35年頃には大量の洋上風力が稼働し始める。
果たしてうまく稼働出来るのか??
Ⅲ.大量稼働の洋上風力対策
(1)22年度の東北電力の稼働実績
(2)2030年頃の東北電力の稼働状況シミュレーション
(3)東北の全太陽光にHBBS導入時の2030年頃の東北の稼働状況
(4)35年頃に大量の洋上風力が稼働し始めた時の東北の稼働状況
(5) HBBS適応後日本全体の再エネ化率
(6)洋上風力稼働時期の、稼働環境
(7) 出力抑制未解決のまま、洋上風力稼働の場合
(8) 洋上風力の抑制解消対策
(9)洋上風力稼働をキッカケに水素社会の実現
(1)22年度の東北電力の稼働実績
①正午の抑制限界需要
夏ピーク日;1,290万kW
冬ピーク日;1,160万kW
春平均日;880万kW
秋平均日;950万kW
②22年4月末の再エネ接続数 → 23/4
太陽光;742万kW → 816万kW
風力;179万kW → 200万kW
バイオ;637万kW → 641万kW
地熱;27万kW → 29万kW
③22年度の稼働実績
★出力抑制は4回実施された。抑制のインパクトはゼロに等しかった。
(2)2030年頃の東北電力の稼働状況シミュレーション
①30年頃の再エネ接続数 → 22年との倍率
太陽光;1,954万kW → 2.63倍
風力;1,360万kW → 7.60倍
バイオ;799万kW → 1.25倍
地熱;49万kW → 1.82倍
②系統制御条件
30年頃は東京電力はじめ全電力で
供給過剰になっている為、連携線は使用出来ない
★再絵の加率の43.2パーは、我が国の40年目標値に達しているが、
太陽光と風力の抑制率が酷すぎる。この抑制率では全て倒産してしまう。
(3)東北の全太陽光にHBBS導入時の2030年頃の東北の稼働状況
★再エネ(72.9%)と原発(7.1%)合わせると80.0パーセントの自立化が達成できる。
(4)HBBS導入前に、大量の洋上風力が稼働し始めた時
★再エネ化率だけは目標以上を達成,メデタシメデタシ ❤ ❤
抑制率がメチャクチャ、太陽光が94.5パー、風力も87.6バー、
風力の抑制量が総需要の2.15倍
★35年過ぎは全電力の昼間は供給過剰のため、連携線が役立たなくなっている。夜間は需要が少なく、原発や火力の最低出力がベースにあるので連携線を使用しても殆ど効果が出ない。
(5)HBBS適応後日本全体の再エネ化率
❤ ❤ ❤ HBBS適応で40年目標達成 ❤ ❤ ❤
30年にすべての太陽光にHBBSを導入出来たとすると、太陽光の抑制は完全に解消され、再エネ化率も50パーセントに達する。ただし、30年にはまだ洋上風力は稼働していない。全ての太陽光にHBBSが導入されると、昼の時間の一斉供給過剰が解消されるので、風力の過剰分は連携線で余裕のある所に送って、抑制を解消出来るようになる。抑制分が有効分となって全体の再エネ化率は5.5パーセント高くなり、55.8パーセントとなる。
2040年度のエネルギー基本計画目標の再エネ4~5割、原子力2割程度、火力3~4割程度は、余裕をもって達成できる。
HBBS導入で、我が国のエネルギー自給率、原発と再エネで63パー達成。
(6)洋上風力稼働時期の、稼働環境
①現在(25/3)の地域別、再エネ種別の接続済容量
HBBSが導入されていても、いなくても
洋上風力入り込む余裕無し
(7) 出力抑制未解決のまま、洋上風力稼働の場合
①現在(25/3)の地域別、再エネ種別の接続済容量
②35年頃の地域別再エネ種別の推定容量
現在との倍率;太陽光:4.32、風力:22.6倍、その他;1.22倍
③35年頃の季節別正午の需要量との倍率
★全社率が1年中1.0以上となるので、かなりの悪天気でも全国一斉に供給過剰
★日本の全需要の3分の一を占める東京が、1年中供給過剰の影響は大きい
★風力が最大の東北は、雪が降るほど悪天気でも供給過剰
(8) 洋上風力の抑制解消対策
①洋上風力発電グループ
②グループ毎に最寄り地上基地に接続
③地上基地で即、液化水素製造
④船またはトラックまたはパイプラインで移送目的地へ輸送
(9)洋上風力稼働をキッカケに水素社会の実現
トヨタでプリウスの開発を担当し、現在、(株)HyWealthの代表取締役である広瀬雄彦氏は、
今後は水素社会になると力説されている。以下は彼の資料である。
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