FAQ

一般の方向け

自傷・自殺未遂レジストリ(JA-RSA)とは、何ですか?

自傷や自殺未遂により救急医療機関に搬送された患者さんの情報を登録・集積するシステムです。

より詳しくは、事業紹介のページをご参照ください。

どの病院が参加していますか?

共同研究機関一覧のページに記載のとおりです。将来的には、全国に約300あるすべての救命救急センターの参加を目指しています。

どんな情報が登録されるのですか?

「患者基本情報」「自傷・自殺未遂に関する情報」「医療情報」「社会経済状況」の情報が登録されます。登録される情報は、すべて通常の診療のために収集される情報です。レジストリ登録のみのために新たな検査等を行うことはありません。また、患者さんの氏名や住所などの個人情報は一切登録されません。

より詳しくは、概要のページ「JA-RSAで収集される情報」の項をご参照ください。

自分の情報について、登録を拒否することはできますか?

はい、拒否することができます。受診した医療機関に直接お問い合わせください。

参加検討中の機関の方向け

JA-RSAへの患者データの登録に参加するにはどうすればよいですか?

全国の三次救急の指定を受けている医療機関(救急救命センター)にご参加をお願いしております。ご参加いただくまでの流れや申請に必要な書類については、参加検討中の機関のページをご覧ください。

救命救急センターとしてはERのみで、病床を有していませんが、参加できますか?

高度救命救急センター、地域救命救急センターを含むすべての救命救急センターにご参加いただけます。

JA-RSAに参加する(共同研究機関になる)メリットは何ですか?

継続的にデータ登録を行っている共同研究機関の研究者等は、JA-RSAに登録された全国のデータの提供を申請し、研究に用いることができます。

共同研究機関以外でもデータを利用できますか?

データの利用申請は継続的に症例登録を行っている共同研究機関のほか、国、地方自治体その他の公的機関が申請いただけます。詳細はデータ利用に関するページをご覧ください。

参加申請後の手続きについて教えてください

いのち支える自殺対策推進センターの研究倫理審査委員会で一括審査を行います。ご参加いただくまでの流れについては、参加検討中の機関向けのページをご覧ください。

自機関での倫理審査も必要ですか?

「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」(令和3年3月23日制定 令和4年3月10日一部改正)では、多機関共同研究は原則としてひとつの倫理審査委員会による一括審査を求めることとなっており、個別の研究機関における倫理審査は不要です。しかしながら、それぞれの機関の倫理審査規程の定めに基づく個別の倫理審査が禁止されている訳ではありません。詳細は事務局にお問い合わせください。

年度の途中からでも参加できますか?

はい、新規参加の申請は随時受け付けております。

参加要件として、研究責任者が倫理教育を受けている必要があるようですが、自機関に倫理教育の仕組みがありません。どうすれば良いですか?

倫理教育・研修の制度が整備されていない施設・機関の研究者の方には、以下のいずれかの研修の受講をお願いしています。

APRIN eラーニングプログラム

日本学術振興会 研究倫理eラーニングコース [eL CoRE]

ICR臨床研究入門(ICRweb)

共同研究機関の方向け

患者データの登録方法について教えてください

各機関のデータ入力担当者は、事前に付与されたIDとパスワードを利用してレジストリシステム(REACH)にアクセスし、登録を行います。パソコン以外の端末でも入力は可能です。

入力に関する詳細は、共同研究機関の方へのページにある「入力の手引き」をご覧ください。

データの登録を一旦中断し、入力作業を再開して「保存」を試みたところ、「記録保存失敗」とポップアップが表示され、データが保存されません。

入力中にセッション時間(120分)が切れると自動でログアウトしてしまいますので、再ログインが必要です。

「記録保存失敗」というポップアップが表示された場合は、以下の手順に従ってください。

1)「再ログイン」タブをクリック(別ウインドウが開きます)

2)ログイン後、先の「記録保存失敗」ポップアップ画面に戻り、「閉じる」タブをクリック

3)新たにログインした画面で再度「保存」

登録は医師以外でもできますか?

はい。JA-RSAへのデータの登録については、多職種での取り組み・連携が望ましく、登録を担当する職種に制限はありません。

登録対象者と、実際の患者さんとの対照はどうするのですか?

各共同研究機関において、JA-RSAの登録症例IDと自機関の患者IDの対照表を作成し、厳重に保管いただきます。これにより、自機関で登録した情報に限り、登録対象者と実際の患者さんの対照が可能となります。

対照表の作成は必須ですか?

対照表がなければ、一旦レジストリにデータを登録した患者さんから情報削除の申し出がなされた場合に対応できません。対照表は必ず作成して大切に保管してください。

受診後どのくらいの期間内に登録する必要がありますか?

概ね受診から1ヶ月以内の登録をお願いしています。初期診療後、なるべく時間をあけずに登録し、転帰については転帰確定または受診から1ヶ月のいずれか早いタイミングで登録をお願いいたします。

受診後どのくらいの期間内に登録する必要がありますか?

概ね受診から1ヶ月以内の登録をお願いしています。初期診療後、なるべく時間をあけずに登録し、転帰については転帰確定または受診から1ヶ月のいずれか早いタイミングで登録をお願いいたします。

患者さんは登録を拒否することができますか?その場合の手続きについて教えてください

はい、患者さんはご自分のデータの登録を拒否することができます。その場合は、データの登録はしないこととし、既に登録したデータはレジストリシステムから抹消します。情報公開文書(オプトアウト)および情報抹消申出書は、共同研究機関の方へのページの資料を参考に、各機関でご用意いただきます。

患者さんから情報抹消の申し出があった際は、自機関内で保管されている対照表から当該患者の登録症例IDを同定し、事務局へ報告してください。事務局は当該患者の氏名等の個人情報は把握せずに登録情報を抹消し、情報抹消申出書は自機関で保管していただきます。

患者さんの親族などから登録の抹消を求められた時は、どのように対応すべきですか?

死亡症例については、死亡者の4親等内の親族からの申し出により一旦登録した情報を抹消し、未成年者や障害等により意思決定が十分にできない方については、原則として、親権者や成年後見人等の法定代理人からの申し出により同様の対応をすることとなっています。

本人以外の申し出の場合、それぞれの医療機関の責任において、当該申出人の本人確認と、当該申出人と対象者との関係を確認していただく必要があります。この確認のための資料は一般的に使用される身分証明書(運転免許証等)や戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)などが考えられますが、必ずしもそれだけに限られるわけではありません。

他機関が登録したデータを利用できますか?

継続的にデータ登録を行っている共同研究機関の研究者等は、JA-RSAに登録された全国のデータの提供を申請し、研究に用いることができます。

自機関が登録したデータについては、申請手続きなくいつでも閲覧・ご利用いただけます。ご不明な点については、事務局までお問い合わせください。

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