晴れ間が見えるものの曇りがちな天気。朝の時点では少し風が強いかなという感じでしたが豊島行きの高速艇も予定通り運行となりました。
今回の参加者は小学1年生〜6年生まで8名の子供たち。英検取得参加条件になっており、級に応じてクラスを分けました。
初めて会う子たちもいて、緊張している表情も少し見受けられました。中には懐かしい顔もありました。事情があってNESTONを一旦離れた生徒がこうやってイベントにまた戻ってきてくれるのはとても嬉しいことです。
高速艇では35分ほどで豊島豊浦港に到着。港からはアミューズさんが手配してくれたバンに乗って、写真映えのする人気スポットとして有名な、瀬戸芸作品「海を夢見る人々の場所」へ。英語のタイトルをみんなで復唱。ある生徒から
「The place for English learner」
との発言が出るなど、子供たちから英語に対する前向きな声が聞こえてきました。
記念撮影も、最初は硬い感じでしたが、「もっと自由な気持ちで写真を撮ろう!」との先生からの声がけで徐々に子供達の気持ちもほぐれてきました。
瀬戸内国際芸術祭作品番号te19 海を夢見る人々の場所 Place for sea dreamers (Artwork No. te19)はこちら
記念撮影の後、再び車に乗って今度は東洋オリーブさんの豊島農園へ向かいます。豊島の農園が瀬戸内海で一番広いオリーブ農園だそうです。Seth先生からOlive glove(オリーブ農園)という単語を教えてもらうなど英語のレクチャーを受けたあと、東洋オリーブのまるまるさんからオリーブについてさまざまなお話を伺いました。
オリーブは収穫量のうち90%がゴミになること。
そのゴミを飼料として使うことでオリーブ牛が生まれたこと。
実だけでなく木や葉っぱにも大量の油分が含まれていて、発火しやすいこと(後でかまどで試してみよう!)
生だと渋すぎて鳥に食べられることがないこと。
などなど
ここで聞いたことをベースにインバウンド向けのブローシャ作りにチャレンジする特別カリキュラムを予定しています。
帰りには東洋オリーブさんのオリーブオイルが使われたポテトチップスもお土産にいただきました。
NESTON生はここで取材した内容を元に、東洋オリーブさんのインバウンド向け案内ブローシャの作成にチャレンジする予定です!
東洋オリーブ株式会社のホームページはこちら
株式会社湖池屋のポテトチップス紹介はこちら
【東洋オリーブ農園講師】
向谷 登さん(Noboru Mukaitani)
東洋オリーブ株式会社の農園部 部長を務める。
豊島出身で、豊島・小豆島の農園を管理し、現場で日々環境にやさしいオリーブの栽培に励む、オリーブのプロフェッショナル。
東洋オリーブ株式会社 豊島農園はこちら
アミューズさんが運営する神子が浜ファームへ。途中道を歩いている1人の外国人旅行客に遭遇。「どこからきたのか聞いてみたい!」と英語でのインタビューにチャレンジする子どもがいました。
Where are you from?
I'm from Canada.
勇気を持って尋ねてみると、カナダから一人旅で来た女性でした。豊島の風景が素晴らしくて訪れてみたかった。そう言って彼女はカメラに収めた棚田の写真を見せてくれました。(写真の撮影はNGとのことでした。残念)
グッドチャレンジ!知っていることは重要ではありません。Can doが重要なのです!
ファームでは子どもたちのために1区画だけ稲を残しておいてくれました。おかげで無事に稲刈りを体験できました。
まずは鎌の使い方。危険な道具なのでしっかりと使い方を教わってから始めます。最初は面倒くさがったり、虫から逃げ出したりする子どももいましたが、徐々に慣れてきて、高学年の生徒たちはすごいスピードで全ての稲を刈り取りました。
農業って大変!Why not use a machine?
そういう疑問を持ってもらうこともとても大事です。
Why do you think? 考えてごらん?
その答えは今すぐでなくても構いませんよ。
【アミューズファーム講師】
石井 晶さん(Akira ishii)
太鼓を中心とした音楽芸能をパフォーマンスする団体「鼓童」の出身。
卒業後、2010年に浅草昭和歌謡レヴュー劇団「虎姫一座」に入団し、2019年夏まで浅草アミューズカフェシアターでロングラン公演を続け、その後、豊島のアミューズ研修所でスタッフとして働き、鼓童時代の自給自足の生活で培ったノウハウで、稲作や麦づくり、野菜の栽培などを担当し、オリジナルビールを作ったりと、特に農業事業で活躍中。
刈り取った稲を今度は紐縛って乾燥させるために棒にかけていきます。稲掛けとか稲架と呼ばれる作業です。稲刈りはやったことがあってもこの作業は初めての子がほとんどでした。紐で束ねた稲をどういう順序でかけていくのか、Seth先生による英語のレクチャーが始まりました。
Grip! and split! and twist! and make an A shape! and into an X shape! and hang! and push!
みんなで掛け声をかけながら稲を掛けていきました。
これ全部終わらないとご飯が食べられないよ!高学年の子どもの声がけに最後はみんなで協力して見事やり切りました。
慣れない農作業に疲れ、空腹もピークに達しましたが、今日のお昼ご飯は自分たちで用意しなければなりません。
子どもたちはかまど炊きご飯チームと豚汁チームの2班に分かれます。
かまど炊きごはんチームは着火用に枯葉や枯れた木を集めます。東洋オリーブさんからもらってきた剪定したオリーブの木も入れてみましたが本当によく燃えました。種火に息を吹きかけて炎にするのも初めての体験だったかもしれません。
豚汁チームは最後の仕上げをお手伝いしました。畑に下りてネギを収穫して、洗ってカットします。包丁の切り方は日本人スタッフが丁寧にレクチャーしました。今回の食材は豚肉以外は全て豊島で採れたもの。豊島の名の由来が豊かな島であることに少しでも気づいてもらえたら嬉しいですね。
竈門の蓋をオープン!お米がツヤツヤで本当に美味しそうに炊けました!(iPhoneの充電が切れてしまっていい写真が撮れずにすいません)
おこげも綺麗にできました。おこげが食べたい人?の質問にはみんなから手が上がりました!
「こんなに美味しいご飯食べたことない!」多い子は特大おむすびを4つも食べていました。
おむすびに使ったサラサラのお塩もすぐそばの「てしま天日塩ファーム」で作られた豊島の塩です。今度は施設見学も予定しています。
大人やお友達のおむすび作りまで手伝ってくれる生徒もいて、講師の先生たちもとても喜んでくれました。僕のおむすびも生徒が作ってくれましたよ!美味しかった!
【アミューズシェフ】
小島 翔(Sho Kozima)
料理学校を卒業し、フレンチ料理店で修業を積んだフレンチ出身のシェフ。
2014年からは昭和歌謡レヴュー劇団の常設劇場である、浅草アミューズカフェシアターで料理長を務め、2019年夏からは豊島にあるアミューズ研修所の料理人を務める。
今ではフレンチだけでなく、和食やイタリアン、ビーガン料理などと、スキルの幅を広げ、アミューズ関係者のゲストへの料理提供を行っている。
てしま天日塩ファームはこちら
アミューズさんが用意してくれたホビーとSUPの陸上でのレクチャーを受けはじめたところで、マリンスポーツの統括者の判断により強風のため本日はキャンセルに。海水温は少し下がってきていましたが少しでも海で遊びたいという子供たちの意見を尊重してライフジャケットを装着して海遊びをしました。
ホビーとSUPのチャレンジは来年まで一旦お預けです。ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
ホビーの紹介はこちら
海水温があまり高くはなかったので、海遊びは早めに切り上げ、暖かいシャワーでリフレッシュした後はファームに戻って里山遊び。
池の周りにはかえる、かに、バッタ、かまきり、蝶々など生物がいっぱい。リアルポケモンワールドに子どもたちも夢中でした。
木登りをしたり、石積みをしたり、子どもたちは自分たちでどんどん遊びを見つけて楽しんでくれました。こういう自主性もこのツアーで子どもたちに発揮して欲しかったポイントの一つでした。
子どもたちは遊びの天才です。この好奇心をこれからの生活の中でも無くすことなく育んで欲しいです。
ファームのスタッフが子どもたちには内緒で、かまどの予熱で焼き芋を仕込んでいました。サツマイモもすぐそばの畑で採れたもの。色は通常のサツマイモに比べて薄く白っぽい感じでしたが、中までゆっくりと火が通り、とろとろになった焼き芋は子供達にも大人気でした。食後のデザートで出た自家製いちじくアイスが思ったよりも子どもたちには人気がなかったのですが、焼き芋は大人気!これで子どもたちの機嫌も少しは直ったでしょうか。
さて、英語のワークショップの時間です。今日1日体験したことを振り返り、英語で発表していきました。
英検3級以上の子どもたちはSeth先生とのやりとりだけで、難しいワークシートを仕上げていきます。
英検5級以上の子どもたちは所々バイリンガルのチサ先生のフォローを受けながらオールイングリッシュのワークショップにチャレンジしました。
今日のアクティビティを通して、自分たちが魅力的だと感じた豊島の特徴やアクティビティを1枚のパンフレットにまとめ上げて、最後は1人ずつ英語でプレゼンテーションを行いました。
失敗するの嫌だもん。そう言って発表を嫌がる生徒もいましたが、そのマインドをいつか壊していこうね!
楽しかった1日を無事に終え、高速艇で高松への帰路に着きます。帰りの船の中では疲れて眠る子供もちらほら。
今日の体験を点で終わらせるのではなく、次の体験へとつながることを期待しています。みんな本当にお疲れ様でした。
今度は冬に会おう!