天気:晴れ
ホテルに預けていた自転車を受け取る。立派なエントランスから、昨日の雨でびっしょりの自転車を引いて出て行くときには、ちょっと申し訳なかった。
今日走る距離はかなり短いので、かなりのんびり目にこぎ出す。
舞坂あたりにさしかかると、小学生たちが団体で見学をしていて、引率の先生がいる。どうやら社会科見学の小学生たちのようだ。話している言葉が西寄りなので、関西圏からの見学かも。新居関への船着き場などを見ている。俺も、そのあたりをのんびりと見物。
新居関へ、新幹線の脇を走っていく。昔は船が進んでいったところを埋め立てたようなコース。向かい風が厳しい。浜名湖では潮干狩りの人々がたくさん。潮干狩り向けの駐車場もたくさん。
新居関では、関所の遺跡を見学。興味深い。併設されている資料館もなかなか興味深いものだった。
白須賀宿へ向けて、また向かい風の中を走る。どうしてこうも向かい風。。ようやく汐見坂に到着。旧東海道は、これまでの国道から、樹に囲まれた細い道に移る。涼しげだけれど、、意外にやっぱり坂がきつい。
白須賀宿は、ぜんぜん宿場の面影がなく、ちょっと郊外の住宅街だった。いくつか碑があり、眺めて先に進む。
また国道に合流し、二川付近まで。二川宿には、本陣資料館があり。ここの資料館は、絶対によるべき。とても良かった。浮世絵体験コーナーや、本陣、旅籠の実物の資料や、企画展も定期的に行っていて、俺が立ち寄ったときは古地図の企画をしていた。 とても精力的に運営されているようで、旧東海道を旅される方は、絶対によるべきでしょう。1時間~2時間眺めていました。
吉田宿(豊橋)の近くで、おやつを食べる。旧東海道沿いの和菓子屋さんで、わらび餅。うまい。
御油を越えて、赤坂へ。「夏の月御油より出でて赤坂や」。あっという間に赤坂の大橋屋に到着。
3時半に到着して欲しいと言われたのに対して、3時頃に到着してしまった。夕ご飯などにはまだ時間がある、ということで、荷物を置いてから、近場のお寺で時間をつぶす。 遠くで子供が遊ぶ声が聞こえ、境内は静寂、風に揺れる木々の音。夕方の涼しい風に吹かれて、ぼーっと、境内の風景を眺めていると、心を洗われる気分だった。
1時間ほど時間をつぶしてから、宿に戻る。こぎれいな風呂は、木の浴槽で気分がよい。今日宿泊する部屋は、松尾芭蕉が宿泊したとされる部屋。広さがそれなりにあり、一人で泊まるとちょっとだけ寂しい。けど、これだけ贅沢なことはない。
夕食ができたとのこと、食事をする部屋へ。テーブルの上にそろえられている料理は、とてもおいしそう。そして、山芋をすった物が名物とのことで勧められた。これが、うまい。ご飯にかけても、おそばにかけても、そのまますすってもおいしかった。その他の料理も心づくしでとてもおいしい。大満足で平らげました。
部屋に戻り、すぐにまどろんだので、そのままおやすみなさい。。