令和6年5月17日(金)
場所 畝傍高等学校 化学講義室
参加者 6名
内容
(1) 令和6年度の事業(部会)計画について
令和6年度の地学部会は、年3回の部会(5月・7月・12月)を行うことになった。
夏季地学巡検の行き先は和歌山県串本町方面と決まり、南紀熊野ジオパークセンターの研究員の方に講師をお願いすることになった。
行程については、7月25日(木)畝傍高校出発 → 串本古座高校藤島徹先生訪問 → 串本周辺に宿泊
7月26日(金)南紀熊野ジオパークセンター福村成哉研究員に案内していただいて巡検を行う。巡検予定地は、
四万十帯の牟婁層の付加体、熊野層群の前弧海盆堆積体、熊野カルデラの古座川弧状岩脈(火砕岩)、橋杭岩(火成岩と
堆積岩)、高池の虫喰岩(火砕岩の風化)、潮岬の枕状溶岩(海底噴出溶岩) 等を観察して、畝傍高校帰着
(2) 話題提供と情報交換
山本修先生から5月11日深夜、北海道新篠津村で観測された赤い低緯度オーロラの画像提供された。
令和6年度の「青少年のための科学の祭典」は奈良女子大学を会場として開催予定。
令和6年度に「地学基礎」を開講している高校は、一条、高円芸術、大和広陵、十津川、山辺、東大寺、天理、奈良学園、西大和学園
公立高校の教員メールアドレスが変更され、@e-net.nara.jpドメインに統一された。
令和6年7月5日(金)
場所 畝傍高等学校 化学講義室
参加者 9名
内容
(1) 令和6年度夏季地学巡検について
7月25日(木)朝畝傍高校を出発、和深海岸の砂泥互層、田子海岸のサラシ首層、江田海岸の褶曲を観察し、午後串本着、串本古座高校の宇宙探究コースやロケット射場も見学予定。
物理部会、化学部会、生物教育会へも積極的参加者募集。
(2) 話題提供と各学校の情報交換
令和6年12月6日(金)
場所 畝傍高等学校 化学講義室
参加者 5名
内容
(1) 「令和6年度 夏季地学巡検報告書」原稿の編集について
地名の表記にふりがなを付け加える。放射性同位体14Cの表記の仕方について。
来年度以降も物理部会、化学部会、生物教育会へも参加の呼びかけを行う。
(2) 話題提供
今年度の学習指導研究会では研究授業協議の時間に、若い先生方から、各学校での理科の教員数が減っており、それまで各学校で行っていた様々な生徒実験・演示実験のノウハウが失われていたり、専門科目以外の科目を教えたり、科目が偏っていたり、という現状でどのような実験をやれば良いかがわからない、という意見が出た。そこで、地学部会では実験帳を理化学会のGoogleSite上で公開しているので、物理や化学や生物でもできるだけ公開すれば、見たいときにアクセスして入手できる態勢が作りやすい。
(3) 各学校の取組紹介と情報交換
「かんらん岩の自然放射線測定とその結果」というテーマで池田 正 先生からお話しいただいた。
北海道アポイ岳ジオパーク・かんらん岩広場の岩石標本を中心に、かんらん岩におけるガンマ線測定の概要と結果について紹介していただいた。測定には日立アロカ社製ポケットサーベイメータPDR-111を使用した。かんらん岩のガンマ線量率は極めて低く、正確な線量率を知るためにいくつかの補正が必要とのことである。かんらん岩広場のかんらん岩標本は低い線量率であり、種類別にみると、ダナイト>斜長石レルゾライト>レルゾライト>ハルツバージャイトの順で高かった。
かんらん岩広場以外のアポイ岳登山道、幌満峡、さらには福井県大島半島夜久野オフィオライトについても紹介された。測定は岩体から1mの高さではなく、岩体に接地して測定された。岩体に接地した場合、全線量率の86%が半径15cm内からであるが、岩体から1mの高さの場合、全線量率の約80%は半径6m以内からであり、測定対象以外の表土、地形の起伏などいろいろな影響を受ける。岩体から1mの高さの測定、岩体に接地した測定の両結果が示され、かんらん岩の正確な線量率を知るためには岩体に接地した測定方法が適することが紹介された。
令和5年5月26日(金)
場所 畝傍高等学校 化学講義室
参加者 10名
内容
(1)令和5年度の事業(部会)計画
地学部会は、年3回の部会(5月・7月・12月)を行うことになった。また、夏季地学巡検の行き先は吉野郡十津川村方面と決まり、大阪市立大学 名誉教授 八尾 昭 先生に講師をお願いすることになった。
(2)役員選挙について
令和5年度の地学部会は、前田(長)、廣岡先生、峯川先生の3人で専門委員を務めさせていただく。
(3)話題提供
池田先生から奈良県地学写真アーカイブ引き継ぎの話題が出た。現在退職者を中心に奈良県の地学写真を集めているがなかなか進まないので、是非、若い先生方にも参加していただき、露頭が失われる前に写真を撮影してアーカイブ化しておきたい。そこでミニ地質巡検を企画して、巡検に参加された方々で分担して撮影してもらえないか。という提案があった。現役の教員の方々はお忙しいのでそこまでは頼めないが、もしミニ地質巡検を企画していただいたら理化学会会員の方々に告知紹介をする。また、撮った画像アーカイブの保存場所には、新しくサーバを立てたりDVDに焼くのは手間がかかるので、理化学会のサイトの移動を行うのを機に、アーカイブの保存場所を作ってはどうかという意見が出た。
上村先生から南極派遣事業の当時のお話があり、氷河の擦痕のある岩石やガーネットをたくさん含んだ変成岩を見せていただいた。
令和5年7月7日(金)
畝傍高等学校 化学講義室
参加者9名
内容
(1)令和5年度夏季地学巡検について
8月8日(火)畝傍高校を出発、民宿「吉本屋」に泊まり、8月9日(水)帰着の予定。講師は八尾昭先生に引き受けていただく。参加者9人は自家用車2台に分乗して巡検地を訪れることになった。
(2)地学巡検の事前学習
八尾 昭 先生から巡検で訪れる見学地のおおよその地質概要について、スライドを交えながらお話を伺った。
(3)教育研究所の理化学会ホームページの移行と奈良県地学関連写真アーカイブの開設について
5月に、「現行の理化学会のホームページを内田洋行のサーバからGoogleSitesへ移行するので、それまでに現行のホームページの令和5年度分の更新をして下さい。」というお話があり、6月までに令和5年度分の更新(理化学会会報 第62号の内容の追加)を行った。
現行のホームページ中の地学部会のカテゴリ内に、「地学基礎実験帳」「地学巡検」と並列する形で「奈良県地学関連写真アーカイブ」のページの枠取りを行ったので、コンテンツはGoogleSitesに移行した後に追加更新することにした。
令和5年12月8日(金)
畝傍高等学校 化学講義室
参加者 11名
内容
(1)「令和5年度 夏季地学巡検 報告書」原稿の編集について
台風の影響で8月21日(月)~22日(火)に変更して実施した夏季地学巡検について、報告書原稿の編集を行った。
(2)Google Sitesの地学巡検のページに巡検の解説書・案内書のページを追加する件について
八尾 昭 先生から、これまで訪れた巡検の報告書に詳しい解説書や案内書があれば、報告書を基に後日巡検地を訪れてみたり詳しい資料を見たい人に役立つであろうから、解説書・案内書を地学巡検のページに加えてはいかがだろうか、という提案をいただいた。
(3)令和6年度の地学巡検の訪問先について
物理部会、化学部会や奈良県生物教育会からの参加者も増えてきたので、できるだけSSHの全国大会や全国理科教育大会を避けた日程で行いたい。
令和4年5月24日(火)
場所 畝傍高等学校 化学講義室
参加者 9名
内容
(1)令和4年度の事業(部会)計画
令和4年度 夏季地学巡検(8月)を実施した場合は、年3回の部会(5月・7月・12月)を行うことになった。また、夏季地学巡検の行き先は北海道方面と決まった。
(2)「地学関連写真アーカイブ」について
奈良県の地学関連の露頭や事物が失われつつあるので、説明付きの画像として保存し、教材として使えるものにして共有化をはかる。誰もが使えるようにGoogleClassroomの理化学会地学部会ではないサーバを保管場所とする。
(3)役員選挙について
令和4年度は役員改選がなく補充はしない。専門委員長は前田がつとめる。令和5年度に役員改選があるので、定員の4人になるよう互選で1人を補充する。
令和4年7月5日(火)
畝傍高等学校 化学講義室
参加者 7人
内容
(1)令和4年度夏季地学巡検(北海道方面)について
日程と行程案を出席者に示したところ、「行程が長距離すぎないか」「札幌以外の観光地で宿泊できないか」「化石がとれるという石狩の望来海岸や三笠市博物館へ行ってみたい」「かんらん岩からなるアポイ岳へ行ってみたい」などの意見が聞かれた。
(2)「地学基礎実験帳」の編集について
「使いやすい実験帳にするには、紙の冊子よりも自由に編集できるデジタルデータの方が使いやすいのでは。」という意見が聞かれた。
(3)「奈良県地学関連写真アーカイブ」について
「アーカイブのサイトにはパスワード等の制限を設けない形でページを置く方が、いろんな方面からのアクセスが期待できる。」「画像を二次利用されたときに、奈良県の地学写真アーカイブであるということを必ず書き添えてもらっては」「画像を公開するとき、奈良県の先生のみを対象とするのか、全国の見たい人を対象とするのかで変わってくるのでは」という意見が聞かれた。
(4)各学校の取組紹介
吉川先生(一条高)から、奈良市立一条中学校に1年生が初めて入学してきた。今後、地学(理科2分野)の実験をやるのが楽しみ。
令和4年12月12日(月)
畝傍高等学校 化学講義室
参加者 7人
内容
(1)「夏季地学巡検」の報告について
8月1日~3日に実施した夏季地学巡検について、前田から全体的な報告をしたうえ、報告書原稿の編集を行った。
(2)教育研究所の教科等研究会の理化学会サイトの今後について
教育研究所のウェブサイトの一部を借りて公開している理化学会のウェブページについて、ウェブサーバーの経費の関係から現状と今後の運営について相談した。
(3)令和5年度の役員改選について
地学部会に所属する会員が少ないので、地学基礎または地学を開講している学校の会員は、地学部会にもまたいで会員登録してもらいたい。
令和3年7月5日(月)
青翔高等学校 理科総合実験室
参加者 7人
・以下の4名の先生方(敬称略)に留任をお願いすることとなった。
前田 祐作(県立畝傍高等学校)、新川 雄彦(奈良学園中学校・高等学校)、
廣岡 圭司(奈良育英中学校・高等学校)、山田 隆文(県立青翔中学校・高等学校)
・本年度も年3回の部会(7月・10月・12月)を開催することを決定した。
・夏季地学巡検については今年度も実施を見送り、昨年度と同様に秋に実施することとなった。
・新しい事例の提出はなかった。
・既存の事例を、来年度から始まる新学習指導要領に適合する形に変更する必要を議論した。
奈良県内の代表的な露頭の写真や県内で見られた地学現象を、解説文とともにアーカイブとして残すことを、昨年度、池田 正 先生(元青翔中・ 高)よりご提案いただいた。今年度及び来年度に順次作成し、ある程度完成すれば地学部会の「Google Classroom」等で公開する。
山田 隆文 先生(青翔中・高)から、同校で実施している小学生向けの科学クイズコンテスト「青翔サイエンス・クエスト」の紹介をしていただいた。今年度もコロナ禍の影響で、オンラインによる個人戦となったため、科学部やSSH委員が問題・解説動画を作成した。部会では地学分野の動画を視聴した。
令和3年10月18日(月)
奈良学園中学校・高等学校 地学教室
参加者 8人
・実施日は、11月21日(日)の日帰りで天川村洞川方面と決定した。
・現地の訪問先や交通手段等について、講師を依頼した八尾昭先生と相談した。
・教材開発の方向性として、奈良県独自のもの、奈良県を対象としたものを追加するとよい。
・地学専門外の教員向けのマニュアルを作成すると良いのではないか。
・新学習指導要領に沿った形にレイアウトを変える必要がある。
・中尾 勝博 先生より、コロナ禍によりオンライン開催となった「青少年のための科学の祭典 奈良大会」のことについて報告していただいた。
・池田 正 先生より、大阪府の子供のためのジオカーニバルについて紹介していただいた。
・八尾 昭 先生より、「十津川村史」刊行の紹介をいただいた。先生も執筆されており、地質や自然の動植物のページが充実しているとのことである。
令和3年12月10日(金)
畝傍高等学校 化学講義室
参加者 8人
・前田 祐作 先生(畝傍高)より報告文に基づいた全体的な説明をしていただいた。
・11月21日(日)の秋季地学巡検では、かなりの写真を取得することができた。
・文書フォーム、提出先、運用方法等については、来年度5月の部会で相談する。
・気象・天文関係の事例の充実が望まれる。
・令和4年度の部会も年3回(5月・7月・12月)で計画する。
・令和4年度の(夏季)地学巡検について、年度の周りでは海外研修の年になるが、コロナ禍の影響で困難なため、北海道を候補として検討していく。
令和2年7月14日(火)
青翔高等学校 地学教室
参加者 9人
・本年度は、コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、5月の部会を7月に延期し、年3回の部会(7月・10月・12月)を開催することに決定した。
・地学巡検については、やはりコロナウイルス感染拡大防止に配慮して、泊を伴う遠方へのものは中止し、秋に日帰りで実施することになった。
生田依子先生(青翔中・高)から、ご自身が第58次南極地域観測隊に同行されたご経験より、南極に存在する岩石(片麻岩など)や氷河、観測できたオーロラの様子などについて、写真を交えて話題提供をいただいた。
・吉川直和先生(一条高)より、ご自身が作成されたオンライン授業の動画(化学分野)とアイルランドのダブリンで開催された学会で発表された物質の発光現象について紹介いただいた。
・山田隆文先生(青翔中・高)より、日本地球惑星科学連合大会(オンライン開催)で高校3年生が発表したiPosterについて、オンライン授業で使用した「地学基礎」動画について紹介していただいた。
令和2年10月2日(金)
奈良学園中学校・高等学校 地学室
参加者 8人
・実施日は11月22日(日)、行き先は三重県伊賀市方面と決定した。
・現地の訪問先、行程、交通手段について相談した。
今回、新たな事例の追加はなかったが、前田祐作先生(畝傍高)により、理化学会地学部会Webページが教育研究所の教科等研究会のページにリニューアルした。それに伴い今までの実験帳についても新しいWebページに移行した。
URL http://www.e-net.nara.jp/kyouka/index.cfm/20,0,74,164,html
新川雄彦先生(奈良学園中・高)の案内で校地内にある里山を見学した。道中に「森の教室」や棚田等があり、井戸も掘られていて、ソーラーパネルを用いたポンプで水を汲み上げていた。これを用いて、高校2年生が課題研究を行っているとのことである。
・前田祐作先生(畝傍高)より、同校の文化祭での化学部地学班によるプラネタリウム上映、同校のグローカル型課題研究での生徒による柱状節理の研究について、それぞれ紹介いただいた。
・コロナ禍での各校の実験の様子等について情報交換を行った。
令和2年12月14日(月)
畝傍高校 化学講義室
参加者 7人
前田祐作先生(畝傍高)より報告文に基づいた全体的な説明をしていただいた。
令和4年度から始まる高等学校新学習指導要領に合わせ、主体的・対話的で深い学びの視点のもと、他部会や他府県の事例を参考に「地学基礎実験帳」もそれに合わせて改定に着手する必要がある。
池田正先生(青翔中・高)より、奈良県内の露頭(典型的な地質構造や化石産地等)や地学に関連する事物の写真等のアーカイブ作成についてご提案いただいた。詳細は次年度に決定する。
日程 令和元年5月23日(木)
会場 青翔高等学校 地学教室
参加者 6名
・以下の4名の先生方(敬称略)にお願いすることとなった。
・前田祐作(県立畝傍高等学校)、新川雄彦(奈良学園中学校・高等学校)、廣岡圭司(奈良育英中学校・高等学校)、山田隆文(県立青翔中学校・高等学校)
・本年度も年3回の部会(5月・7月・12月)を開催することを決定した。
・夏季地学巡検については、昨年度見送りになった伊豆半島方面で実施することとなった。
・奈良県全体でも「地学基礎」を開講している学校が10校以上に上っており、それらの学校で活用可能な事例を考える必要がある。また、「地学基礎」に限らず、「奈良タイム」に合わせて奈良の地質についての学習ができれば良いといったことを議論した。
・昨年度完成分までは、地学部会のWebページで公開している。→地学基礎実験帳へ
山田隆文先生(青翔中・高)から、同校で実施している小学生向けの科学クイズコンテスト「青翔サイエンス・クエスト」の紹介を行った。この行事は、県内の小学生のチームを募り、科学部やSSH委員が考えた理科や算数に関する実験・工作・思考問題を解いて得点を競わせるという内容である。
日程 令和元年7月5日(金)
会場 畝傍高等学校 化学講義室
参加者 8名
・実施日は、8月17日(土)~18日(日)の1泊2日で伊豆半島方面と決定した。
・現地の訪問先、宿泊場所、交通手段、参加費用等について相談した。
吉川直和先生(一条高)から「電子レンジを利用した水和錯体の脱水反応」という研究を海外の論文に英語で投稿された報告があった。電子レンジを用いると水和水が抜けるようで、地学では鉱物の研究にも応用可能である。
大柳義徳先生(元天理高)からお預かりした「星座早見盤」について紹介させて頂いた。こちらは、すでに理化学会地学部会のWebページで公開されている。→地学基礎実験帳へ
前田祐作先生(畝傍高)から県立畝傍高校化学部地学班の日々の活動内容について紹介いただいた。
日程 令和元年12月6日(金)
会場 奈良育英中学校・高等学校 地学教室参加者
参加者 8名
前田祐作先生(畝傍高)より報告文に基づいた全体的な説明をしていただいた。
気象関係の事例が少ないということで、山田隆文先生(青翔中・高)より昨年度の台風21号による高潮被害を題材とするものを作成しようとしたが、実際の気象庁の観測データにはイレギュラーもあり、再検討が必要だということが報告された。
廣岡圭司先生(奈良育英中・高)、山田隆文先生(青翔中・高)から、11月23日(土)~24日(日)に東京大学で開催された全国高校地学教育関係者情報交換会の内容について報告された。
平成30年5月28日(月)
青翔高等学校 地学教室
参加者 12人
(1)本年度の事業(部会)計画について
(2)夏季地学巡検の計画について
伊豆半島などの意見も出たが、最終的に熊本・阿蘇に決定した。見所としては、世界的に有名なカルデラ火山である阿蘇山、2016年に発生した熊本地震の被害状況の見学、口径82cmの天体望遠鏡を備えた南阿蘇ルナ天文台での天体観測があげられる。
(3)地学基礎実験帳の編集について
畝傍高校 前田先生から「火成岩を分類する」というテーマで岩石の組織での分類と密度測定による岩石名の推定といった事例を提出いただいた。
昨年度分まではnaarikaのwebページで公開している。http://www.naararika.com/geoex.html
(4)各学校の取組
青翔中高校 山田先生から同校のSSH科目「スーパー探究科学」で生徒が探究活動を進める中で必要になる天文学や天体観測、学会発表に関するノウハウをまとめたテキスト「中高生のための天文研究入門」について紹介した。(ご興味お有りの先生は、ご連絡をいただければ進呈します。)
平成30年7月5日(木)
奈良育英学園 地学教室
参加者 10人
(1)夏季地学巡検の行程について
8月17日(金)~18日(土)の1泊2日で熊本・阿蘇方面と決定した。
現地の訪問先、宿泊場所、交通手段、参加費用等について相談した。
(2)「地学基礎実験帳」の編集について
畝傍高校 前田先生から「火成岩を分類する」という事例の修正版を提出していただいた。
(3)地震波のデータなどはK-NET防災科学技術研究所強震観測網のWebページにあるとの情報をいただいた。
平成30年12月6日(木)
高円高校 物理教室
参加者 7人
(1)「第51回夏季地学巡検」の報告
畝傍高校 前田先生から報告文に基づいた全体的な説明をしていただいた。
(2)話題提供「チバニアン(千葉時代)の露頭の見学」について
奈良学園 新川先生から地磁気が最後に逆転した痕跡を残している77万~12万6000年前を代表する基準地として、地質時代に日本の名前がつくのは初めてであるということで、命名に関わるいきさつ実際に見学された露頭の画像を交えて紹介していただいた。
(3)話題提供「国立天文台アーカイブデータ(SMOKA)の活用
青翔中高校 山田先生より、国立天文台が公開しいる天文台アーカイブデータの利用方法について説明した後、地学基礎の授業において銀河の赤方偏移を調べることでハッブルの法則を確かめるという事例を紹介していただいた。詳細は理科学会会報に掲載。
平成29年5月25日(木)
青翔高等学校 地学教室
参加者 9人
(1)本年度の事業(部会)計画について
(2)地学専門委員の改選について
(3)地学基礎実験帳の編集について
・今回は新たな事例の提案はなかった
・昨年度分まではnaarikaのwebページで公開している。
(4)講演会「奈良盆地の地質概要と盆地周辺の断層について」
講師 長崎大学 名誉教授 松岡 數充 先生
平成29年7月18日(火)
奈良育英学園 地学教室
参加者 11人
(1)地学基礎実験帳の編集について
奈良県南部の水害等を教材化できないかを検討
(2)話題提供「デジタル一眼レフカメラの改造について」
天理高校 大柳 先生から、デジタル一眼レフカメラのローパスフィルターを外して、散光星雲のHα線に対する感度を高める改造についての話
(3)話題提供「皆既日食の観測について」
青翔中高校 山田 先生から、8月21日の皆既日食観測へ向けて、準備物や写真撮影の機材等の設定の話
(4)アメリカ皆既日食観測研修の旅行説明会
(株)JTB西日本の担当者から参加および行程についての説明と注意
平成29年12月8日(金)
東大寺学園 地学教室
参加者 12人
(1)アメリカ皆既日食観測研修について奈良高校 前田 先生から報告
青翔中高校 山田 先生から画像を交えての報告
(2)地学実験帳の編集について
奈良タイムで活用できそうな奈良の自然環境に関するもの、奈良県でみられる火成岩・変成岩を扱ったもの、科学部等で利用できるガイドブック的なものを作るなどの意見が出た。
(3)各学校の取組その他
・奈良高校 前田 先生より「青少年のための科学の祭典」においてプラネタリウム出品の話題
・青翔中高校 山田 先生より青翔中学での二上山実習(中1)、気象台見学(中2)、天文台実習(中3)の紹介
・奈良県立教育研究所 山本 係長、大和中央高校 井上 先生から「サイエンスチームなら」が取り組む「月面発光」の研究の紹介
平成28年5月26日(木)
青翔高等学校 地学教室
参加者 8人
(1)本年度の事業(部会)計画について
(2)本年度の夏季地学巡検について
8月18日(木)~19日(金)に、福井県立恐竜博物館や根尾谷断層を訪れることを相談した。
(3)地学基礎実験帳の編集について
・大阪市立大学名誉教授の八尾昭先生に、「奈良県の地形を探る(1) 地形断面図の作成」、「奈良県の地形を探る(2) 接峰面図・埋谷面図の作成」「奈良県の地形を探る(3) 地形区分と様々な地形」、「奈良県の地質を探る(1) 様々な地層・岩体の分布」「地震を探る」の5例を執筆いただいた。最後の1例以外は、地学基礎の範囲を超えるものではあるが、奈良県独自の大変貴重な教材であると言える。
・元奈良育英学園の肥塚先生には「活断層と想定震度」について、奈良高等学校の前田先生には「恒星の分類」について、それぞれ事例をいただいた。
・これらの事例は、昨年度完成分も含めて、現在理化学会のWebページで公開している。
(4)平成29年度の夏季地学巡検について
8月21日にアメリカ合衆国で起こる皆既日食を中心とした研修にしてはどうかと相談した。
(5)各学校の取組とその他
・青翔高等学校の山田先生より、学校設定科目「スーパー探究科学」地学班生徒の研究を紹介した。
・奈良女子大学附属中等教育学校の中尾先生より、11月20日に奈良女子大学で開催の「青少年のための科学の祭典奈良大会」の紹介をいただいた。
平成28年7月5日(火)
奈良高等学校 地学教室
参加者 9人
(1)本年度の夏季地学巡検について
8月18日(木)~19日(金)に、福井県立恐竜博物館・野外博物館~(泊)~根尾谷断層観察館~瑞浪市化石博物館と、福井県から岐阜県の博物館巡りを行うことに決定した。
(2)「地学基礎実験帳」の編集について
発行方法については、冊子化してはどうかとの意見もあったが、改訂のし易さ及び費用面を考慮し、当初の予定通り随時PDFにて理化学会Webページに登載することになった。
(3)平成29年度の夏期地学巡検について
8月21日(月)の皆既日食に合わせ、8月18日に日本を出発し、23日頃に帰国する4泊6日程度の行程で旅行業者に依頼をかけることに決まった。また、地学部会だけでは参加者が少数のため、物理部会や化学部会、奈良県生物教育会からも参加者を募ることとした。
(4)各学校の取組とその他
奈良高等学校の前田先生から、8月に神戸で開催のSSH生徒研究発表会で、スカイクオリティメーター(SQM)を用いた浮遊粒子状物質の研究を発表する旨の紹介があった。
今年度の広陵高校で開催の学習指導研究会について案内した。
平成28年12月6日(火)
奈良育英学園
参加者 8名
(1) 夏期地学巡検のまとめについて
(2) 「地学基礎」実験帳の編集について
今回は新たな事例の提出は無し。
(3) 来年度のアメリカ皆既日食巡検について(平成29年8月)
世界で初めて重力波を検出したLIGOハンフォード観測所の見学が可能とのことである。
旅行業者より行程表と見積を頂き、その内容について検討した。
(4) 各学校の取組とその他
11月17日の大和広陵高校で実施された学習指導研究会について、研究授業をされた峯川先生から報告していただいた。
青翔高等学校の山田先生から、11月に実施したSSHアメリカ研修の様子を紹介していただいた。
理化学会会報への原稿執筆について依頼した。