自然環境の保護

研究部門&地域貢献活動部門

  自然を親しむ講座を修了後、興味のある分野でさらに深く学習するための研究部門は、本校の知識資源の中核をなす部門です。大学や博物館等との協業も行っています。また、研究・調査の成果を基に、自然環境保護活動や環境保全への提案・情報発信・啓蒙活動など幅広く展開しています。地域支部、サークル団体など活動母体の裾野は広く、行政や各種団体・企業等との提携、提案型受託事業にも積極的に取り組んでいます。

研究活動発表会

例年、2月末から3月上旬に開催されてきた研究活動発表会を、講座部本科の講座生が修了後の進路選択に役立ててもらえるように、2019年度から進路ガイダンス前の1月上旬に実施するように変更しました。各科が年間を通じて様々な自然や環境問題との接点を訪れ、得られた感動や驚嘆を発表しています。また、パネル発表では活動内容を報告する資料が展示され、各科員が来場者に説明しています。

研究部

   研究部門は、所属会員が490人とシニア自然大学校の中では最大規模で、12の研究部で構成されています。所属会員対象に年6回の共通講座を開催するほか、研究活動で得た知見を社会に還元すべく、さまざまな社会貢献活動を行っています。年に1回、研究活動発表会やパネル展示も行っています。

(活動日:毎週金曜日)

 野山に出かけ季節の自然とふれあい、植物観察を通じて自然を楽しんでいます。植物たちが逞しく生きていく壮大なドラマを観察し、その不思議や驚きの発見を仲間達と語らい、植物の魅力や楽しさを次世代の子どもたちに伝えています。                       

(活動日:毎週金曜日)

地球温暖化・環境汚染などの環境問題について、みんなで考え研鑚に努めるとともに環境を念頭において、社会貢献・自然観察・施設見学等の活動を行っています。                      

(活動日:毎週金曜日)

大阪近郊において生物多様性が豊かなフィールドの昆虫相を調査し記録として残すなど、活動を通じて多彩な昆虫の適応力・不思議さ・美しさなど魅力ある生態に触れ、それらを生み出し育む自然環境の大切さを学び、ムシの世界から自然保護に思いを致す活動をしています。 

(活動日:毎週木曜日)

科学の目で自然を観察し、実験を通して物事の仕組みを学習しています。学んだことを活かし、「親子で楽しむ科学実験教室」などを通じて、未来を担う子どもたちに自然や科学の「不思議さ」、「面白さ」を伝えています。  

(活動日:毎週金曜日)

自然が大好き、観察が大好き、工作が大好きの集まりです。自然観察、自然工作を通じて自然環境を守り、自然環境の大切さを大人や子どもたちに伝え、仲間とともに、楽しく面白く社会貢献活動に努めています。  

(活動日:毎週金曜日)

自然をよく観察して、自然の営みを理解し、人の活動を歴史的に捉え、人と自然との付き合い方を考察し、社会との連携を深め、社会に役立つシニアであることをめざして活動しています。               

(活動日:毎週金曜日)

自然に親しみ、植物を愛し、植物観察を楽しむなかで、植物の美しさ、逞しさに触れ、自己啓発につとめています。自然環境の調査・観察や保全活動、ふれあい教室を通じて、社会貢献活動おこなっています。   

(活動日:毎週金曜日)

森林は、我々人類にとって豊かでかけがえのない、大切な共有されるべき自然です。私たちはこの豊かな森林を次の世代に引き継ぐため、叡智を結集し、先人と森林との関わりを尊重し、自然と共生して行動することをめざしています。   

(活動日:毎週金曜日)

大阪府と周辺の河川を中心に、魚類、甲殻類、水生昆虫などを採集、観察して、記録に残しています。水辺で遊びながら、生き物たちとふれあうことで、豊かな自然の生態系の大切さを体感するのが、水生生物科の活動の基本です。    

(活動日:毎週金曜日)

そら組は「みんなで考え みんなで決めて みんなで実行!」をモットーに、一人一人の生き甲斐づくりをめざし、自然観察やハイキングを主に、史跡巡り、歴史探訪、企業や施設見学等、様々な活動を楽しみながら、今なお、青春を体感しています。           

(活動日:毎週木曜日)

森と海の自然科は「森と川と海のつながり」に感動し、自然と人のつながりに学び、ふるさとの「森と川と海との共生」を積極的に考え未来に伝えて行きます。  

(活動日:毎週金曜日)

鳥の観察を通して、四季の移り変わりを目で、耳で、肌で感じながら、鳥の生活を考え、自然環境に思いをはせる活動をしています。

保全活動(調査会)

   調査会は、2つの調査会で構成されています。調査活動で得た知見を社会に還元すべく、さまざまな社会貢献活動を行っています。

1998年以来、大阪府下の水辺で、メダカ、カエル、カメ等々の水生生物の生息状況を、会員や市民諸氏と継続的且つ広域的に調査してきました。いわば「メダカをシンボルとする水辺の生き物と環境を市民と共に考える」市民調査で、日本めだかトラスト協会から環境奨励賞を受賞しています。 

展葉フェノロジー調査会

地球温暖化が進むと樹木の生活はどのように変化するのでしょうか。温暖化に適応して葉の展開、開花は早まり、紅葉、落葉の時期は遅れるのでしょうか。すべての樹種が温暖化に対応できるのでしょうか。これらの疑問に答えるべく、大阪近郊の3カ所(長岡京市西山キャンプ場、六甲甲山、大阪府立少年自然の家)で、葉の展葉時期を観察し記録する活動を行っています。