近年、文化財分野においてオープンソースの活用やデジタル・アーカイブやオープンデータ化が文化財研究機関や、大学、自治体、博物館等で進んでいる。また、国土情報や災害情報などさまざまなオープンデータとして公開されている地理空間情報と文化財情報をGIS上で組み合わせた分析や取り組みも増えてきている。全国の文化財を集約したWebGISの公開や、文化財防災・保護への活用、各自治体による遺跡地図や文化財地図のGIS化など様々な取り組みがある。
本企画セッションでは、様々なFOSS4Gにまつわる文化財の保護や活用、デジタル・アーカイブについて話題提供を行い、今後の文化財分野とFOSS4Gの融合や可能性を議論する。
16:00-16:05 開催趣旨
岩崎亘典(鳥取大学)、武内樹治(奈良文化財研究所)
16:05-17:05(60分) 話題提供
16:05-16:20
「地理情報システムを用いた文化財の情報基盤と分析」
武内樹治(奈良文化財研究所)
16:20-16:35
「文化資源・地理情報のデジタルアーカイブと教育利用」
山内啓之(立命館大学アート・リサーチセンター)
16:35-16:50
「自治体デジタルアーカイブの作成と文化財情報のオープン化」
大矢祐司(松原市教育委員会)
16:50-17:05
「GISを活用した大規模災害時の被災文化財把握の迅速化」
宮本利邦(阿蘇市教育委員会)※オンラインでの報告
17:05-17:15 コメント
渡邊敬逸(愛媛大学)
17:15-17:35 討論
17:35-17:40 クロージング
開催日時:10月26日(土)16:00~17:40
開催場所:京都大学宇治キャンパス(京都府宇治市)
開催形式:対面、 オンライン配信も実施
オンライン配信URL: https://www.youtube.com/live/pnIwYAn4fXw?si=oaLVbCdTz7IxvDLz
共催:(一社)OSGeo日本支部
日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)24K00142「考古学ビッグデータの統合と3D-GISによる古代寺院立地・造営・景観論」(研究代表者:野口 淳)
本シンポジウムは、第33回地理情報システム学会研究発表大会の企画セッションとして開催されます。学会員の方・学会員以外の方どちらの方も無料でご参加いただけます。(企画セッション以外の研究発表を聴講される場合の大会への参加登録はこちらからご確認ください。)
本シンポジウムについては、対面参加は申し込み不要です、直接会場へお越しください。オンライン配信につきましてはYouTube Liveにて行いますので、時間になりましたら上記のオンライン配信URLをクリックしてください。