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3年理数科「サイエンスダイアログ」
7月1日(火)6・7校時、3年理数科の生徒を対象に「サイエンス・ダイアログ」が行われました。日本学術振興会が主催する「サイエンス・ダイアログ」は、日本に滞在している若手外国人研究者を講師として高校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。最先端の科学技術に触れることで学術研究の意義を考え、科学英語に対する理解を深める機会にすることを目的としています。今年は北海道大学地球環境科学研究院からDr. Daniel R. NEWMAN博士と博士課程3年のMr. Azim Zulhilmiさんが来校し、"Geomorphometry: Measuring the Earth’s surface”をテーマに講義とVRでの模擬体験が行われました。講義ではLandslides(地滑り)の理解にあたり、Geomorphometryが情報工学や地形学などの知識を基礎とすることを学びました。具体的には、調査のためにドローンや衛星などから放たれる数十億回ものレーザー放射を通じて2D、3D的に地形をモデル化し、起伏などから山や谷の位置を把握しながら水系網の図を構築すること、最終的には物理式を使い地形を正確に再現し、それらを元に実地調査を行い、枯木のずれなどから地滑りの痕跡を追い、その原因等を明らかにしていることなどを学習しました。更に関連機器でVR体験をしました。生徒たちは専門的な科学英語に一生懸命に耳を傾けてる様子でした。講義終了後のアンケートでは以下のような感想が寄せられました。
・講義とVRによる・生の英語を聞けたこと、専門的知識を学べたことが良かった。
・すべて英語だったので、しっかり全部聞こうとする意識を持てた。
・専門用語などの英語が理解できなかったが、頑張って聞くと少し理解できたのは良かった。
・VRを使った講義がとても斬新で新鮮な気持ちで楽しめました。
・Thank you for teaching us about landslips. I felt very excited!
慣れない科学英語に苦労しつつも有意義な講義であったことが伺えました。この経験が高校卒業後の学びについて考えるとともに国際性を育む機会になることが期待されます。