環境植物学分野

環境と植物の関わりを研究します

 

 

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福井県立大学 生物資源学部 生物資源学科 植物資源学領域(6F) 環境植物学分野

のホームページです。

環境植物学分野では、気候変動に適応した植物の作出や環境保全に配慮した植生管理法の開発を目指し、植物と環境の相互作用のメカニズムを生理、生態、分子生物学的手法を駆使して研究しています。

 

環境植物学分野の担当科目

学部 

講義科目: 環境生物学(深尾)、生態学I(深尾)、生態学II(角田)、植物栄養学(塩野)

学生実験科目: 生物学実験(深尾・塩野・角田)、植物資源学実験(角田・塩野・深尾)、環境生物学実験(塩野・角田・深尾)

大学院 

講義科目: 生物生産環境学(深尾・塩野・角田)、地域生態学(深尾・塩野・角田)


KEY WORDS

深尾研  

ストレス応答、冠水、湛水、乾燥、分子生物学、遺伝学、生理学、生態学、情報生物科学


塩野研  

根、環境適応、湛水、冠水、不良土壌、細胞壁(スベリン、カスパリー線)、植物栄養、植物ホルモン、カーボンニュートラル、耐湿性(Radial Oxygen Lossバリア、通気組織)


角田研  

アブラナ科植物、誘導防御応答、グルコシノレート(からし油配糖体)、コガネムシ上科、植物と植食性昆虫の相互作用、植物と土壌の相互作用、植物の食害応答、バイオマーカーとしての脂肪酸

News

2024年6月10 Publication! 角田先生が参画する、ヒメムカシヨモギの国際共同研究 "iCONNECT"が、外来雑草ヒメムカシヨモギのさまざまな生育ステージにおける乾燥ストレス耐性を世界の個体群について比較した研究をNew Phytologist誌に発表しました!Article. リンク


2024年519 Publication! 塩野先生の研究グループは水田のように湛水が継続しているという環境変化をイネが関知する新しいコンセプトを提案しました!その内容がPlant Physiology誌に掲載されました Article。さらに、記者会見をし、「福井新聞(6月8日 2面)」「日刊県民福井(6月8日)」「中日新聞(6月8日)」で紹介されました。 プレスリリースHP


2024年5月14日 五月晴れのいい天気、塩野研のみんなで永平寺キャンパスの水田で田植えをしました!写真


2024年514 塩野先生と松浦晴香さん(塩野研卒業生)の論文がAnnals of Botany誌 2024年6月号の表紙(Cover image)に採用されました


2024年5月7 Publication! 深尾先生の研究グループInternational Journal of Molecular Sciences「Possible Roles of Carbohydrate Management and Cytokinin in the Process of Defoliation–Regrowth Cycles in Rice」と題した論文を発表しました!Article


2024年4月21 新しく博士研究員・学振特別研究員PDとして田丸翔太郎さんが塩野研究室に加わりました!D1の芝日菜子さんが学振特別研究員DCになりました。遅くなりましたがHPのMembersのページを更新しました。新しいメンバーで今年も良い研究をしていきましょう!


2024年44 塩野研の卒業生の宮下さんが撮影した「根箱・ピンボード法による根のサンプリング」の動画が韓国の販売代理店(C&H社)のHPでも紹介されした!「미야시타 씨, 정말 축하드립니다! (宮下さん、おめでとうございます)動画


2024年3月16 塩野研の卒業生の宮下さんが撮影した「根箱・ピンボード法による根のサンプリング」の動画を大起理化工業が編集し、製品HPで紹介されました!この根系採取装置(DIK-7500, 大起理化工業)を使うと、土の中の根の分布(根系構造)を壊すことなく、あるがままの状態を保持して根を採取することができます。動画


2024年3月7 Publication! 塩野先生と松浦晴香さん(塩野研卒業生)がオオムギに植物ホルモン(アブシジン酸)を投与することで、イネのように酸素漏出バリアをつくらせることに成功しました!その内容は「Annals of Botany」に掲載され、Annals of BotanyのXで世界に拡散されるとともに、「福井新聞(3月7日)」「中日新聞Web(4月10日)」「47NEWS(4月10日)」でも紹介されました。 プレスリリースHP


2024年35 角田先生、西嶋先生、塩野先生がオーガナイザーとなって、国内外の根の研究者が集う、第59回根研究集会を7月20日-21日の2日間、福井駅前の福井市地域交流プラザ(AOSSA)で開催することになりました!ドイツからLukas Schreiber教授が招待講演に駆けつけてくれます。また、国内の根のエキスパートによる公開ワークショップ「掘らないと! 掘らないの? 〜知っていそうで知らない 根の様子と画像解析のウルテク〜(仮)」も開催予定です! 根研HP


2024年2月19 塩野研の卒業生の宮下さんが撮影した「根箱・ピンボード法による根のサンプリング」の動画をJoin us!のページにアップしました。この根系採取装置(DIK-7500, 大起理化工業)を使うと、土の中の根の分布(根系構造)を壊すことなく、あるがままの状態を保持して根を採取することができます。動画


2024年2月14日 東北大学の宮本浩一郎先生が塩野研を訪問し、先端セミナーで発表をしてくださいました。pHなどを半導体化学センサをつかってラベルフリーでイメージングする技術について、丁寧に解説していただきました!とても楽しい時間になりました。写真


2024年2月13 深尾研、角田研、塩野研の卒研生の皆さんが卒論発表会で口頭発表しました!緊張もあったとおもいますが、一生懸命素晴らしい発表でした。頑張りましたね!写真


2024年2月9 深尾研の平野さん、倉島さん、塩野研の江岸さん、芝さん修論発表会で口頭発表しました!皆さん、熱のこもった素晴らしい発表でした。とても頑張りましたね!写真


202421 東北大学の宮本浩一郎先生が2月14日に塩野研究室に訪問してくれることになりました。宮本先生の研究を「植物観察を中心としたセンサ技術の応用」として本学科の先端セミナーで発表していただきます!リンク


2024年14 角田先生の大型土壌動物の掘り取り調査:過去と比較するための文献調査」についてをActivityで更新しました! リンク

News 2023

2023年12月22日 塩野先生と芝日菜子さん(M2)はJAXA 調布航空宇宙センター(東京都府中市)で開催された第19回学際領域における分子イメージングフォーラムで発表しました!塩野は口頭発表「植物科学研究で花ひらく2次元オプトードの現在と未来」、芝さんはポスター発表「作物の根圏酸素状態イメージングへの挑戦」をしました。芝さんのポスター発表は質問者が途絶えることなくたくさんの人が聞きに来てくれましたね。がんばりましたね。いい発表でした! 写真


2023年10月20日 塩野研の芝日菜子さんが第58回根研究集会での優秀発表賞の受賞を受けてつぐみ賞をいただきました。大学HP


2023年12月15日 江尻さん(塩野研出身)が博士論文の学位請求論文発表会をしました! リンク


2023年12月12日 塩野研の芝さん(M2)が特集された記事「稲の特性を畑作物にも 食糧問題に貢献したい」がNOSAI福井に掲載されました! リンク


2023年12月4日 環境植物学分野のみんなでおいしく焼き芋大会をしました!写真


2023年11月28日 塩野先生が本学生物資源学セミナーで「気候変動時代を生き抜くつよい根のデザイン」と題した発表をしました。リンク


2023年11月27日 角田先生の学部講義「生態学II」において、国立研究開発法人・科学技術振興機構・研究開発戦略センターの中村亮二博士(環境・エネルギーユニット・ユニットリーダー)に「カーボンニュートラル社会の実現へ、生態学に求められる役割」と題した特別講義していただきました。写真


2023年11月6日-10日 角田研では国立研究開発法人・国際農林水産業研究センターとの共同研究を進めています! 写真


2023年11月4日 塩野研の江岸祐夏さん(M2)の口頭発表「過湿環境で変動する窒素肥料成分はイネの酸素漏出バリア形成に影響を与えるのか?」と芝日菜子さん(M2)のポスター発表「オオムギの湿害発生過程における根系・根圏酸化状態デュアルイメージングの挑戦」が第58回根研究集会(兵庫県立大学・新在家キャンパス)で優秀発表賞に選ばれました!おめでとうございます! 馬場美幸さん、藤原七海さんのポスター発表も時間外になっても質問者が途絶えることなく、とても人気のいい発表でしたね。皆さん、よくがんばりました! 写真


2023年11月3日 深尾先生が、インドで開催されたイネの国際学会で「洪水耐性遺伝子の新たな機能」に関する招待講演を行いました。


2023年10月27日 塩野研の江岸祐夏さん、芝日菜子さん、馬場美幸さん、藤原七海さんが第58回根研究集会(兵庫県立大学・新在家キャンパス)で口頭発表とポスター発表をしてきます!現在、準備に頑張っています!


2023年10月25日 塩野研の卒業生、江尻真斗さんが根研究学会から根研究学会学術奨励賞「イネ科野生種の過湿環境への適応メカニズムの研究」を授与されることが決まりました!第58回根研究集会(兵庫県立大学・新在家キャンパス)で受賞式が執り行われます。おめでとうございます!


2023年10月20日 塩野研の江岸祐夏さん、芝日菜子さん、馬場美幸さん、藤原七海さんがひまわり迷路のボランティア活動で、つぐみ賞を受賞しました!!大学HP


2023年9月1日 塩野先生が分担執筆した「根っこのふしぎな世界 第1巻 根っこってなんだろう?」が文研出版から発行されました。塩野先生が事務局長をしている根研究学会が編集協力しています。プレスリリース


2023年7月27-28日 塩野研では永平寺キャンパスの実験研究圃場につくったひまわり迷路を一般公開しました。各種メディアで紹介され、2日間の一般公開で600人以上が来場しました! 大学HP


2023年5月21日 塩野研出身の石川さん(現: 東北大学大学院 M1)が第57回根研究集会(明治大学・生田キャンパス)で卒業研究で行っていた、「酸素漏出バリアの形成に関わる植物ホルモンの発見」に関する口頭発表をしました。発表は優秀発表賞を受賞しました!石川さん、おめでとうございます! 


2023年5月15日 植物栄養学(担当:塩野)の講義で福井工業大学と共同開発したIoT植物監視装置を活用して栽培したいちごを福井市内の園児に味見してもらいました。その時の様子が各種メディアで紹介されました。

『福井新聞(5月17日朝刊)』、『日刊県民福井(5月16日朝刊)』、『FBCニュース(5月16日)』、『Yahoo!ニュース』。


2023年5月1日 深尾先生が、研究紹介の動画「稲作農家を救え! 洪水に強いイネをつくる遺伝子の発見」を配信しました。


2023年4月5日 深尾研の平野さん(M2)の研究論文「イネの冠水発芽に関するメカニズムの解明」が「Plants」に掲載されました。


2023年4月5日 塩野研の学生たちは農研機構の中日本農業研究センター 北陸研究拠点に訪問し、オオムギの湿害発生の実情やオオムギ育種の様子を学びました。日本や世界の湿害回避に貢献できる研究がしたいですね!


2023年4月1日 メンバーの更新をしました!心機一転、今年度もいい研究をしましょう!


2023年3月20日 深尾研の平野さん(M2)が、本学の名誉を高めた学生に贈られる「学生表彰」を授与されました。


2023年3月3日 角田先生が石垣島に野外調査にいきました。国立研究開発法人国際農林水産業研究センターとの共同研究で、気候変動緩和策を土壌から探る研究です。角田先生は、さとうきび圃場の植食性昆虫の評価を分担しています。 


2023年3月1日 ドイツ・ボン大学から細胞壁研究の世界的権威であるLukas Schreiber教授が環境植物学分野(塩野研)に訪問し、生物資源学部特別セミナーをしていただきました。学生が自らのデータを発表し、ディスカッションする機会も設けていただきました。英語での発表、頑張りました!(日本学術振興会外国人研究者招へい事業)


2023年1月26日 塩野研の江岸さん(M1)が福井県立大学の第15回「つぐみ賞」を受賞しました。


2023年1月12日 塩野研の宮下さん(M2)の「非接触スキャナと画像解析による根の定量評価法」に関わる原著論文が「Plant Root」にアクセプトになりました。地表面に発達する根の形態評価に関する新しい手法についての論文です。おめでとうございます。

News 2022

2022年12月17日 深尾研の平野さん(M1)がFBCラジオ「放課後 Live Cross」に出演し、研究成果を紹介しました。 


2022年12月13日 塩野研の江尻さんが執筆した「野生イネOryza glumaepatulaの種子根の形態形成」に関わる原著論文が「根の研究」にアクセプトされました!江尻さんが責任著者となった初めての論文です。おめでとうございます。


2022年12月9日 塩野研の芝さんが第18回学際領域における分子イメージングフォーラム(JAXA調布航空宇宙センター)で根の酸素分布の可視化技術に関するポスター発表しました。 


2022年11月26日  角田研の近藤君 (B4)が第54回種生物学シンポジウム(国立科学博物館・オンライン)で「外来昆虫シタベニハゴロモの利用植物は生育ステージで変化する」についてポスター発表をしました。 


2022年11月18日 深尾研の平野さん(M1)が福井県立大学の第13回「つぐみ賞」を受賞しました。


2022年9月29日 深尾研の平野さんがISPA2022(ドイツ)で口頭発表し、travel awardを受賞しました!


2022年9月18日 塩野研の江岸さんが第56回根研究集会(九州大学農学部)でポスター発表をし、優秀発表賞を受賞しました!


2022年7月29日 塩野研の2次元酸素オプトードを使ってイネのシュノーケル効果の可視化に成功しました。その内容は「Frontiers in Plant Science」に掲載され、「日刊工業新聞」、「FBCニュース」で紹介されました。 


2022年6月4日 塩野研の宮下君(M2)が第55回根研究集会(千葉大学・オンライン)で「野生イネの根系発達に関する研究」について口頭発表をしました。


2022年5月26日 塩野研の江尻さん(D3)の論文が「Plants」のEditor’s Choice Articleに選ばれました。


2022年5月23日 塩野研の二次元オプトードに関する解説が「アグリバイオ」に「特集:根の見える化で作物を科学する」として掲載されました。 


2022年4月4日 深尾研のイネの洪水耐性の研究成果が『福井新聞』で紹介されました。