名大医学部を卒業後、第一内科に入局、循環器病研究室で心電図自動診断の研究に没頭、米国でさらに心電図分析法の研究に従事した。帰国後血栓症の研究および循環器疾患の治療に従事する。名大病院カルテ部助手に就任後、診療録・診療情報管理を通して、オーダリング、電子カルテシステム構築に向けて奮闘。電子カルテシステムを絶対に稼働させるとの強い思いをもってシステム構築を終えて名古屋大学を定年退職。
その後、藤田保健衛生大学医療科学部に医療経営情報学科を立ち上げるために学科長に就任、第1回生を送り出して退職。
退職後、縁あって東員病院院長として宮内誠理事長からお誘いを受け、認知症疾患の治療に従事している。トップマネジメントの一人として今までの臨床、研究が大変役に立っている。
名古屋大学医学部第一内科、同大学院医学研究科(医療管理情報学)で指導した医局員や教え子は開業医として、あるいは教授、教員として、あるいは企業の要職として活躍している。また藤田医科大学の卒業生は医事業務や診療情報管理の分野で活躍している。
今後も今まで学び、研究してきた病院管理学、診療情報管理学、医療情報学、血栓症学の後押しを受けながら認知症疾患の治療に奮戦したいと思っている。