季節外れの低速台風は昨日より遠ざかりましたが、風は昨日以上の強さです。今日も豊島行きの高速艇は欠航、予定を変更して、小豆島土庄港を経由して豊島へ向かいました。
フェリーは昨日よりも大きく揺れました。甲板に出た生徒の帽子が海へ飛ばされてしまうというハプニングも発生。
今日のメンバーは小学校高学年から中学生のアカデミークラスの生徒がメイン。フェリー内でのアクティビティも英語がメインとなります。Matthew先生が今日のスケジュールを英語で説明しました。
港からはアミューズさんが手配してくれたバンに乗って神子が浜ファームへ。車で5分ほど狭い道を走ると緑一面のファームが広がっていました。
棚田の稲は強風で倒れそうになっていました。竹藪の竹も倒れていました。安全なところを通って溜池、畑などを歩きながら講義を受けました。積極的に質問する子も多く、より多くのインプットが得られていました。
ファームの案内人は昨日に引き続きこちら
〇河邉 琴乃さん
1999年神奈川県生まれ。東京農業大学農学部農学科卒業。
海外の農業支援ばかりに目を向けていた高校生だったが、大学1年生のときに出会った秋田のお米農家さんのロマン溢れる話に魅了され、日本の田舎や農業に興味を持つ。
在学中に日本各地とアイルランドの農家さんで住み込みの援農を経験。3年生からは土壌学を専攻し、ソルゴー(緑肥)が土壌に与える影響を研究。
卒業後は林業が盛んな岡山県最北端の村「⻄粟倉村」にあるベンチャー企業に就職。オーダーメイドの木製家具・遊具の営業を経験した後、豊島へ移住し、現在は神子ヶ浜ファームの管理を行いながら、自然が循環する農業を行っている。
昨日に引き続き香川大学の中國先生による瀬戸内海についての講義。瀬戸内海に住む魚の多様性、植物性プランクトンからつながる食物連鎖のピラミッドについて、海流が早いところと遅いところができる地形の秘密など、多くのことを学びました。動物性プランクトンの標本や貴重な本もたくさん見せていただきました。
〇中國 正寿さん(海の研究者)
香川大学 研究員 兼 アミューズ 神子が浜プロジェクトの海を担当。これまで、モルディブや南極海で数ヶ月におよぶ航海と海洋観測を経験。2020年から、環境省のプロジェクトにより香川へ。現在は、瀬戶内海の栄養塩が減った問題から牡蠣の栄養素に関する研究まで、幅広く手かげる。研究論文部数は、30報弱に及ぶ。
神子が浜ファームで野菜の収穫を体験しました。畑をよく見ると雑草が生えたままになっていました。あえて雑草を抜かない農法なんだそうです。企業なお話を伺っている間にもトノサマバッタが飛んできたり、自然の豊かさを体感できました。
竈炊きご飯ととれたて野菜のカレーが今日も一番人気のメニューでした。バーベーキューはやっぱり風に悩まされ、ホットプレートに変更。机や椅子が風で池まで飛ばされたりしました。
デザートにスモア(焼いたマシュマロをビスケットで挟んだお菓子)を作りたいとの生徒のリクエスト。道具がないならみんなで作ってしまおう!とナタを持ってきて串を作り、竈の火でマシュマロを焼きました。あるものでなんとかする、サバイバル体験もきっと役に立つはずです。
アミューズさんが用意してくれた島で採れたスイカのシャーベットも最高でした。島の恵を満喫した贅沢なデザートタイムになりました。
まるで太平洋にいるかのような荒波でした。昨日より荒れた状態のため、深く入ることはできませんでした。砂浜の砂が風に飛ばされて足に当たるととても痛かったです。次は台風に邪魔されず楽しみたいものですね。
神子が浜ファームを離れ、地元で農業を営む 堅信さんが再生した棚田と無農薬の畑を車で巡りました。棚田の復元も少しずつ進められているがまだまだ荒地が多いこと、猪の被害の深刻さなどの苦労話を聞きながらも、でもこの棚田素晴らしいでしょ!と見せてもらった風景には魅了されました。
畑ではさつまいもの収穫も体験させていただきました。お土産にいただきましたが、形は不揃いだったけどとても美味しいさつまいもでした。これからの季節、島で採れたイチジクなどを使ってドライフルーツ作りをしているそうです。次回はそれも体験してみたいですね。
〇藤崎 堅信さん(豊島で立体農業を行う島の方)
豊島出身で、学生の頃に東京へ移住し、その後は学校の教師を務める。定年後は豊島に帰郷し、かつて豊島で藤崎家が行っていた「立体農業」を受け継ぎ、自然が循環する環境で、今もなお農業のある暮らしを営んでいる。
その他にも、豊島産の果物・野菜を使ったドライ商品を製造販売しながら、無農薬のお米や野菜を栽培したり、豊島を綺麗にする活動などをされている。
帰りのフェリーではMatthew先生のレクチャーによりプレゼンテーションが行われました。今日感じたこと、それに対して次にどういうアクションを起こそうと思うか、などイングリッシュスキルだけでなく考える力を身につけるための良い体験となりました。
やり残したことがまだまだいっぱいあります。次回も楽しみに待っていてね。