12 内部時計の取得

Cindyscriptでコンピュータの内部時計を取得することができます。これにより,アニメーションができます。

内部時計を利用するには,Timer Tick スロットにスクリプトを書きます。

時刻にアクセスする:time()

time() 関数は,リスト[h,m,s,ms] を返します。はじめから,時,分,秒,ミリ秒です。

例:デジタル時計

t=time();

drawtext([0,0],t_1+":"+t_2+":"+t_3,size->32);

Timer Tick スロットにこのコードを書くと,画面左下にプレイコントローラが表示されます。

プレイボタンを押すと,時刻が表示されます。

時刻の取得 : seconds()

この関数は resetclock() の実行後に経過した時刻をミリ秒単位で取得します。

resetclock() は Simulation Start スロットに書きます。

例:ストップウォッチ

Simulation Start スロットに resetclock() を書きます。

Timer Tick スロットに t=seconds() を書きます。

Draw スロットに

m=floor(t/60);

s=mod(floor(t),60);

ds=mod(t*1000,100);

drawtext([0,0],m+":"+s+":"+ds,size->32);

を書きます。

プレイボタンを押すとカウントが始まり,ストップボタンで止まります。

内部時計を利用した,小学校2年生用の時計のソフトが「小学校の算数」のサイトのページにあります。

「はりをうごかす」ボタンをクリックすると,正解の位置まで針が動きます。