●指揮者:伊東恵司
1967年、京都市生まれ。
1990年、同志社大学を卒業。在学中は「ポストモダン芸術論」を専攻し、音楽論、映画論、写真論等に造詣を深める。また、同時に所属していた『同志社グリークラブ』の第58代学生指揮者として、「向うところ敵なし!」とさえ言われた黄金期を築くとともに、指揮者の(故)福永陽一郎氏より絶大な信頼を受け、ヨーロッパ演奏旅行、東西四大学合唱演奏会、同関交歓演奏会、関西六大学合唱演奏会、定期演奏会等で活躍。1993年に男声合唱団『なにわコラリアーズ』を創設。1999年には地元京都に『合唱団「葡萄の樹」』を創設。 2006年には児童合唱団『みやこ・キッズ・ハーモニー』を創設。
演奏会を始めとし、各種コンクール等でも活躍中。
全日本合唱コンクールでは、『なにわコラリアーズ』の10年連続金賞受賞(01,04,07年度文部科学大臣賞受賞)をはじめとし、Ansemble VINEなど複数の団体で合計15個の金賞を受賞。
現在は、全国各地で合唱指導を引き受ける他、「アルティ声楽アンサンブルフェスティバル(京都)」「コーラスめっせ(大阪)」河合出版との提携による新進作曲家とのコラボレーション「オール新作コンサート」の企画運営、市民参加型合唱劇のプロデュース、わらべうたプロジェクトなど、「合唱に」関する多彩な仕掛けを行っている。
鋭く繊細な感性とテクストの独自の読み込みから、音楽は常に個性的であろうとする。また、本番の集中力と情感ある演奏が特徴である。見かけによらず気分屋であるのは本人も認めるところであるが、人を包み込む大らかさと優しさによって、どの合唱団でもさりげない指導力を発揮している。「なんだって心を込めれば美味しい!あるものを生かして料理!(本人談)」というのが最近のモットーでもあるらしい。
同志社大学勤務。大阪府合唱連盟理事。京都府合唱連盟理事。日本合唱指揮者協会関西支部事務局次長。21世紀の合唱を考える合唱人集団 「音楽樹」会員。
趣味:合唱、映画評論、読書、文章書き。(そして実はサッカーが好きである)