このページでは機関誌『史学』(2016年以降)の目次を紹介しています。
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第93巻1号(2024年6月)
論文
陸奥出羽按察使と秋田城司(十川陽一)
研究ノート
近世オスマン海軍史研究の現状と課題(相磯尚子)
2023年三田史学会大会総合部会シンポジウム「写真と歴史研究」
講演会「写真と歴史研究」趣旨(浅見雅一)
写真の発明と画像保存(吉田成)
幕末明治期 尾張藩主徳川慶勝の写真研究と撮影写真(岩下哲典)
パネルディスカッション
第92巻4号(2024年3月)
論文
清代乾隆前半における日本銅の輸入と各省鋳銭(上田裕之)
特集:中近世ウラマー研究の現在Ⅰ
序(長谷部史彦)
イブン・ハジャル・アルアスカラーニーのタズキラに見られる集団イジャーザの一例(伊藤隆郎)
近世・近代オスマン帝国におけるウラマー名望家 ─ エブッスード家を中心に ─(松尾有里子)
マムルーク朝後期の人名録にみるウラマーの「悪評」 ─ 「記録」の選択から「記憶」としての共有へ ─(太田(塚田)絵里奈)
彙報
第92巻総目次
第92巻3号(2024年2月)
論文
古代の人々と鬼(三宅和朗)
「寄進」の返状と「寄進請文」(村石正行)
鉄道部長新元鹿之助と日本統治時代の台湾鉄道(蔡龍保)
彙報
第92巻1・2号(2023年7月)
論文
溺女の祟り─清代溺嬰応報説話の類型と考察─(山本英史)
農業集落としてみた十字軍時代のベイティン遺跡(パレスチナ自治区) ─農業・水利関連施設の分析と考察から─(渡部展也)
書評
山本英史著『郷役と溺女 ─近代中国郷村管理史研究』(五味知子)
2022年度三田史学会総合部会シンポジウム報告
自然災害と求められる文化財保護のあり方 ─特に大学組織の関与について─
序言(渡辺丈彦)
1966年アルノ川大洪水における美術作品レスキューと保存修復をめぐる一考察 ─ウンベルト・バルディーニの保存修復理念と技法の射程─(田口かおり)
日本における文化財保護制度の成立と展開 ─文化財防災との関係を中心として─(建石徹)
ふくしまの現場から振り返る11年 ─できたこと、できなかったこと─(阿部浩一)
第91巻4号(2023年1月)
論文
戦前期日本における保険企業の設立と経営 ─門野幾之進の活動を事例として─(三科仁伸)
第二次世界大戦後、間島省臨時政府の朝鮮人文官とその活動(尹国花)
1524年のシャフハウゼンにおけるアラーハイリゲン修道院の解散について ─宗教改革前史をめぐる一考察─(野々瀬浩司)
彙報
第91巻総目次
第91巻3号(2022年10月)
論文
古代地方寺院の性格と機能 ─地方豪族と住僧の検討を中心として─(藤本誠)
研究ノート
カイロ城に住むスーフィー聖者の飾紐職人 ─バイラミーヤのイブン・ティムルハーン─(長谷部史彦)
彙報
第91巻1・2号(2022年9月)
論文
朝鮮代牧区の設定と婚姻の特免(安廷苑)
2021年度三田史学会大会総合部会シンポジウム報告:『史学』100年の総括と展望
序言(『史学』編集委員会)
三田史学会と『史学』のこれまで──戦前期を中心として──(神崎忠昭)
近年の『史学』日本史学関係論文の特徴(浅見雅一)
東洋史学の回顧と展望(1991年〜2021年6月)(岩間一弘・長谷部史彦)
1990年以降の西洋史学専攻と『史学』(野々瀬浩司)
民族学考古学専攻の雑誌『史学』との関わり(杉本智俊)
第90巻4号(2022年6月)
論文
叩き台とカナリウムの実 ──メラネシア熱帯雨林におけるアグロフォレストリーの形成──(近森正)
近代オスマン帝国における国家医療の形成と市行政医 ──一九世紀末ー二〇世紀初頭イズミルにおける医療・衛生体制 ──(鈴木真吾)
史料紹介
慶應義塾福澤研究センター所蔵・青木文庫の近代製菓業界紙・誌について(岩間一弘)
第九〇巻総目次
第90巻2・3号(2022年5月)
論文
慶應義塾図書館所蔵『日次記』と徳川吉宗(中島圭一)
真言宗の文書・聖教 ──醍醐寺調査と目録作成をふまえて──(西弥生)
バシレウスの末裔 ──アレクサンドロス大王と秦の始皇帝──(森雅子)
ウガリト語の讃歌に見られる大型のネコとしてのアシュタルト(小板橋又久)
研究ノート
一七世紀末期イングランドに見る土地関連市場の一側面 ──ビジネス・エイジェンシーとしてのコーヒーハウス──(高橋裕一)
エン・ゲヴ遺跡から出土したヘレニズム時代土器片の胎土分析結果から(牧野久実,シャピロ・アナスタシア)
短報
ハバシュ系解放奴隷の聖者ライハーンとその慈善活動(長谷部史彦)
彙報
第90巻1号(2021年9月)
論文
慶長期「煙草」禁令考(村石正行)
明朝の礼楽と統治 ──祭祀と政治(浅井紀)
ザイン・アッ=ディーン・イブン・ムズヒルをめぐる「夢」 ──奇跡譚にみえる後期マムルーク朝有力官僚の人的コネクション──(太田(塚田)絵里奈)
フランス大法官アントワーヌ・デュプラの財政運営 ──16世紀フランス王国財政の財源多角化──(山内邦雄)
彙報
第89巻4号(2021年2月)
論文
日露戦後日本の政府介入と超過需要 ── VAR・VECモデルによる専売制度下食塩市場の分析──(前田廉孝)
台湾澎湖県における宮廟の社会的機能について ──湖西郷南寮村の保寧宮を中心として──(渋谷裕子)
産業化以前のバルセローナにおける家業と女性(1770−1820)──絹産業ギルドの親方・職人とその妻、寡婦、娘たちの「結婚契約書」「遺言書」から──(山道佳子)
彙報
第89巻総目次
第89巻3号(2020年12月)
論文
植民地期のニューギニアにおける小嶺磯吉の活動に関する予察 ── 1905年から1911年における収集活動を中心に ──(臺浩亮)
2020年度三田史学会大会シンポジウム「東アジアのなかの帝国日本 ── 食の交流から考える ──」
序言:東アジアのなかの帝国日本(岩間一弘)
さつまいもと帝国日本(藤原辰史)
帝国日本の台湾・関東州塩需要と流通主体 ──1890-1910年代を中心に ──(前田廉孝)
第89巻1・2号(2020年10月)
論文
計量と歴史記述 ──イブン・アジャミーに関する基礎的考察(一)──(長谷部史彦)
史料紹介
17 世紀初期イングランドのエステイト管理と専門職 ──トマス・クレイの著作から──(高橋裕一)
2019年度三田史学会大会総合部会シンポジウム報告「人間の心性・身体性の歴史を考える──古代・中世を中心として──」
序言(藤本誠)
論文1:日本古代の心性史と環境史(三宅和朗)
論文2:日本中世における身体論について(大喜直彦)
コメント1(桐本東太)
コメント2:環境史の鍵概念としての主観性と史料探索の今後(赤江雄一)
コメント3:脱・人間中心主義の環境史(佐藤孝雄)
新刊紹介
山口徹編『アイランドスケープ・ヒストリーズ ──島景観が架橋する歴史生態学と歴史人類学──』(近森正)
彙報
第88巻3・4号(2020年5月)
論文
平安初期における出羽国の経営と国内豪族統制(十川陽一)
学閥企業家集団に関する経済史研究の意義と課題 ―伊東要蔵とその周辺―(三科仁伸)
一八世紀イスタンブルにおける皮鞣工イブラヒムの遺産とその相続(藤木健二)
元朝の漢語イスラム医学書『回回薬方』と中世イスラム医学書の関わりについて ―第三十四巻折傷門の腹部損傷の記述から―(尾崎貴久子)
ポリネシア口承歌と収穫儀礼 ─レンネル島の集落遺跡発掘による「すみか」の復元─(近森正)
第二神殿時代のユダヤ人埋葬に関する考古学的研究の課題(長尾琢磨)
史料紹介
「足利頼淳宛豊臣秀吉朱印状」の紹介 ―豊臣政権と関東足利氏の再興の視点から―(渡邊浩貴)
彙報
第八八巻総目次
第88巻2号(2019年4月)
論文
一七世紀初頭のオスマン朝エジプト州総督と祈願式 ──『マバーヒジュ』とその続篇に基づく覚書 ──(長谷部史彦)
後期マムルーク朝有力官僚と聖地 ──ザイン・アッ=ディーン・イブン・ムズヒルの巡礼とハラマインにおける慈善 ──(太田(塚田)絵里奈)
二〇一八年度ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)における考古学的発掘調査(杉本智俊・菊池実・渡部展也・稲野裕介・間舎裕生)
彙報
第88巻1号(2018年12月)
論文
日比谷平左衛門の企業家精神 ―日本製布・鐘淵紡績・富士紡績の再建及び人材育成制度の検討―(三科 仁伸)
明治・大正期日本の食塩市場と塩専売制度をめぐる経済史研究の意義と課題(前田 廉孝)
2017年度三田史学会大会シンポジウム報告
ヨーロッパ宗教改革研究の今日的意義 ―500周年に寄せて―(野々瀬 浩司)
ルター肖像画とルター改革の動向(森田 安一)
ルターを引き継いで ―17・18世紀プロテスタントたちの連帯運動―(西川 杉子)
教会を持続させた宗教改革 ―政治思想史的考察―(田上 雅徳)
2018年度三田史学会大会講演会報告
島の歴史学 講演要旨(佐藤孝雄・田代和生・田村愛理・神崎忠昭・山口徹・近森正)
彙報
第87巻4号(2018年9月)
論文
南京国民政府期の経済建設と粤漢鉄道の事故多発問題 ―一九三六年の全線開通後を事例として―(大野 絢也)
十六世紀前半におけるフランス王国財政の転機 ―財務官僚ジャック・ドゥ・ボーヌの事例を通して―(山内 邦雄)
二〇一七年度ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)における考古学的発掘調査(杉本智俊・菊池実・渡部展也・稲野裕介・間舎裕生)
彙報
第八七巻総目次
第87巻3号(2018年2月)
論文
弘法大師伝を語る媒体 ―絵巻・版本・曼荼羅に注目して―(西 弥生)
戦前期東京における電気鉄道の設立と展開 ―城東電気軌道・王子電気軌道を事例として―(三科 仁伸)
中世イスラーム世界の女性医療者(尾崎 貴久子)
紀元二〜三世紀の東地中海地域におけるシナゴーグの建設 ―考古学的遺構とユダヤ碑文の分析に基づいて―(藤澤 綾乃)
シンポジウム「環地中海都市の慈善と救貧 ―中世から近世へ―」
序言(長谷部 史彦)
中近世ヨーロッパ都市の慈善と救貧 ―ブルッヘの<聖霊ターフェル>の活動を中心に―(河原 温)
近世オスマン帝国都市の慈善と救貧(藤木 健二)
コメント1:中近世スペインの慈善(救貧)研究の視点から(関 哲行)
コメント2:宗派を越える慈善と救貧 ―アンダルス史の視点から―(佐藤 健太郎)
書評
安松みゆき著『ナチス・ドイツと<帝国>日本芸術 ―歴史から消された展覧会―』(山本 晶子)
ジャンカルロ・カザーレ著『オスマン帝国の「大航海時代」』(相磯 尚子)
彙報
第87巻1・2号(2017年7月)
論文
宋元明代の浙東士大夫と仏教(浅井 紀)
アフシャール朝ナーデル・シャーによるマシュハドの都市開発整備事業(杉山 隆一)
明代福建の宗族と風水林 ―万木林説話をめぐって―(魏 郁欣)
康有為のシンガポール滞在(一九〇〇年)とその華人社会への影響に関する考察(持田 洋平)
「ギルドの再評価」と徒弟制度 ―産業革命前夜のバルセローナにおける絹産業(一七七〇年―一八三四年)を一例として―(山道 佳子)
フランドル地方のベギンホフ:一三世紀の発明 ―中性という時代に女性の自立が可能だったのはなぜか―(上條 敏子)
二〇一六年度ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)における考古学的発掘調査(杉本智俊・菊地実・稲野裕介・間舎裕生)
書評
戸部健著『近代天津の「社会教育」―教育と宣伝のあいだ―』(宮原 佳昭)
彙報
第86巻4号(2017年3月)
論文
日露戦争期軍役夫制度の設計と運用(須藤 遼)
ワイマール失業保険危機とモルデンハウアー歳入補填案(原 信芳)
研究ノート
中世スコットランド史と公文書史料(坂下 拓治)
史料翻訳
『穆天子伝』訳注稿〔四〕(監訳 桐本 東太)
彙報
第86巻総目次
第86巻3号(2016年10月)
論文
ポリネシア口承音楽の変容 ―北部クック諸島の詠唱歌と朗唱歌―(近森 正)
近代中国地方政権史研究に関する覚書 ―陳炯明政権を中心に―(若泉 もえな)
カール大帝による「ローマ人のパトリキウス」称号の受容をめぐって(真川 明美)
2015年度 ベイティン遺跡(パレスチナ自治区)における考古学的発掘調査(杉本 智俊)
研究ノート
「相良家文書」からみた相良正任の家系(中島 圭一)
口縁部が内湾する小鉢に関する一考察 ―考古資料とミシュナの記述から―(牧野 久実)
新刊紹介
マルティン・シュレーマン著/棟居洋訳『ルターのりんごの木 ―格言の起源と戦後ドイツ人のメンタリティ―』
彙報
第86巻1・2号(2016年6月)
論文
西大寺律家の刑罰 ―中世寺院における死刑不科の位置―(下)(村瀬 貴則)
朝鮮通信使がみた庶民芸能(田代 和生)
フェリックス・ファブリの巡礼記にみるマムルーク朝末期のドラゴマン(嘉納 孝太郎)
スコットランド王ロバート一世の王権と印璽(下)(坂下 拓治)
土中入定遺跡と村おこし ―長野県辰野市天龍海喜法印遺跡をめぐって―(桜井 準也)
書評
櫛木謙周著『日本古代の首都と公共性』(久米 舞子)