森の都愛鳥会が1984 年から自主的に行っていた清掃活動が発端
その後、バス釣り団体等も参加し自主的に清掃活動を継続
1995年 釣りの愛好団体、愛鳥団体等の発意のもと、「河北潟クリーン作戦」実行委員会により本格的な統一行動開始
1996年~ 河北潟水質浄化連絡協議会(金沢市・かほく市・津幡町・内灘町)を事務局として、毎年6月に1回のペースで河北潟クリーン作戦を実施
2003年~ 主催:河北潟自然再生協議会、協力:河北潟水質浄化連絡協議会
(河北潟自然再生協議会:河北潟地域で活動する団体により2002年7月に発足)
2005年 主催:河北潟自然再生協議会、協力:河北潟水質浄化連絡協議会、
後援:石川県県央土木総合事務所、河北潟沿岸土地改良区
(草木でゴミ拾いがしにくいことから開催時期が検討され、2005・第11回にはじめて4月開催を試みる)
2006年 主催:河北潟自然再生協議会、共催:河北潟環境対策期成同盟会(金沢市、かほく市、内灘町、津幡町)、
協力:河北潟水質浄化連絡協議会
後援:石川県県央土木総合事務所、 河北潟沿岸土地改良区、河北潟干拓土地改良区
2007年 主催:河北潟自然再生協議会、
協力:河北潟環境対策期成同盟会(金沢市、かほく市、内灘町、津幡町)、河北潟水質浄化連絡協議会
後援:石川県県央土木総合事務所、 河北潟沿岸土地改良区、河北潟干拓土地改良区
(2007・第13回、ふたたび6月に開催する)
2008年~ 第14回河北潟クリーン作戦より、4月に開催する。
2017年~ 河北潟周辺で活動する団体が集まって構成した「河北潟クリーン作戦実行委員会」が主催する形式で実施
主催:河北潟クリーン作戦実行委員会
協力:河北潟環境対策期成同盟会、河北潟水質浄化連絡協議会
後援:石川県県央土木総合事務所
2018年~ 協賛企業・団体募集
2023年~ 独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金企業協働プロジェクト「LOVE BLUE助成」を受託
活動名「湖岸と流域のゴミゼロをめざす河北潟クリーン作戦」
2024年で開催30年目をむかえた河北潟クリーン作戦
河北潟クリーン作戦は、1年に1度、おこなわれてきた一斉ゴミ拾い活動です。もともとは、野鳥の愛好団体や、釣り団体等による自主的なゴミ拾い活動にはじまり、1995年に「河北潟クリーン作戦実行委員会」が発足して本格的な統一行動が開始されました。2002年までは、2市2町の「河北潟水質浄化連絡協議会」が事務局をしていました。
1990年代の河北潟は、湖岸に大量のゴミがみられ、一般廃棄物だけでなく、自動販売機やガラス片などの産業廃棄物も多く、解体後に捨てられたとみられる自動車が湖の中から引き上げられたという新聞記事までみられます。干拓され、漁業がおこなわれなくなり、水が濁り、人々の生活様式も変わる中で、河北潟はゴミ捨て場と化したようです。
しかし、ゴミが大量に捨てられても、野生生物はそこで命をつないでおり、野鳥の宝庫、釣りの人気スポットとして知られる河北潟の魅力は失われませんでした。ゴミで汚れる河北潟を何とかしたいと思った人たちがつながり、協力し合い河北潟クリーン作戦が展開されたことでゴミ捨て場ではなくなったのです。1997年、第3回河北潟クリーン作戦では、 団体と一般参加を含めて約300名が参加し、「感動!河北潟がきれいになった日」の見出しで金沢市発行の「河北潟ニュース」第一号に報告されています。
2003年より「河北潟自然再生協議会」が主催になってから、2市2町の6カ所で開催されるようになりました。事務局でゴミの記録を始めました。長年クリーン作戦に参加している人は、ゴミが少なくなったことを実感しています。競馬場裏の地点は、写真でも一目瞭然です。逆にクリーン作戦をおこなっていない湖岸では、現在も大量のゴミが確認されます。
「河北潟自然再生協議会」の参加団体が減少し、高齢化等により主催を続けることが困難となってきたことから、実施体制の見直しが行われました。河北潟地域に定着し、河北潟の環境保全にとって重要である河北潟クリーン作戦を継続するために、市民主体での実施体制を確立することが求められ、2017年に、現在の「河北潟クリーン作戦実行委員会」が発足しました。翌年より、企業・団体に協賛を呼びかけ運営するとともに、実施体制も強化できたことで、これまでにゴミ拾いをしていない新たな地点での開催もおこなわれるようになりました。