これまでのセミナー (2022年度)
2022年度 第1回セミナー
題目:ヴィラソロ代数の被約フォック表現
講師:山田 裕史 氏 (岡山大学名誉教授)
場所:立教大学池袋キャンパス 4号館4階 4405教室 (hybrid)
日時:2022年4月27日(水) 17:10--18:40
概要:昨年亡くなったアルゼンチンの物理学者,Miguel Virasoro の名前を冠した無限次元リー環の多項式環上の表現を考察する.
この作用と相性の良い多項式環の基底としてシューアのQ函数が取れることを述べたい.
またKdV方程式系の広田表示との関係にも触れたいと思う.
2022年度 第2回セミナー
題目:高次元における非可逆的対称性
講師:大森 寛太郎(東京大学)
場所:オンラインセミナー(参加希望の方は数理物理センターのメンバーにコンタクトしてください)
日時:2022年5月18日(水) 17:10--18:40
概要:非可逆的対称性とは、場の理論及び局所的量子論における対称性の一般化であり、観測を含むような非ユニタリな操作を許すことで得られる。この概念は数学的には群に替わってテンソル圏及びその高階類似によって記述される。この概念は実質的には古くから知られるが、2+1次元以上の場の理論においては近年になって具体例の構成法が発見され、更なる研究が期待される。このトークでは非可逆的対称性について概観した後、この具体例と、現時点で考えうる応用について述べたい。
2022年度 第3回セミナー
題目:Gaudin models associated with Lie superalgebras
講師:Evgeny Mukhin (IUPUI)
場所:立教大学池袋キャンパス 4号館4階 4405教室 (hybrid)
※ 池袋キャンパスでの参加をご希望の方は,[登録ページ] から登録をお願いします。
オンラインでの参加をご希望の方は,数理物理センターのメンバーにコンタクトしてください。
日時:2022年7月13日(水) 17:10--18:40
概要:We study the Gaudin models associated with Lie superalgebras using the Bethe ansatz method. We discuss the populations of solutions of the Bethe ansatz equations and the corresponding "opers". In our main examples of gl(m|n) and osp(m|2n) the opers can be identified with rational pseudo-differential operators (under some generic assumptions). We will discuss the differences and the similarities of the supersymmetric and the even cases.