当初は豊島行き高速艇で行く予定でしたが、台風による強風の影響が残り、高速艇が終日欠航に。キャンセルすることも検討しましたが、多くの参加者からのご要望に応えるかたちで、予定を変更。高松港から小豆島土庄港を経由して豊島へ向かいました。
フェリーは大きく揺れましたが、友達と一緒に過ごす楽しさのせいか、体調不良を訴える生徒は1人もいませんでした。
初めて会う子同士でも、徐々に仲良くなっていきました。
港からはアミューズさんが手配してくれたバンに乗ってアミューズさんが再生中の農場、神子が浜ファームへ向かいました。
溜池、水路、棚田、浜辺、海と水が循環していく仕組みや、棚田を再生させるプロジェクトに取り組む苦労など興味深い話を伺うことができました。最近よく耳にするSDGsを今から50年以上も昔からここ豊島では実践していたのです。
次回の豊島ツアーではこの棚田のお米を収穫する予定です!どんなお米に育つのかとても楽しみですね。
ファームの案内人はこちら
〇河邉 琴乃さん
1999年神奈川県生まれ。東京農業大学農学部農学科卒業。
海外の農業支援ばかりに目を向けていた高校生だったが、大学1年生のときに出会った秋田のお米農家さんのロマン溢れる話に魅了され、日本の田舎や農業に興味を持つ。
在学中に日本各地とアイルランドの農家さんで住み込みの援農を経験。3年生からは土壌学を専攻し、ソルゴー(緑肥)が土壌に与える影響を研究。
卒業後は林業が盛んな岡山県最北端の村「⻄粟倉村」にあるベンチャー企業に就職。オーダーメイドの木製家具・遊具の営業を経験した後、豊島へ移住し、現在は神子ヶ浜ファームの管理を行いながら、自然が循環する農業を行っている。
休憩所に戻り、今度は瀬戸内海についての講義です。瀬戸内海に生息するたくさんの魚について、分かりやすく図やホワイトボードを使って説明していただきました。生徒たちの質問の多さ、鋭さに先生もタジタジでした。初めて見る動物性プランクトンの標本には興味津々。講義の後、浜辺にプランクトン採集に出かけましたが風の強さから網がうまく投げられず、残念ながら失敗となりました。
〇中國 正寿さん(海の研究者)
香川大学 研究員 兼 アミューズ 神子が浜プロジェクトの海を担当。これまで、モルディブや南極海で数ヶ月におよぶ航海と海洋観測を経験。2020年から、環境省のプロジェクトにより香川へ。現在は、瀬戶内海の栄養塩が減った問題から牡蠣の栄養素に関する研究まで、幅広く手かげる。研究論文部数は、30報弱に及ぶ。
神子が浜ファームに出て、今度は畑の説明を聞きました。畑も再生中で今はまだそれほど多くの作物を作っていないとのことでした。夏野菜の収穫もおおよそ済んだ後だったのですが、バーベキューに使う野菜や、デザートに使うミントなどの収穫を体験しました。
最初は面倒くさがっていた生徒もいましたが、摘みたてのミントの新鮮な香りに多くの生徒が驚いていました。
お待ちかねのランチタイムです。先ほど収穫したばかりの野菜を切ってバーベキューの準備を手伝いました。焚き火でバーベーキューを行う予定でしたが強風のため、安全面を考慮してホットプレートを利用することとなりました。食べきれないぐらいのたくさんのお肉をご用意いただきました。
メインはカレーライス!ご飯は竈炊きです!こちらにある竈は神子が浜ファームを復元していたときに発見された100年前の竈。ブロックを積んで修復し、美味しいご飯がたける竃に復活しました。なぜか、子供たちにはおこげはあまり人気がありませんでした。
強風のため、先生たちの監視のもと海遊びチームと釣りなどの浜遊びをするチームに分かれて、プライベートビーチを楽しみました。海遊びチームはしっかりとライフジャケットを着用し、Seth先生と一緒に泳いだり水鉄砲で遊んだりしました。
浜遊びチームは海釣りができる近くの堤防まで散歩。途中でカニを発見しました。カニを捕まえるのを怖がる子供もいました。釣りの方はと言うと、風が強くて釣果はゼロでした。
フェリーに変更したことで海で過ごせる時間が短くなったことに子供たちは残念そうな顔も見せましたが、短い時間でも存分に楽しめたみたいです。名残惜しそうにしながらも、とびきりの笑顔で帰りのフェリーに乗るために大急ぎで片付けをしました。
高松市教育委員会が提供するライフジャケットレンタルステーションを利用しました。
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkyoui/hokentaiiku/anzen-hoken/anzen/raijake.html
帰りのフェリーの中では疲れて眠ってしまう子供達もたくさんいました。
悪天候の影響で、開催できなかったアクティビティや訪問できなかった場所もありました。それは次回の楽しみですね。また、みんなで豊島へ出かけましょう!
お疲れ様でした。