データ利用

JA-RSAのデータ利用

本レジストリにおいて収集されたデータは、自傷・自殺未遂の実態把握や予防を目的とした研究等にご利用いただけます。

JA-RSAデータ利用要項

利用の対象

(1) 自殺の実態解明、自殺対策の推進及び救急医学・救急医療の進歩・発展等に関する学術研究

(2) 自傷・自殺未遂を行った者の状況、自傷・自殺未遂行為の実態及び救急医療の実情等に関する報告等

(3) その他、本レジストリ運営委員会(以下「運営委員会」という。)が認めるもの

利用者の範囲

(1) 本レジストリに参加する共同研究機関および研究協力機関(以下「共同研究機関・研究協力機関」という。)に所属する研究者

(2) 国、地方自治体その他の公的機関 

(3) その他、運営委員会が認める者

利用可能なデータ

登録開始時(2022年12月)以降、2023年6月末までにレジストリ参加機関を受診し、同年8月15日までに登録された例のデータをご利用いただけます。(※毎年、6月末までの登録症例データは同年9月頃、12月末までのデータは翌年3月頃より、ご利用いただけます。)

個人が特定されることを防ぐため、受診日および施設の情報は原則としてお渡ししません。

ご利用いただけるデータ項目は下記となります。

症例データ項目一覧

研究申請期間

研究申請は随時受け付けます。事務局での申請内容の確認・協議は、年に4回程度行います。申請を受け付けてから結果の通知まで、最長3~4ヶ月かかることがあります。また、1研究機関から申請・着手できる研究課題は、(継続利用申請の研究課題も含めて)原則3件までとさせていただきます。

着手中の研究課題は、「研究」のページで概要や研究代表者名・所属機関等を公開します。

申請について

申請書類は各機関の機関代表者(研究協力者)が提出してください。実際データをご利用される方(申請者)が代表者以外の場合も、ご申請は機関代表者経由で行ってください。 

研究の流れ

Step 1: 申請

【申請者】所属する機関の代表者(研究協力者)経由でJA-RSAデータ利用申請書』およびJA-RSA誓約書』を事務局に提出

②【事務局】確認・協議(※)後、申請者に通知書を送付(※結果の通知まで最長3~4ヶ月かかることがございます。また、類似研究との調整が必要な場合等には適宜ご相談させていただきます。)

【申請者】所属する機関の倫理審査委員会での審査・承認

Step 2:データ提供

【申請者】倫理審査委員会で承認された研究計画書および承認通知書を事務局に提出(※JA-RSAデータ利用申請書の内容に変更が生じた場合は、「1.申請区分」の「変更」にチェックを入れて再提出)※以降、事務局にメールを送付する際には(申請者が“研究協力者以外”の場合)ccに研究協力者を入れてください。

⑤【事務局】Webサイトに研究概要を掲載し、申請者にデータ(CD-R)を送付

【申請者】データ(CD-R)の受取りを事務局に報告

⑦【事務局】申請者にパスワードを送付

Step 3:結果の公表

【申請者】論⽂投稿時は投稿直前の原稿、学会発表時は登録前の抄録を、投稿、登録等を行う1週間前までに事務局まで送付(※内容によっては、修正のお願いをする場合がございます)

【申請者】公表後、発表内容を事務局に提出

⑩【事務局】Webサイトに発表内容を掲載

詳細は、『JA-RSAデータ利用要項』をご確認ください。

データの管理(保管・破棄)

関連法規を遵守し、データの流出や紛失のないように厳重な管理をお願いいたします。万⼀、データの流失・紛失が発⽣した場合は、速やかに事務局までご連絡ください。

結果発表時の注意点

JA-RSAのデータは、多数の共同研究機関からの協力のもとで集められた貴重な共通財産です。適切な出典の明記をお願いいたします。

例:Patient data was obtained from the Japan registry of self-harm and suicide attempt (JA-RSA).

進捗報告

データ利用の承認から2年以内に学術発表をお願いしております。2年を超えて研究を継続する場合は、データ継続利⽤申請をご提出(「データ利用申請書」の申請区分を「継続」として再提出)ください。継続利用申請がない場合はデータ利用権限を喪失するものとします。

また、他の研究者が同様のテーマで研究を希望する場合には、継続利用申請が認められないことがございますので、ご了承ください。