13 スライダとアニメーション

2次関数のグラフを係数を変えて動かしたり,軌跡の問題を動かして示すにはスライダを使ってインタラクティブに動かす方法と,内部時計を利用して自動的に動かす方法がある。

スライダを作る

スライダは作図ツールを使って作る。

まず,線分ツールで線分を引き,点を加えるツールで,その上に点を取る。するとその点は線分上だけを動かせるようになる。

点Aと点Cの距離は |A,C| で取得できるので,これを利用する。

内部時計を利用したアニメーション

Timer Tick スロットに t = seconds() を書くと,ミリ秒単位で時刻を取得できる。

時刻のスタートを0にするために,Simulation Start スロットに,resetclock() を書いておく

これで,左下にコントロールボタンができて,プレイボタンで時刻を取得できるようになる。

このプレイボタンとは別に,スタート,ストップのボタンを作るには,まず,作図ツールの「文字を加える」(ABCのアイコン)で文字を適当なところに書き,インスペクタを開いて,サイズや塗る色を決め,

「要素の情報」(左上の i アイコン)で,「ボタンとして使う」「クリックボタン」にチェックを入れて,スクリプトに playanimation() と書く。

ストップボタンも同様に作り,スクリプトを stopanimation() とする。

スタート,ストップ時に他に行いたいことがあれば,スクリプトの欄に続けて書けばよい。