67回ImageJによるOpenCVの利用で学ぶ!
第65回ImageJによる医用画像処理の標準的保管表示方法で学ぶ!
第66回 ImageJによるグラフの解析で学ぶ!
第64回 ImageJのプログラムエディタで学ぶ!
第63回 ImageJによる領域抽出の応用ーFijiとレベルセット法で学ぶ!
第62回 ImageJによる関心領域計算手法ーいろいろなROI計測方法についてで学ぶ!
第61回 ImageJによるコントラスト調整の応用ーCLAHEについてで学ぶ!
第60回 ImageJによるGUIの活用で学ぶ!
第68回 ImageJによる粒子画像流速測定法の利用で学ぶ!
第59回 ImageJによるPET-CT Viewerの概要で学ぶ!
第58回 ImageJの便利な機能と操作テクニックで学ぶ!
第57回 ImageJによる特徴点抽出画像処理(2)で学ぶ!
第56回 ImageJによる特徴点抽出画像処理で学ぶ!
第55回 ImageJによる顕微鏡画像処理-マイクロマネージャーにおけるオートフォーカス調整とポジショニング制御-で学ぶ!
第54回 ImageJによる顕微鏡画像処理 -マイクロマネージャーにおけるバイオイメージングデータのグループ管理-で学ぶ!
第53回 ImageJによる顕微鏡画像処理 -マイクロマネージャーの基本的な設定方法と概要-で学ぶ!
第52回 ImageJによる顕微鏡画像処理 -マイクロマネージャーの紹介-で学ぶ!
第51回 ImageJの高次画像処理パッケージーFijiについてーで学ぶ!
第50回 ImageJのバージョンアップと確認方法で学ぶ!
第49回 ImageJの64ビットオペレーティングシステム環境で学ぶ!
第48回 ImageJの構成とWeb活用で学ぶ!
第47回 ImageJとWeb技術で学ぶ!
第46回 ImageJを用いたSQLデータベース接続入門で学ぶ!
第45回 ImageJを用いた動画像処理プログラミングで学ぶ!
第44回 ImageJを用いたリアルタイムな映像信号の取り込み処理で学ぶ!
第43回 ImageJによるマンモグラフィーの画質評価-CDMAMファントム用プラグインの解説-で学ぶ!
第42回 ImageJのソースコード分解(Eclipseを用いたImageJのプラグイン実行方法)で学ぶ!
第41回 ImageJのソースコード分解(Eclipseを用いたImageJソースコードのコンパイル)で学ぶ!
第40回 ImageJとアプリケーションプログラムインターフェースの連携(その2)で学ぶ!
第39回 ImageJとアプリケーションプログラムインターフェースの連携で学ぶ!
第38回 ImageJを用いた統計画像処理とパターン認識(fMRIへの応用)で学ぶ!
第37回 ImageJを用いた統計画像処理とパターン認識(判別分析とクラスタリング)で学ぶ!
第36回 ImageJを用いた統計画像処理とパターン認識(ImageJによる主成分分析)で学ぶ!
第34回 ImageJの追加機能についてで学ぶ!
第33回 ImageJマクロを用いた画像処理の自動化で学ぶ!
第32回 ImageJによる領域抽出処理で学ぶ!
第31回 テンプレートマッチングによる医用画像処理で学ぶ!
第30回 連続画像処理 ImageJ-VTK(The Visualization ToolKit)の活用で学ぶ!
第29回 連続画像処理 ImageJオープンソースネットワーク環境を用いた複数画像処理で学ぶ!
第28回 連続画像処理 ImageJマクロプログラムによる複数画像処理で学ぶ!
第27回 連続画像処理 ImageJによる動画像の取り扱いについてで学ぶ!
第26回 連続画像処理で学ぶ!
第25回 2値化の応用 医用画像の特徴量解析(フラクタル解析)で学ぶ!
第24回 2値画像の形状解析で学ぶ!
第23回 2値画像処理の基本で学ぶ!
第22回 画像の2値化についてで学ぶ!
第21回 画像の幾何学変換処理(実践活用編)ImageJによるPET-CTフュージョンで学ぶ!
第20回 画像の幾何学変換処理入門(その2)で学ぶ!
第19回 画像の幾何学変換処理入門(その1)で学ぶ!
第18回 ImageJを用いたCT画像再構成で学ぶ!
第17回 Ct原理入門(2)-フーリエスライス理論について-で学ぶ!
第16回 投影による画像再構成法の原理についてで学ぶ!
第15回 画像処理フィルタ入門(その4)で学ぶ!
第14回 画像処理フィルタ入門(その3)で学ぶ!
第13回 画像処理フィルタ入門(その2)で学ぶ!
第12回 画像処理フィルタ入門で学ぶ!
第11回 ImageJを用いて画像の周波数表現を理解する(その6)で学ぶ!
第10回 ImageJを用いて画像の周波数表現を理解する(その5)で学ぶ!
第9回 ImageJを用いて画像の周波数表現を理解する(その4)で学ぶ!
第8回 Imagejを用いて画像の周波数表現を理解する(その3)で学ぶ!
第7回 Imagejを用いて画像の周波数表現を理解する(その2)で学ぶ!
第6回 ImageJを用いて画像の周波数表現を理解するで学ぶ!
第5回 Imagejを用いて医用画像の基本的な性質を知ろう(2)で学ぶ!
第4回 医用画像の基本的な性質を知ろう(その1)で学ぶ!
第3回 いろいろな書式の画像データを理解しようで学ぶ!
第2回 ImageJのインストールと医用画像表示で学ぶ!
第1回 ImageJってどんなソフトウェア?で学ぶ!
プラグインなど
KBI Image
朽名夏麿さんが提供しているプラグインのサイト。他にも膨大な量の上級者向け解説などがWiki形式で掲載されています。
プラグインは広汎な機能が搭載されています。膨大な数なのでここにはリストしませんが、あなたの解析に必要な機能がここに埋蔵されているかもしれません。ぜひ訪れてください。なお、2014年後半にはこのプラグインに関して細胞工学の連載記事として紹介していただき、本にも含まれています。
Particle Track and Analysis (PTA)
東に朽名あれば、西に新井あり、のImageJの達人新井由之さんによる一分子追跡のためのプラグイン。高速の二次元ガウス分布フィッティングを実装しています。このツールにより”点々地獄”にあえぐ人々を救済した話はぜひご本人にきいてみるとよいと思います。新井さんのこのプラグインに関しても、細胞工学の連載記事として執筆してもらい、本に含めました。本ではMavenを使ったプラグインの書き方の指南が追記されています。
Githubのレポジトリ
三浦が少々共同作業したときの
記録
。
新井由之さんは細胞性粘菌の研究者で、PNASに掲載された
細胞膜上を伝播する脂質の波の解析
が実に印象的です。読む時間のないひとは、ムービーだけでも一見の価値あり。走化性応答の際に動けなくても反応はしている、という含蓄深いデータです。
KotlinでImageJ Plugin作成
新井さんによるJava互換のKotlinという言語によるプラグインの作成メモ。Null安全性があるためNullPointerException(ヌルポ)が出て怒られることがなく、デバックがしやすいとか。
魚有
二波長データを処理するためのマクロが公開されています。寂しいことに匿名…
サイトのネーミングがよい。
imsview
可視化のプラグイン(?)。
マクロの書き方
ImageJマクロの覚書
わかりにくい部分がメモされている。runMacroコマンドとか、ROIManagerのマクロでの扱い方とか。
誰も教えてくれないImageJの使い方(というかマクロの使い方)
ImageJ マクロドキュメンテーションの日本語訳
こつこつと翻訳されている。
ImageJマクロのあれこれ
内容を詳しく見ていないが、トピックは肝になる部分が書かれている様子
特定のトピックス
バンドの定量
ImageJによるCBB SDS-Page ゲルの検量線の作成
ImageJの元祖、NIHImageはもともとゲルのバンドを定量するためのツールとして開発が始まったのですが(1980年台後半のことです)、これはまさにその使い方です。
ほかにも多数ありますが、困ったことに間違った方法を教えているのがあまりに多い。注意してください。
粒子径の測定
ImageJで画像から粒子径を求める
Analyze Particlesを使っての測定のステップ・バイ・ステップのチュートリアル。サンプル画像があるとありがたいです。
[ImageJ] 粒子径の測定
これはあまりおすすめの使い方ではありません。PowerpointでROIを切っていますが、同じことがより正確にImageJのROI機能、さらにはFit Ovalで半自動化可能です。またエクセルの利用は全廃をめざすべきです。
ImageJ-Matlab
ImageJのROIをmatlabで読み込む方法
サンプル画像
細胞内ロジスティクスのデジタル解析
その他
『細胞工学』のサイト
2014年から15年の連載でお世話になった『細胞工学』のサイトです。
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