イベント>R7年度
SSH最先端科学・海外研究セミナー・文型探究活動講演会
8月19日(火)・9月2日(火)6・7校時、3年生の生徒を対象に理型は「SSH最先端科学・海外研究セミナー」、文型は「文型探究活動講演会」が行われました。本セミナーは研究・探究活動の意義と国際的な研究のあり方についての理解を深めることを目的として、北見工業大学と北海道立北方民族博物館から講師をお招きして講義を行っていただきました。セミナーの内容は次のとおりです。※クリックすると拡大して表示されます。
講義では研究に関する画像や動画が身近な利用例や講師の方のユニークなエピソードとともに紹介され、生徒たちは時には驚きで目を丸くしたり和やかな笑いも起きるなど、興味深く熱心に耳を傾けている様子でした。セミナー終了後のアンケートに寄せられた生徒の感想を一部紹介します。
【理型】
・自分の身近なものがどのようにできているかという深い話を聞くことができ、とても自分のためになった。
・グラフ作成時の縦軸横軸の重要性、理論で示してから実験で確かめることなどについても丁寧に説明してくださり、非常に有意義な時間だった。
・大学での研究は高校での課題研究とは違って日常生活の様々な場所に応用されていてとてもやりがいがありそうだと思った。しかしそれと同時に研究者は非常にたいへんな仕事であることを実感した。自分は将来医療系を志望しているが、そうした中で医療を支えてくれている人たちへの感謝を忘れずに仕事をしたいと思った。
・実際に北見工大で研究されていることを体験してみて、理系の研究に対する興味が深まった。
・受験教科としての英語の側面でなく、社会で実用的に使える英語という側面を理解した。
・北見やその周辺の資源を用いてエネルギーを生み出し、研究によってさらに他の物質の用途も考えているのは、すごく大きな希望のようなものを感じた。
・授業では好きになれなかった化学の分野でここまで面白く思えて、とても化学に興味が湧いた。
・普段の何気ない疑問から研究を進めていて、何かに疑問を持つことは大切だとあらためて感じた。
【文型】
・様々な文化が消えていく現代において、ウイルタの編み物のように場所を変えて残っているものを見ると、消えてしまった文化を今見ることができたらなという気持ちになってくる。
・学芸員も、文系の進路としてとてもすてきだなと思った。
・南極やグリーンランドに行くなんて自分には無縁だと思っていたが、講師の方は高校2年生でグリーンランドに行っていて、自分も夢を見つけて実現できるようになりたいと思った。
・台湾の歴史や文化だけでなく、日本との関係も紹介されたので、台湾の知識が深まり興味が湧いた。
・災害の停電で戦争かと思うのは自分の感覚では絶対に無いもので、常にそういう考えをもつような状況なのかと驚いた。
2回にわたって行われたセミナー・講演会は、半年後に新たな進路に踏み出す3年生にとって様々なことを感じて考える貴重な時間となったようでした。