テーマA 研究仮説
幕別分校の特色や魅力について最適な発信方法を各チームで検討し(魅力アウトプット)実践を積み重ねることで分校の認知度が高まり、選ばれる学校へとつながるのではないか。
研究の方法
研究では全職員が主体的に決めたチームに分かれ、各チームの魅力について話し合いを行います。話し合いは魅力発信シートの5W3H等を基に、研究を重ねていきます。実現可能なものは実際にプランを計画に移します。実施した結果をもとに修正を行い、発信方法を都度変更していきます。研究の計画や状況はホームページにチームごとに更新をしていきます。研究の目的である魅力発信を行うために、ホームページを中心に情報を発信していきます。
Googleフォームでアンケートを実施し、各教職員が希望するチームを決め、4つの研究チームを発足しました。
4チームに分かれて魅力発信シートの検討を進めました。Googleミートでオンラインでつなぎ、それぞれの進捗状況について交流を行いました。
第3回研究日では、実際に魅力発信用のポスターを作成したり、各授業のYouTube動画の作成検討をしたりするなど、各チームに分かれて多くのアイデアを検討しました。
また、各チームでGoogleサイトによるホームページ運営を開始し、校内研究特設サイトで研究の進捗状況をホームページで管理する取り組みを始めました。
第4回研究日 7/13
第4回研究日では、各チームから1名ずつ集まり、魅力発信シート等を発表し合い、各グループから「良い点」や「新たなアイデア」などを付箋を使って意見を集約しました。このクロスセッションで出されたアイデアをもとに、改善点などを洗い出し、次の魅力発信に生かしました。
第5回研究日 8/28
グループセッション③
これまでの研究の成果・課題を話し合いました。出された意見からさらに改善点や今後の展望などをGoogleJamboardを活用して同時編集することで活発な意見交流となりました。
第6回研究日9/25
グループセッション④
これまでの研究成果をまとめ、中間発表に向けて校内研究特設サイトの見直しを実施しました。中間発表で各チームの成果や課題をまとめました。
第7回研究日10/3
全校校内研究会中間発表
全校校内研究会の様子
各グループからの発表
研修特設サイトで資料共有
Mentimeterを活用してリアルタイムにアンケート集約
4グループの発表を受けて、改めて幕別分校の魅力について5段階評価でアンケートを収集しました。結果は図の通り、産業総合学科、進路、授業、行事の順番となりました。
分校の魅力についてアンケート実施
4 研究チーム一覧
以下のタブや画像をクリックすると、各チームの研究概要を見ることができます。
魅力発信アウトプット研究として、幕別分校の特色について各チームで検討してきました。各チームで研究を進め、その結果を受け、幕別分校の魅力について教職員全員で改めて再考することができました。結論としては、幕別分校の魅力は複数あり、多くの特色があることを確認することができました。その魅力の中心にはすべて生徒が中心にいます。幕別分校の魅力を充実させるためには、生き生きした主体性ある生徒を育成していくことが幕別分校の魅力につながると考えています。
幕別分校の教育目標である「たくましく、明るく生きる力を育てる」ために、それぞれのチームで実践してきたことを更に深めていく必要があります。
幕別分校の魅力を発信するためには、地域や外部に向けて継続した発信が重要だと考えます。その役割を担うホームページ等の充実をはじめ、地域資源や地域企業との連携を発信していくことも大切です。
また、学校教育の根幹である授業を通して幕別分校の魅力を伝えていくことが求められます。生徒の生きる力を育成するために教師の専門性の向上はもとより、地域資源を存分に活用するなど外部講師との連携も重要です。また、学習の特徴である産業総合学科として、様々な作業を通じて地域貢献や社会貢献を達成し、生徒の生きる力を育むことも重要です。
近年、令和の日本型教育が提唱され、個別最適な学びが重要視されています。その手段としてICT教育を通じた生徒の情報活用能力の育成も求められています。そのためにも幕別分校の特色としてICT教育の充実・発展も重要だと考えます。ICTを活用した学習を通じて、将来必要とされる情報活用能力を育めるようにカリキュラムに落とし込むことが今後の課題だと言えます。
【B】授業改善研究 へ⇒