現在,担当中の講義は下記の通りです。順次,授業関係資料を公開予定。
1年前期 キャリア計画(1回担当)
1年後期 基礎化学実験
2年前期 プログラム基礎
3年前期 食品生産工学実験
3年後期 食品工学演習II(7回担当)
修士課程 バイオプラスチック特論(7回担当)
3年前期 高分子科学
授業の目的
高分子はモノマーの繰り返し単位が連続的に結合した巨大分子であり、タンパクや多糖類などの食品成分 として存在する天然高分子に加えて, 合成高分子(プラスチック)は食品容器包材として利用されている. そのため, 高分子科学を学ぶことは食品工学にとって必須の知識である.
授業の到達目標
1. 高分子の概念を理解し, 分子量や物性に基づいて低分子との違いを説明ができる.
2. 高分子合成(逐次重合・連鎖重合・リビング重合)の特徴と反応について説明ができる.
3. 食品容器包装など食品に関係する高分子について,化学構造に基づいて説明ができる.
4. 食品業界に使われている高分子について, 化学構造に基づいて説明できる.
授業概要
高分子の歴史と定義,利用用途について講義した後、有機化学を基にした高分子科学について講義する。高分子を材料として用いる場合、固体構造と熱的性質を正しく把握する必要がある。また、食品に関連する高分子を講義すると共に,高分子に関する環境問題の解決としてのリサイクル、バイオマス、生分解なども講義する。講義全体を通じて、高分子の基礎知識を習得し、食品工学と高分子の関わりを学ぶ。