大きく分けると、「文法」「長文」「リスニング(聞き取り)」の3つと、どれにもかかわる「単語」があります。
「文法」は、問題形式として
1. 「カッコ内の語を適切に変えよ」(単語が書いてある)など
主語や時制(時間)の見極め、たまに熟語の理解。
2.「カッコ内に当てはまる語を答えよ」(単語を書き込む、または単語や文を選択)など
熟語の理解が第一、主語や時制による語の変化にも注意。
会話文では、前後の文がヒント。出題されやすく落としやすい問題。
3.「カッコ内の語を日本語に合うように(意味が通るように)並べよ」など
まず英単語の動詞に注目する。日本語があれば、文の主語と動詞がなにかに注目できるので比較的楽で、特徴的な言い回しに注目する。入試レベルでは日常会話に近い日本語が多くなるので、主語の省略や言い換えが必要なことも多い。日本語がない場合は、熟語を利用しないと並べ替えられないことが多い。
4.「文を指示にしたがって書き換えよ」など
基本的な文法問題だが、日本語と英語との表現の違いや言い換えが必要で、地味に落としやすい。
どの形式でも基本的なパターン演習での慣れが必要です。
まずは、学校配布のワーク(問題集)が十分解けるかどうか、です。
考査ではまんべんなく出題されますが、入試では文法は全体的に減少傾向で、2.か3.の形式が多いです。
「長文」
1.「空欄に当てはまるもの(単語、文)を選べ」など
本文の内容や図表から判断する。前後から判断できることが多い。
2.「内容に合うもの(合わないもの)を選べ」など
本文全体から探すので、内容が理解できている必要がある。
3.「主題(あるいは段落のタイトル)を選べ」など
タイトルを選ぶ問題は、主題でも段落でも、その最初または最後にヒントがある。
4.「英語で答えよ」など
問題文と本文を見比べて、使われている単語が多い部分がヒント。登場人物の人称は本文そのままにはならないので注意。
本文を読む前に、問題文の最初には場面や登場人物の説明が書かれています。そこからわかることもあるので要注目。
文章を読むには、まず動詞に注目して文章全体の意味を、次に主語と目的語・補語の関係に着目して内容を、前から順に読んで、どれだけ速く正確に理解できるかによります。
特に説明文では、接続詞と名詞の修飾(前置修飾、関係代名詞などの後置修飾)がカギです。これは国語でも同じです。
内容も、比較的少し前に話題になったものや身近なことが多く、国語よりイメージしやすいことが多いです。
あとは時期的な内容(12月から1月ならクリスマスや正月に、7月から9月なら夏休みに関すること、など)で、単語もそれに応じた月や季節について聞かれることもよくあります。