9月、いよいよ2学期のスタートです。夏休みに得た経験や挑戦を力に変えて、新たな気持ちで学校生活を始める時期となりました。実りある79日間を一日一日大切に過ごしていきたいですね。
9月11日(木)の4・5・6時間目の総合的な学習の時間に「小中合同防災体験学習」が行われました。この取組は、『助けられる側から助ける側へ』というテーマのもと、村の子どもたちが「危機にに直面したとき、受け身ではなく、発信者として、能動的に行動できる人になってほしい」という願いから始まりました。
緑小の5・6年生を招き、小中混合の縦割り6班で行動し、各班が防災クイズと煙体験の2つのブースを順番に回りました。中学生が小学生をリードしながらの活動には、普段の学校生活をはひと味違う、凛とした表情が見られ、職員もその頼もしさに思わずほほ笑んでしまいました。
今回の防災体験学習を通して、中学生は「誰かを引っ張ること」を通じて、自分自身も引っ張り上げてもらったかもしれません。この意識変化は、大人へと成長していくうえで欠かせない大切な一歩です。そしてその意識が、自分の家族や友人だけではなく、「どこかの知らない誰かのために」まで広がっていったとき、その心は、きっと「平和」へとつながっていくのだと感じます。10月には「平和」をテーマにした文化発表会が控えています。この防災体験を経た中学生たちがどんな表情で、どんな想いで取り組んでくれるのか、今からとても楽しみです。