3学年 最先端科学・海外研究セミナー・文型探究講演会②
9月3日(火)6・7校時の3年生理数科と普通科の課題研究活動は、8月20日に引き続き北見工業大学から講師をお招きして講義をしていただきました。講師の方からは自身の研究生活と最先端の現状、将来の展望についてたくさんの写真や動画、エピソードと共に紹介され、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。セミナー終了後に生徒から寄せられた感想を一部紹介します。
<理型>
・たくさんの実験を実際に自分の目で見たことにより、より深い理解につながった。
・今まで勉強した内容が多く含まれており、良い復習の機会となった。
・研究のきっかけを知ることができてとても興味深かった。
・私たちの生活の中で化学の役割がどれだけ大事かということをこの講義を通して知ることができた。
・研究をする時は疑問を常に持って物事を考えることが大切であると学んだ。
・理系から文系に興味が変わりつつあり、それが良くないことなのではと後ろめたく感じていたが、先生の「生きていると興味はどんどん変わる」という言葉に感銘を受けた。
・きっと非常に多い回数の予想と試行を繰り返してこの望遠鏡ができたのだろうと思うと、研究者のすごさを感じた。
・違う視点から見ることで欠点だと思っていたことが実は役立っているなど、客観的に見ることの大切さを学べた。
・先生方が頻繁に他の研究者の話をしているのを聞き、大学でも人とのつながりが大切だと思った。
<文型>
・カナダにはたくさんの移民がいて、たくさんの言語があることに驚いた。
・理解しやすい英語で、グループワークもあり、楽しい講演だった。
・英語での質問コーナーなど実践的に取り組めたので、とても有意義な時間だった。
・2時間、充実していた!!
・留学生のニックさんが話していたように、今しかできないこと、若いうちにしか行けないところなど様々なことに挑戦していきたいと思った。
・大学に行くことやいろいろな所に旅をすることで世界が広がるといわれて、とても心に響いた。
・外国の人の話を聞く機会があまり無いし、楽しく話をして頂いて、いい経験になった。
・もっと英語が話せるようになったらもっと楽しいだろうなと思った。
・3人とも複数の国で生活したり旅行したりしていて考えが広く、大事なことだと思った。
アンケートには感想のほかに印象に残った講師の方のエピソードや自身のこれからの心構えなども書き込まれており、2回にわたるセミナー・講演会がたいへん有意義であったことが伺えました。
次回は9月12日(木)、1年生から続いた課題研究活動の最終日として、振り返りを行います。
講師紹介 ※順不同、役職と専門は令和6年9月3日現在
川村 みどり 教授(材料工学・無機材料化学)
「原子を飛ばして作る薄膜材料」
坂上寛敏 准教授(エネルギー環境工学・触媒化学)
「温泉付随ガスの利活用に向けて−メタン直接改質反応による水素生成−」
澤田宙広 教授(大域解析学)
「ポアンカレ予想の解決と、その後の流体方程式研究の発展」
竹腰達哉 助教(電波天文学)
「サブミリ波望遠鏡アステと超伝導技術で探る宇宙」
浪越 毅 准教授(合成高分子工学・有機合成)
「機能性高分子の合成と農業への応用」
原田建治 教授(光情報処理工学)
「光の不思議」
升井洋志 教授(情素粒子・原子核物理、量子論)
「数理データサイエンスで探る宇宙と元素」
クラロ・ジェニファー 基礎教育系准教授
「国際交流について」
留学生ニックさんと本校卒業生ブランドンさんとの英語での一問一答。