060016:歩掛(商品にかかる労務費)を自動計算するには？

【回答】

一般的に、歩掛とは｢建設工事を構成する各部分工事の１単位生産量に対して、過去の実績などから設定された標準的な必要労務量・所要資材量｣と定義されていますが、｢レッツ原価管理Go!」では歩掛を労務費歩掛として扱います。

 (例)歩掛0.250＝１人で４分の１日分の必要労務量

人工単価を15,000円(人／日)と設定した場合

所要労務費＝15,000円✕0.250✕＝3,750円

歩掛を各商品ごとに登録し、積上単価方式の見積で｢行属性｣に｢労務費｣を指定することにより、商品の労務費を自動計算することができます。

【入力例】

1.見積書＞設定タブで人工単価を登録します（例：15,000[人／日]）

2.見積書＞明細入力で商品ごとに、歩掛を設定します（例：0.25＝1人の4分の1日分の必要労働量）

3.「行属性」で「労務費」を指定することにより、商品の労務費（所要労務費）を自動計算することができます

※所要労務費は商品の数量が増えた場合は数量分だけかけた金額になります。

例：人工単価が「15,000」で歩掛が「0.25」の場合

所要労務費＝ 人工単価 × 歩掛 × 数量

所要労務費＝ 15,000 × 0.25 × 1 ＝ 3,750

所要労務費＝ 15,000 × 0.25 × 2 ＝ 7,500

所要労務費＝ 15,000 × 0.25 × 3 ＝ 11,250