対象 小学3年生以上 参加者8名
アクティビティ
バンダナの草木染め
野菜収穫
アウトドアクッキング(ピザ作り)
サバイバルレクチャー
サイエンスハイク
思い出日記作り
今回のアドベンチャーのテーマは「豊島サバイバル」。
屋外アクティビティがメインのため、小学3年生以上の挑戦者たちが集まりました。午後はすべて英語で活動するという、ちょっぴりハードルの高いプログラムです。
常連の生徒もいれば、初めて参加する生徒も混ざっていて、最初は少し緊張した様子。しかし、集合時間には全員揃い、いよいよ冒険のスタートです。少し風が強い中、高速艇に乗り込み、波を切るように豊島へ向かいます。船のエンジン音とともに、期待と不安が入り混じるドキドキ感が胸を高鳴らせます。
この日、どんな体験が待っているのか――生徒たちの瞳は冒険の始まりを告げる青空の下で輝いていました。
港に到着すると、子どもたちの歓声があがりました。そこには以前の冒険でお世話になったアミューズスタッフの皆さんが待っていて、再会を喜ぶ姿があちこちで見られます。中には嬉しさのあまり駆け寄って抱きつく子どもたちも。スタッフの温かい笑顔に迎えられて、いよいよ冒険気分が盛り上がります。
荷物を積み込んだら、アミューズさんが用意してくれた車に乗り込み、目的地の神子が浜ファームへ移動です。車窓から見える景色に心躍らせながら、わくわくが止まりません。
ファームに到着すると、どっしりと構えたピザ窯がお出迎え。使い込まれた様子からは、この場所で過ごした多くの思い出が感じられます。窯の煤がさらに積み重なっていて、まるでこの場が冒険の歴史を物語っているかのようです。子どもたちも興味津々で、これからどんな体験ができるのか期待に胸を膨らませていました。
まずはオリエンテーションからスタート。今日1日のスケジュールが発表されると、子どもたちの目が一層輝きました。アクティビティのラインナップはまさに盛りだくさん!次々に説明される内容に、驚きや期待が入り混じった笑顔があふれます。
「これ全部できるの?」と興奮気味の声や、「どれから始まるの?」と待ちきれない様子の子どもたち。スタッフの説明を聞きながら、冒険の舞台に立つ準備が整っていきます。今日はどんな挑戦が待っているのか――その期待に満ちた雰囲気が、みんなの心を一つにしていました。
次のアクティビティは、草木染めの材料を自分たちで調達するところから始まります。「あそこに生えているセイタカアワダチソウを目指そう!」とスタッフの声に子どもたちは一斉に動き出しました。
背丈が生徒たちを超えるほどのセイタカアワダチソウが風に揺れながら出迎えます。「これで何ができるんだろう?」という期待と少しの不思議そうな顔。採取したセイタカアワダチソウを丁寧に使い、草木染めの準備が進みます。
そして、染め上げるのは自分たちだけのオリジナルバンダナ!「どんな色になるのかな?」と、全員が心を込めて作業を進めます。自然の恵みから生まれる色彩の魔法に、子どもたちは目を輝かせていました。
ところが、収穫には思わぬ難敵が立ちはだかりました。その正体は、植物の「ひっつき虫」!セイタカアワダチソウの周りで夢中になって作業するうちに、子どもたちの上着にびっしりとくっついてしまいました。
特にフリースを着ていた子の服には、もう一面がひっつき虫だらけ!「取れないよ~!」と笑いながらも奮闘する姿に、みんなで手を貸し合います。このハプニングに一同大盛り上がり。
「これもまたいい経験だね」とスタッフが声をかけると、子どもたちも「こういうのがサバイバルだ!」と笑顔で頷きます。思わぬ形で自然の厳しさ(?)を味わった一幕も、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
丁寧に切り揃えたセイタカアワダチソウの穂先を釜に入れ、いよいよ染料を煮出す作業が始まりました。火を絶やさないように、子どもたちは交代で火吹き棒を使って焚き火を調整します。その手つきは、すでにすっかり板についてきた様子。最初は恐る恐るだったのに、今では火を扱う楽しさを感じ取っているようです。
釜の中で染料がぐつぐつと音を立てて沸き上がり、少しずつ色が染み出していきます。立ち上る湯気とともに、独特の草木の香りがあたり一面に広がり、子どもたちは顔を見合わせて「なんだか不思議な匂い!」と口々に言います。
自然そのものを使った染料作りに、五感をフルに使って体験する子どもたちの姿が印象的でした。この匂いと音、温かい釜のそばで過ごした時間も、彼らにとって特別な記憶になることでしょう。
煮ては水で洗い、また煮る――この工程を3回ほど繰り返すと、セイタカアワダチソウの染料は見事に薄黄色の美しい色を布に染み込ませました。柔らかで優しい自然の色合いに、子どもたちは「すごい!」「こんな綺麗な色になるんだ!」と感嘆の声をあげます。
あとは干して乾かせば、世界に一つだけのオリジナルバンダナが完成です。この工程の中で、特に二人の女の子が大活躍してくれました。手際よく作業を進める姿は頼もしく、みんなの憧れの的に。
最後に、近くで摘んだ朝顔の花を手に記念撮影。一方の男子チームは、竹で薪作りをしていましたが、中から出てくるカミキリムシにもう夢中になって。。。
「今日の一番の思い出はこれかな?」と笑顔を見せる子どもたち。自然と触れ合い、自分の手で何かを作り上げる喜びを存分に味わいました。
お昼のピザ作りに向けて、まずは野菜の収穫に出発!しかし、その前に一仕事。次回来たときに収穫できるよう、野菜の苗をみんなで植えました。子どもたちは土を掘り、苗を丁寧に植えながら、「これが大きくなるのが楽しみ!」と嬉しそうに話します。こうして循環の仕組みを学びながら、自分たちの手で未来の食材を育てる一歩を踏み出しました。
その後、畑で採れたてのピーマンと茄子を抱えて、いざキッチンへ。収穫した野菜を見て、「これがピザになるんだ!」と期待が高まります。調理ではみんなが包丁を持ち、慎重に野菜を切っていきます。その手際は意外と見事で、スタッフもびっくり。
刻んだ野菜をピザの生地に並べて、みんなで作ったトッピングが完成!それぞれの個性が光るピザが次々と仕上がり、オーブンに入れると、キッチンには美味しそうな香りが広がりました。
さて、いよいよお待ちかねのピザ作りが始まります!まずは生地をこねて丸め、丁寧に伸ばしていきます。手に粉をつけながら一生懸命作業する子どもたちの顔は真剣そのもの。「こんなに大きくなった!」と生地を広げるたびに笑顔がこぼれます。
次はトマトソース、バジルソース、ストロベリーソースから好みのソースを塗り広げ、さっき切った野菜とチーズをトッピング。自分たちが収穫した野菜がピザにのる瞬間に、子どもたちは目を輝かせています。いよいよ温めたピザ窯に投入!焼き上がるのにかかるのはたったの3分。香ばしい匂いが立ち上り、次々と美味しそうなピザが完成していきます。
「もっとお手伝いしたい!」「次は私が!」と、子どもたちは自発的に作業を進め、誰もがピザ作りの楽しさに夢中。自分たちの手で焼き上げたピザを味見すると、その味は格別!「これ、最高だね!」と喜ぶ声があちこちから聞こえ、笑顔と満足感に包まれた時間となりました。
お腹いっぱいになった午後は、いよいよ英語のアクティビティがスタート。まずはサム先生による「サバイバル入門」の講座から始まります。最初のチャレンジは簡易シェルターの設置です。グリーンシート、ロープ、そしてポールを使いながら、みんなで協力して組み立てていきます。ペグ打ちに初挑戦する子どもたちもいて、最初は戸惑いながらも徐々にコツを掴み、完成したシェルターに満足げな表情を浮かべていました。
次に取り組んだのは、ロープワークの基本「スクエアノット」の結び方。簡単そうに見えるこの結び方ですが、実際にやってみるとなかなか難しい!それでもサム先生の丁寧な指導のもと、全員が最後にはきちんと結び目を作ることができました。「忘れずに覚えているかな?」とサム先生が笑顔で声をかけると、子どもたちは得意げに結び目を見せてくれました。
最後のアクティビティは、2種類の火起こしに挑戦。スチールウールと電池を使った方法と、マッチと乾燥した小枝を使った伝統的な方法の両方に挑みます。どちらも簡単ではなく、子どもたちは悪戦苦闘!それでも「もう一回やってみる!」と諦めずに挑戦し続けました。最終的に火がついたときの歓声は、まさに努力の結晶。「これがサバイバルなんだ!」と感じた貴重な経験となったことでしょう。
次のアクティビティは「サイエンスハイキング」。課題はシンプルでわくわくするもの――できるだけ多くの種類の木を探し出すこと!ハイキングをしながら、子どもたちは落ち葉を拾い集め始めます。
集めた落ち葉は、ノートの裏に置いてクレヨンでこすると、葉脈の美しい模様が浮かび上がります。この簡単な方法で、落ち葉の形をそのまま記録していくという、サラ先生の素晴らしいアイデアにみんな夢中!「これ、オリーブの葉っぱじゃない?」「紅葉発見!」と、次々に声があがります。一方で、「松の葉っぱはどうすればいいの?」と、難しい葉に挑戦する姿も見られました。
子どもたちはそれぞれ工夫を凝らしながら、自分だけのコレクションブックを完成させていきます。葉っぱ一つひとつに興味を持ち、自然を観察する楽しさを味わったこの時間。完成したコレクションブックには、それぞれの子どもの個性と努力が詰まっていました。
「豊島サバイバル」の最後のアクティビティは、今日の思い出を日記にまとめることです。実は、アクティビティの途中、生徒たちにはインスタントカメラが渡され、一人3枚ずつ写真を撮るチャンスが与えられていました。「今日一番の思い出はこれだ!」と思う瞬間を、自分の目で見つけてカメラに収めるという特別な体験です。
火起こしの挑戦、シェルター作りの完成瞬間、仲間と笑顔で作ったピザ、ハイキング中に見つけた珍しい葉――それぞれが「これだ!」と思う瞬間を真剣に撮影していました。そしてその写真に、簡単な英語のコメントを添え、色鮮やかな日記にまとめていきます。
「This is my favorite moment!」「I learned how to make fire!」「The pizza was so delicious!」と、それぞれの個性あふれるコメントが写真とともに記録され、豊島での冒険がぎゅっと詰まった思い出日記が完成。自分で撮った写真と言葉で振り返る時間は、子どもたちにとって特別なひとときとなりました。この日記は、彼らの心に残る宝物になることでしょう。
いつもなら港で撮影する記念写真ですが、今回は特別に神子が浜ファームでの撮影となりました。青空の下、自然に囲まれた開放的な雰囲気の中での一枚です。
子どもたちは自分たちの作ったシェルターや収穫した野菜を背景に、達成感あふれる笑顔を見せてくれました。そしてその中でひときわ嬉しそうな表情を浮かべていたのは…あれ?もしかして校長先生?子どもたち以上に満喫した様子が、思わずみんなの笑いを誘います。
この写真も、豊島サバイバルの素晴らしい思い出の一つとして、大切に残されることでしょう。