国際的なかかわり
海外の研究者と積極的に共同研究を行っています
数学的問題解決場面における図表の活用に関する国際比較研究
図表は問題解決の有効なツールです。しかし、必ずしも効果的には活用されていません。
自発的に図表を活用できているのはどのような生徒か、日本とニュージーランドのデータを用いて検討を行いました。
研究成果はLearning and Instructionに掲載されました >> [PDF] (264KB)
コミュニケーション場面での自発的図表利用に影響する要因の検討
図表は、問題解決のための道具であるのみならず、説明のための大切なツールです。
どのくらい自発的に効果的に利用できているのかや、利用に影響する要因などを、日本およびアメリカのデータを用いて検討しました。
研究成果はEducational Studiesに掲載されました >> [PDF] (187KB)
自発的な方略の利用や思考スキルの転移を促す研究
学部学生から関心をもって追ってきたこのテーマで,書籍ができました
E. Manalo., Y. Uesaka and C. Chinn (Eds.) Promoting Spontaneous Use of Learning and Reasoning Strategies: Theory, Research, and Practice for Effective Transfer. 2017, Routledge.
収録されている論文は、すべて査読付き論文です。
現在進行中の研究プロジェクトです
関心のある方はご連絡ください
自立した学習者を育成する宿題のあり方に関する研究
スペインの宿題に関する研究者Natalia Suarez Fernandez先生(University of Oviedo)、高校の数学の先生西村華奈先生(千葉工業高校)、博士課程の学生である太田絵梨子さん(東京大学)との共同研究です。
宿題研究は量に着目した研究が中心ですが、我々のデータから、取り組み方(質)が重要であることが示されました。ここまでの成果を、2018年11月にシンガポールで行われる国際学会(ERAS-APERA International Conference 2018)で口頭発表します。(Uesaka, Ota, Nishimura & Natalia “Effects of meta-cognitive learning strategy use on homework: The importance of deeper learning for self-regulated learners ?“(査読付き)))
授業改善につながる「自己評価」のあり方と教師の捉え方に関する研究
数学における自己評価研究をされているBethany Rittle-Johnson先生、博士課程の学生の福田麻莉さん、太田絵梨子さん、柴里実さん(いずれも東京大学)との共同研究です。
近年、授業の最後に自己評価を記述させる実践がふえてきています。記述される内容は実に様々ですが、深い理解を達成できているかを見とることが重要と考えられます。
子ども達が記述した自己評価を、先生方はどのように評価するのでしょうか。
こうした教師の捉え方についての個人差についてのデータを収集し始めました。
理工大学生の道徳的判断の質向上を目指した研究
インドの道徳的メタ認知に関する研究者であるReena Cheruvalath先生、Emmnauel Manalo先生(京都大学), Chris Sheppard先生(早稲田大学)との共同研究です。
道徳的な問題について、短絡的に判断するのではなく、多面的に検討した上で判断を下す力をもった大学生を育成のために、日本とインドの両国で実践を行います。現在、詳細な授業計画および効果検証の指標について検討中です。
海外の大学における在外研究の経験
※海外での招待講演は、業績のページをご参照ください
海外での在外研究および授業観察の経験
2018年2月(10日間) New Zelanad, AucklandおよびWanganui(ワンガヌイ)において授業観察(幼稚園、中学校、高校など)
2015年2月(10日間) Finland, HelsinkiおよびJyvaskyla(ユバスキュラ)において授業観察(小学校、高校、特別支援学校など)
2014年8月(1週間) Australiaにて授業観察(中学校など)
2008年10月(4週間) New Zealand, Auckland大学Students Learning Centre にて在外研究および学校現場での授業観察(小学校、高校)
2003年9-10月(5週間) New Zealand, Auckland大学Students Learning Centre にて在外研究および学校現場での授業観察(小学校、中学校)
2003年3月 (3日間) UKにおいて授業観察(小学校)