制服Q&A
市内中学校共通の新しい制服「富岡モデル標準服」に関するQ&Aです。
Q
これまでの制服から新しい制服へ変更したのはなぜですか?
A
市内の中学校では、 長年にわたり男子は詰襟、女子はセーラー服またはイートン服を制服としてきました。 しかし、最近では気候の変化への対応(防寒や暑さ対策)や、時代の変化に伴う多様性 (男女の平等など) への対応など、既存の制服では対応が難しいとの意見が寄せられていました。そこで、令和4年10月に、市内中学生及び市内小学校5・6年生並びにその保護者を対象に「中学校制服意識調」を実施しました。その結果、以下の意見が多数をしめました。
制服には「連帯感・愛校心・統一感がもてる」、「学校行事や受験時などの正装として必要である」、「公私のけじめをつけられる」、「経済的な公平性が保てる」など多くの意義があることから、市内中学校において制服は必要である。
現在の制服は気温の変化や多様性への対応等について課題があることから見直しが必要である。
現在の制服の課題を踏まえ、ブレザーやスーツなどの新しいデザインとする方向で検討する。
そこで、教育委員会では「制服検討委員会」を開催し、「中学校制服の今後の方向性について」を策定し、市内中学校の新しい制服を選定していくことになりました。
Q
市内共通の制服にしたのはなぜですか?
A
制服意識調査では「富岡市全部の中学校が同じ制服でいいと思う。校章や名札やリボンやネクタイで学校の区別すればよい。」という意見が複数寄せられました。
また、制服検討委員会では「標準服にすることで、ロット数が増え低価格化を図ることができ、リユースがしやすくなることから、保護者の経済的負担を軽減することができるのではないか。」との意見が出され、制服は市内共通とし、学校ごとにネクタイやリボンの色を変えるといういことになりました。
Q
これまでのように男子用・女子用が決まっているのですか?
A
男子用・女子用は決まっていません。生徒一人一人が主体的に選択し、組み合わせを考えて着ることができます。
ジャケットは、Ⅰ型(肩幅が広く直線的なシルエット、いわゆる男子体型用)・Ⅱ型(細身の曲線的なシルエット、いわゆる女子体型用)から選択できます。
ボトムは、スラックス・スカートから選択できます。スラックスとスカートの両方を選択し、気候や場面で使い分けることもできます。
スラックスはⅠ型(いわゆる男子体型用)・Ⅱ型(いわゆる女子体型用)から選択できます。
ボトムは、夏用のスラックスとスカートもあります。(別売)
ジャケットの下には白色のワイシャツ・ブラウスを着用します。指定品はないので、市販品を使用します。
ワイシャツ・ブラウスの襟元には指定のネクタイまたはリボンを着用します。ネクタイを着用しても、リボンを着用しても構いません。ネクタイとリボンの両方を選択し、場面で使い分けることもできます。ネクタイ・リボンの色は、学校ごとに異なります。
ジャケット+スラックス+ネクタイ、ジャケット+スカート+リボン、ジャケット+スラックス+リボン、ジャケット+スカート+ネクタイなど、一人一人の考え方によって多様な組み合わせが可能です。
Q
夏服はどうなりますか?
A
夏季はポロシャツを着用します。
白色の半袖ワイシャツ・ブラウスも着用できます。
指定品はないので、市販品を使用します。
ネクタイ・リボンは着用しません。
ポロシャツの色については、生徒や保護者の意見も取り入れながら学校で決めます。
ボトムは、夏用のスラックスとスカートもあります。(別売)
Q
寒暖差への対応はできますか?
A
ジャケットを脱いだり着たりすることで、寒暖差へ対応することができます。
ボトムは、夏用のスラックスとスカートもあります。(別売)
冬用の制服では、寒さ対策としてスラックスを選択することができます。
冬服から夏服へ、または夏服から冬服への切替は、柔軟に対応できます。
Q
手入れは簡単にできますか?
A
高い撥水性で、汚れがつきにくく、仮に汚れがついてしまってもすぐに洗い流すことができます。
しわになりにくく、手入れが簡単です。
3年間きれいに着用できる耐久性があり、肘抜けや型崩れ、テカリなどの心配がありません。
自宅で洗濯することができます。
Q
着心地は大丈夫ですか?
A
裏地に伸縮素材を採用し、体が動かしやすくなっています。
軽量で、長時間着ていても負担になりません。
帯電防止素材で、静電気がたまりにくくなっています。
ジャケットの裏側中央の裾の切れ目(センターベント)に反射材がついていて、登下校時の安全にも配慮しています。
Q
経済的負担は軽減されますか?
A
製造業者を1社に指定したことで、ロット数(1回で生産する製品数量)が増加し、価格をおさえることができます。
市内共通の制服にしたことで、これまでのような学校間での価格差は解消されます。
夏季は市販のポロシャツを着用できるようにすることで、セーラー服の夏用上着を購入する必要がなくなります。
市内共通の制服にすることで、リユースの機会が広がり、転校した場合でもネクタイ・リボンを変えるだけで対応できます。
旧制服から新制服への移行期間を5年間とし、リユースができるようにします。
Q
販売店はどうなりますか?
A
これまで市内中学校の制服を扱っていた販売店には、引き続き「富岡モデル標準服」の販売をしていただきます。
新たに販売を希望する店舗については、「富岡モデル標準服」を取り扱えるように、指定業者へ紹介いたします。
市内共通の制服にしたことで、どの販売店に行っても、同じ制服を購入することができるようになります。
Q
成長への対応はどうなっていますか?
A
ジャケットの袖丈出し、スラックスのウエスト・ヒップ出し・丈出し、スカートのウエスト調節が可能です。
調整は、販売店へ持ち込めば、在学中3年間無償で対応してもらえます。
成長に伴う体型の変化によりジャケットが着られなくなった場合、必要に応じて卒業までジャケットの無料レンタルができます。
レンタル品は、新入学時に購入した制服と引き換えとなります。
レンタル時に引き換えた制服(新入学時に購入したもの)は、卒業時にレンタル品との交換で返却されます。
Q
いつから新しい制服になるのですか?
A
令和6年度から市内すべての中学校で富岡モデル標準服を導入します。
令和6年度の1年生から新制服を着用します。
旧制服から新制服への移行期間を5年間(令和6年度~10年度)とし、この間は旧制服のリユース品を着用することができます。
在校生(2・3年生)も、新制服を着用することができます。ただし、在校生への販売は令和6年4月以降となります。