大学機構改革に伴い、正式に消化器外科が発足したのは1999年(平成11年)9月1日となります。それに先立ち、平成10年11月第一外科高橋俊雄教授の後任として山岸久一教授が就任、平成11年4月には第二外科の消化器部門が第一外科に統合され、外科ディヴィジョン化の先駆けとなりました。その後、外科診療部門は現在の7部門になっております。
外科の歴史を紐解けば、1882年(明治15年)療病院外科 猪子止戈之助にはじまり、1899年(明治32年)松山為雄、1902年(明治35年)池田廉一郎の各先生に受け継がれました。
猪子止戈之助先生
松山為雄先生
池田廉一郎先生
そして、1903年京都府立医学専門学校となり、1911年(明治44年)副島豫四郎、1914年(大正3年)河村叶一の各先生に受け継がれました。1921年(大正10年)京都府立医科大学に昇格、1922年(大正11年)から1923年(大正12年)にかけて2講座制となり、第一外科教授に河村叶一先生、第二外科教授に鈴木正次先生が就任されました。
副島豫四郎先生
河村叶一先生
鈴木正次先生
第一外科はその後、1927年(昭和2年)望月成人、1954年(昭和29年)峯 勝、1968年(昭和43年)間島 進、1984年(昭和59年)高橋俊雄の各教授に引き継がれています。この間、1975年(昭和53年)には脳神経外科が、1988年(昭和63年)には小児外科が設立されました。
望月成人先生
峯勝先生
間島進先生
高橋俊雄先生
第二外科は、1928年(昭和3年)横田浩吉、1954年(昭和29年)河村謙二、1967年(昭和42年)橋本 勇、1983年(昭和58年)岡 隆宏の各教授に引き継がれました。峯、河村教授時代に第一外科は消化器外科、脳神経外科、小児外科、第二外科は心血管外科、腎移植外科、消化器外科と少しずつ色分けができたようです。
横田浩吉先生
河村謙二先生
橋本勇先生
岡隆宏先生
この中で、消化器外科だけが第一外科、第二外科の双方に存在していた事に対する機構改革として、双方が合体し、現在の消化器外科が発足いたしました。
山岸久一先生
大辻英吾先生