天気:雨
8:30、江尻のホテルを出発します。残念ながら、出発時点から雨降り、ザックカバーと雨合羽で雨対策の姿で出発です。
9:00、静岡県庁前を通過、ちょっと雨が小降りになってきました。このままやんでくれればいいのですが‥そうはいきませんでした。 静岡を越えて、安倍川にさしかかった辺りで、例の有名な「安倍川餅」を食べるために店に立ち寄ります。今日は一日雨で、景色を眺めながら休むこともないだろうし、鞄には余裕もないので、店の中で食べることにします。 こしあん、つぶあん、きなこのセットをいただきました。福山雅治も訪れたお店とのこと、テレビで放送された様子が流されていました。 安倍川餅、うまかった!
安倍川を渡ると、丸子宿に到着です。大きい川の両側には宿場があるのですね。 ここのとろろ汁も名物なのですが、まだ朝早く、しかも安倍川餅を食べた後だったので、パスしました。残念は残念。
丸子宿を抜けると、宇津谷峠が目の前に。晴れていれば峠道を走ってみるのですが、この先に日坂峠も越えなきゃ行けないし、雨も降っているし、ということで、現代のトンネルを抜けることに。らくらく。 便利な世の中になったものです。 昔は、それなりに難所だったようです。
10:20ころ、岡部宿に到着、かなり順調な行程です。旅籠の記念館がありますが、入館料が必要らしいので外から覗く程度にしておいて先を急ぎます。雨が降っていると、見物するのもおっくうになります。。
10:40ころ、藤枝宿に到着です。走っていると藤の花が所々咲いていて、目を楽しませてくれます。
11:35頃、島田宿に到着、本陣跡に綺麗な広場や店舗が並んでいました。からくり時計がありましたが、そのからくりまではみれなかったなぁ。
12:10ころ、とうとう大井川に到着。昔の人は、雨が降って増水するとわたれなかった、有名な難所です。今日は雨で増水していて、江戸時代だったらここで足止めです。 大井川は、なるほど浅くて船を渡せず、かつ幅が広い川で、橋がないとわたるのが大変な場所でした。 橋を架けさせないのは、有効なんだなと感じました。
ちなみに、大井川に橋が架かったのは明治3年。明治政府が、庶民に対して「明治政府っていい子とするでしょ」と実感させるにはうってつけの、規制緩和の政策だったんですね。
12:20頃、大井川の反対側、金谷宿に到着です。現代だと、雨が降っても10分程度で渡れてしまうんです。
さて、ここから日坂峠、石畳の道が再現されていますが、自転車には厳しいので泣く泣く車道を行きます。ここも、晴れてれば押しながら歩くんだけどなぁ。。 車道も、それなりの坂道で、ひたすら登ります。雨も強く、孤独な戦い。反対側から親子が自転車でやってきますが、下りなのにお父さんは自転車を降りていました。この雨の中、自転車の下りブレーキは怖いです。 峠をどうにか足をつかずに登り切りました! 残るのは下りですが、こちらも怖い。汗が乾いて寒いし、雨でブレーキがききづらくてスピード出せないし、タイヤがいつ滑るかわからないし、ヒヤヒヤで冷え冷えです。 日坂バイパスを傍目に、とにかく下ります。53次の宿場町のうち、日坂宿だけは何も観ないうちに通り過ぎる結果となりました。 残念だけど、しょうがない。
13:00頃、遅めの昼食を道の駅で取ることにします。こんなびちょびちょの姿で店に入るのが申し訳なく、道の駅なら許されるかなと。
14:00頃、掛川宿を通過、14:30頃に、袋井宿に到着。 袋井宿は、江戸から数えても今日から数えても27宿目、ということで、「どまんなか袋井」だそうです。今でものぼりが立っていました。 ここの宿場では、高札場が復元されていて、昔の宿場の趣を楽しめるようにしています。
15:30頃、見付宿(磐田)を通過。ここで、痛恨のルートミス。ここまで大幅に間違えたのは、ここだけです。街が発展していていろいろな道があり、迷ってしまいました。おかげで、見所を見逃して進んでしまいます。
16:30頃、ようやく浜松に到着です。駅の観光案内センターで紹介されたホテルにチェックイン。いやほんと、雨の中お疲れ様ですよ。ザックカバーをして、荷物も袋に包んでいたとはいえ、全体的にしっとりとしています。
シャワーを浴びて人心地ついてから、新聞紙を丸めて、靴・ザックに詰め込み、着ていた服は洗濯して、どうにか明日走れるように準備です。早めに宿について、本当に良かった。
夕食は、ホテルの人に聞いたお薦め鰻屋。ホテルのすぐ裏にある「うなぎ八百徳」です。今日一日、安倍川餅以外まともな名物も食べていないので、これくらいはOKでしょう。 うまかった。
ホテルに朝食もついていないので、コンビニ弁当を買って部屋に戻り、明日の予習をしてから就寝です。明日は晴れという予報ですが、絶対に晴れてね! それではお休みなさい。