10 画像の利用

Cinderellaでは画像ファイルを読み込んで,描画面の背景に使ったり,点を画像に置き換えたりすることができます。Cindyscriptを使えば,任意の場所に任意のサイズで画像を表示することができます。画像を変形することもできます。詳しくは関数リファレンスを参照してもらうとして,ここでは,画像の読み込み方と表示のしかたを簡単に説明しておきます。

メディアブラウザ

ファイルメニューからメディアブラウザを選ぶと,メディアブラウザのポップアップウィンドウが開きます。

左下の+をクリックしてファイルから画像(JPG,PNG)を読み込むことができます。

読み込んだとき,名前はファイル名ですが,これは書き換えることができます。

Background ボタンをクリックすると,背景に貼り込まれます。

また,インスペクタの「画面構成I」ー「背景画像」で変更することができます。

点のかわりに画像を使う

点を作図ツールで取り,インスペクタの「表示方法」「点を画像で置き換える」で点のかわりに画像が使えます。メディアブラウザが開くので,画像を選んで右下のセットボタンをクリックします。

置き換えた画像の表示サイズは,インスペクタの点の大きさでそのままコントロールすることができます。

置き換えた画像は,点の imagerot 属性でコントロールすることができます。x軸方向から時計回りに測った角の方向を向きます。通常の数学での角の向きと逆です。

次の図は,2点A,Bをとり,亀の画像で置き換えて,Bは45°左を向くようにしたものです。

画像を表示する:drawimage(位置,画像名)

点を置き換えるのでなく,点の位置,あるいは単に指定した位置に画像を表示することができます。

この場合は,scaleオプションによりサイズを変えたり,angleオプションで向きを変えたりできます。オプションはたくさんあって,透明度を変えたり,反転したりすることもできます。

次の図は,小学校1年生用の算数の練習ソフトです。いろいろ画像を表示して練習問題を作ることができます。