角の大きさの第3時「工夫して角を求める」内容で行った。手順は,教科書に則った順に示し,適宜他者との共有の時間を設けた。
そして,最初から最後まですべてを委ねてみた。
【良かったところ】
できる子たちが退屈することなく,どんどん進めることができていた。
それぞれが自分から学習形態を選ぶことができていた。
【悪かったところ】
まず教科書の構成をわかっていない子が多く,課題はわかるがそれに対する考え方の進め方をわからない子が多かった。
最初の問題を解いても,それがあっているかの確認などをしない子がいた。
学習形態を選択するときに,仲の良い友達と進めることを選び,学力が低い子たちのグループができた。何か頑張ろうとするが全く進めることができなかった。
【総評】
かなりの失敗だったと思う。しかし,うまく進められない子たちも含め,多くの子たちが一斉型よりも,この学習の型を好んでいた。
【次回に向けての改善点】
学習課題を理解できない児童が多かったので,めあてまでを全体で確認する。また,まとめに関しても最後に全体確認をする。
学習形態を全て委ねるのではなく,こちらで指示する。
教科書の構成が理解できるように,日ごろの授業から教科書の活用を図る。
角の大きさの第5時「180度より大きい角の求め方」の内容で行った。
授業の開始に別の活動を行っていて,残り時間30分での授業です。前回の反省を踏まえ,①めあてまでの確認,最後の全体でのまとめ②学習形態を座席のグループに設定,を行った。
【良かったところ】
めあてまでを確認していたので,皆が課題を共通理解して進めることができた。学習形態を指定していたので,学習進度に大きな差が生まれなかった(遅すぎるところがなかった)。
【悪かったところ】
教科書の構成についての指導をしていなかったので,まだまだ教科書の見方がわからない子が多い。手順に適宜共有の時間を入れていたが,考えの共有やノートへの記述などが行えていない子が多かった。
【総評】
前回よりかは,よくなったと思う。しかし,教師側がどこで全体共有の場を取ったりするのかや交流の方法をイメージできていない。ただのドリル学習の延長線上にいる気がしてならない。学び方の獲得には程遠い
【次回に向けての改善点】
日々の授業で教科書の活用を増やす。支持的風土の醸成を図り,学びあえる集団作りを目指す。
単元名「自然災害にそなえるまちづくり」第3時
授業を振り返って
今まで,情報の収集で集めた付箋をただ並べ替えたりするしかしてなかったが,本時では地理的特徴でまとめようと思ったため,整理分析の際に白地図の上に並べさせた。各教科の見方考え方を出入り分析の際に,意識できるような方法を考えていきたい。
単元名「ごんぎつね」
【課題】「ごん」が「兵十」にしたことと、そのときの「ごん」の気持ちをたしかめましょう。
【情報の収集】教科書を読んで、「ごん」が「兵」十にしたことと「ごん」の気持ちを表す表現を見つけよう。
【整理・分析】スライドの表に入力して、ごんの気持ちをたしかめよう。
【表現】できた表を友だちに発表しよう。
【ふりかえり】発表してみて、友だちの発表を聞いてみて、感じたことをふりかえろう。
成果:児童は、ノートだと記入したあとの直しや追記が難しいが、スライド記入でやりやすい。教師は、児童の課題達成の状況が確認しやすい。
課題:スプレットシートへの貼付けをしなかったので、他者参照がタブレットでできず、お互いの意見交流でのみおこなった。
小数のかけ算とわり算(第8時)
課題の設定「整数の計算をもとにしてわり算の筆算の方法を考えよう」
評価
A・・・△4まで終わる。
B・・・□2まで終わる。
C・・・わりざんの筆算のしかたがわかる。
情報の収集
①今までの算数CARDで使えるものを考える。
整理分析
②算数CARDの考え方や教科書の考えを使ってわり算の筆算を解く。
③□2をとく
まとめ
④今日の学習で大切なことを算数CARDにまとめる
振り返り
⑤教科書△3の問題を解く
⑥教科書△4の問題を解く
【授業を終えて】
以前から懸念のあった「LDXの形式でやると知識技能に偏って数学的な見方考え方がおろそかになりそう」という懸念が「算数CARD」という実践を通すことで払しょくすることができた。算数CARDを取り入れることで,見方考え方を意識させた授業づくりができているように感じる。
進捗シートでは,内容の中盤で教師に説明させる関門を作り,そこで一人一人の理解度を確認している。
沖縄の産業の発展につくした儀間真常
課題の設定
儀間真常は、どのような人でどんな活やくをしたのだろう。
情報の収集
ひらけゆく沖縄県p24〜p29
整理・分析
儀間真常が何才のときにどんなことをしたのか整理してまとめよう。
読み取る視点
・どんな願いが
・どのようなくふうや努力、苦労
まとめ・表現
スライドを見ながら意見交流
ふりかえり・改善
スプレットシート
単元名「友情のかべ新聞」2時間目
課題の設定
登場人物のとくちょうをたしかめよう
情報の収集
「友情のかべ新聞」本文より
整理・分析
登場人物はだれ? 何が好き?どんな人? どこから分かる?
表にしたり、キーワードをならべたり、文章であらわしたり、自分なりに整理してみよう。
まとめ・表現
自分が整理したものをスプレットシートにはりつけよう。
自分が考えた登場人物のとくちょうについて意見交流します。
ふりかえり
スプレットシートに記入
単元名「分数」分数の足し算
手順をクラスルームで示し,スプレッドシートを使って,進捗の確認をできるようにした。手順の中には先生に説明する時間を設け,一人一人に問い返したり,数学的な見方考え方を意識させられるようにしている。学習形態は自由で,教室後方でローテーブルを使い4人ぐらいで学び合っている子たちもいる。
また算数CARDという樋口万太郎先生の実践を参考にFigjamに個人個人の学習のまとめをしている算数CARDを作っていて,お互いに見合うことができるようにしている。
【成果】
〇子どもたちの活動の時間を十分にとることができ,自分のペースで学習を進められるので集中力の続く子が増えた。
〇算数CARDを使うことで,学びをいつでも振り返ることができるようになった。
【課題】
▲手順の中に見方考え方などが明記されすぎていて,子供たちから引き出すという授業が全くできていない。
【課題の設定】
表現を工夫して、身の回りの物をひと言の詩に表そう。
【ゴール】
B→言葉から連想を広げて、身の回りの物をひと言で詩に表すことができる。
A→言葉から連想を広げてカードを8枚以上作り、身の回りの物をひと言で詩に表すことができる。
S→連想の道すじ(なぜそのように表現したのか)について、友だちと感想の交流ができる。
【情報の収集】
教科書p94・95
身の回りから表現したい物を選び、連想を広げる。
・五感で感じること(色、形、大きさ、音、におい、味、さわり心地など)
・べつの何かに例えてみる
・その物になりきってみる
など
【整理・分析】
どのように表現するか考えよう。
組み合わせ 順序を工夫する。
フィグジャム内のカードを移動させたり並べ替えたりして、ひと言詩を考えてみよう。
【まとめ・表現】
短冊に詩を書いて、友だちと交流しよう。お互いに、どうしてそのような詩になったか想像して、感想を伝えよう。
【ふり返り】
スプレットシートにふり返りを入力する。
(自分のこと)今日の学習で分かったことやできるようになったこと
(友だちとのこと)友だちとの交流で気付いたこと
(これからのこと)これからの学習でがんばりたいこと
「水のすがたと温度」
【学習の流れ】
1. 情報の収集
水を熱したときの水の様子や温度の変化を1分ごとに記録する。
2. 整理・分析
各グループのデータをもとに水を熱したときの水の様子や温度の変化の特徴をまとめる
3. ふり返り
今日の自分の学習についてふり返る
【授業を行ってみての感想】
〇水を熱してから1分ごとの温度をスプレッドシートに記録させた際、数字を入力するだけでグラフ化することができるので、紙に書くよりも時短になり、子ども達は温度の変化の特徴を容易にとらえることができていた。
●スプレッドシートの表に半角英数で入力しないとグラフ化されないので、実験中修正するグループが出ていた。事前に指導すべきであった。