第59回生 普通科
私達は仙台三高ラグビー場の横にある2級河川の高野川について調査をしています。現在3回の調査を終えてそこに生息している水生生物の種類や流速と水質の関係が判明してきました。今後の活動として季節を変えての調査や環境の保護活動も考えています。この探求を通して身近なところにもたくさんの生物が生息しているということを知ってもらい、人々の環境保護意識を高めることができたら良いと考えています。
2017年にコロンビア大学から水の蒸発による発電に関する論文が発表されたことを知り、新たな再生可能エネルギーとして探究をした。この発電を実現させるには、水の蒸発量を増加させることが重要であると考えた。そこで水の入ったペットボトルを設置し蒸発量を測定し、蒸発効率を上げるための条件を調べた。今回の調査の結果だけでは水の蒸発による発電が実現可能か判断できなかった。
私達は「地域の活性化に繋がる空き家の活用方法の提案」というテーマで仙台市内の不動産会社や東北学院大学の教授に協力していただきながら活動を行っています。少子高齢化や地域の過疎化を背景に進行している空き家問題において、空き家を「無くす」よりも「活用する」という視点で探究を進めています。現在は不動産会社等から得られた情報を元に複数の空き家をサンプルとして用いて、その条件ごとに活用方法を提案する作業を行っています。
再生可能エネルギーの一つである振動発電に着目しました。振動発電はまだポピュラーなものでなく、伸びしろがあると考え、その中でも圧電方式を選びました。圧電方式には発電量が小さいというデメリットが有ります。そこで、校内に簡易床発電版を設置する実験を置かなったり、最先端の技術を持った大学を訪れたりして改善策を考案します。現在、振動発電を災害時に活用する方針で話を進めており、実用的か検証しています。
私達は金属ペンの書きづらさ、薄さを改善するために、新しいペン軸を開発することを目標にしている。方法としてまずモデリングソフトを用いて、濃い字をかけるようなペン軸をモデリング。それを企業に送り、最も金属のペン先に合うものを見つけようと考えている。現在、2つのサンプルのコンセプトが決定していて、1つは重め、太めに設計をして握りやすさを重視、2つめは逆に細く設計し、筆記をスムーズに行えるようにした。
昨今のICT化の風潮の中でその煽りを大きく受けるのが災害時である。また災害時には避難所の設営が強く求められる。私たちが行っている探求はスマートフォンに搭載されているBluetoothを用いた短距離通信を活用して災害直後の通信障害の中でも密にコミュニケーションを取り避難所の設営や運営を円滑に行えるようにすることを目指すものである。
最近、仕切りのない家が増えてきている。仕切りのない家には、様々なメリットがあるが、その中でも冷暖房効率という点に着目した。一般的な意見では一つの冷暖房器具で部屋の温度調節ができるため、効率がいいとされている。しかしそうすると、部屋の使わない部分まで温度調節をする必要がある。私達は、仕切りの有無による冷暖房効率の違いを調べた。
私たちは、近年の若い世代の選挙投票率の低迷を改善するために高校生の私たちにできる方法を探求している。先行研究をもとに携帯を使った選挙に関するアプリを作り、若者に利用してもらうことができれば選挙への関心を高められるのではないかという仮説を立て、アンケート調査を実施した。その結果を受け、アプリではなくWebサイトを作成することにした。今後はwebサイト作成に向けて活動を進めていく。
年々いじめの認知件数が増加していることが調査によりわかり、仙台三高でもいついじめが起こってもおかしくないと考えた。またいじめは、被害者はもちろん加害者にとっても健全な教育を不可能にするためこのようなカリキュラムを提言しようと考えた。文部科学省の「いじめ対策に係る事例集」を読み、不十分な部分を補うカリキュラムを考え、現時点でのカリキュラム内容をまとめた。
クロスモーダル効果(別々の知覚どうしが互いに影響し合う効果)を利用し、砂糖がかかっているものの画像を見てもらいながら食べてもらうことで砂糖がかかっていないものでも甘さを増加させることができると考え実験をしました。実験は2回行っていて、これから二回の実験の反省点を踏まえて三回目の実験をするつもりです。もしうまく行けば楽して砂糖の摂取量をへらすことができるかも知れないです。