穂高神社奥宮の背後に聳える明神岳。登山道のないバリエーションルートの山ですが、踏み跡を辿って山頂に立てば、上高地の平地が眼下に一望できます。
その昔はV字谷を作って岐阜県側に流れていた梓川。白谷山火山が噴火して堰き止められてできた古上高地湖。そこに土砂が流れ込み、ある日、古上高地湖が決壊してできた今の上高地。
現在の上高地を形作った一連の大事件を想像して感じるのに絶好の立地です。
上高地のたどった地史を「鳥の目で」観察してみましょう。
梓川の昔の流れ、堰き止めと土砂の堆積、
堰止湖の決壊をイメージしてみよう。
上高地ができる前の梓川は右奥へ。今は大正池の奥から急に渓谷になり、堰止湖の決壊の激しさを物語る。
・ついにバリエーションルートが登場!やまたみオリジナルのジオツアー。
・もちろん地学の基本知識はなくてもOKです。
専門知識を身につけたやまたみのジオガイドが丁寧にわかりやすくご説明します。
<留意事項>
ロープでの確保は行いますが、整備されていない急傾斜の山道を歩ける方限定です。参加希望で経験の足りない方はご相談ください。
登り口には穂高カルデラの底にあったマグマ溜まり、
滝谷花崗閃緑岩の露頭がある。
登っていくと、穂高カルデラの中に堆積した
熔結凝灰岩になっていく。
穂高カルデラの東の縁、ひょうたん池を見下ろす。
梓川の網状流路と白沢の扇状地
5月23日(土)(悪天時の予備日:5/24(日))
※日帰りの行程です。
※明神岳から上高地やを眺めながらそれらの成り立ちを解説するのが眼目のツアーですので、眺望が期待できない天気や登るのにリスクの高い天気の場合には基本的には登りません。5/23に登れなかった場合には翌5/24に振り替えます。
※次の日に延期する場合の連絡は3日ほど前には決定できるように努力します。
※定員が限られているため、予備日も含めて日程を確保できる方を優先的に受け付けます。
○集合 6:00 上高地バスターミナル(インフォメーションセンター前)
○解散 15:30 上高地バスターミナル
河童橋―岳沢湿原―明神五峰―岳沢湿原―河童橋(累積標高差 2400m)
29,000円(税込)
※参加費はガイド料のみとなります。モンベル会員は500円割引いたします。
※ガイド経費(現地までの交通費、駐車場代等)はお客様で按分してお支払いいただきます。おひとりあたりの分担額はお客様の人数によって変動しますが、4000円程度を目安にお考えください。
※山岳保険に加入ご希望のお客様は、別途保険料をガイドにお支払いください。
※当日はお客様自身の宿泊費、飲食費、交通費、日帰り入浴代等が別途必要となります。
※お客様の現地までの交通費、昼食代、宿泊費は別途必要となります。
2名様より催行、定員5名
岩稜の登山道難路または岩稜バリエーションの経験のある方
岩稜の登山道難路をコースタイムで歩ける方
山の地質や地形に興味のある方
本ページ末尾のリンクからお申し込みください。
登山靴・靴下、雨具、着替え、防寒具、ヘルメット、ハーネス、環付カラビナ2枚、手袋、行動食、非常食、飲み物、ヘッドランプ、携帯電話、財布・資金、カメラ
※ハーネス、カラビナはレンタルがありますので、ご希望の方はお知らせください。
※ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。
スケジュール、コースは天候などにより変更・中止になることがあります。
当日の朝にバスで来られる方がいなければ集合時刻を前倒しします。その際は改めてご案内します。
予定通りに5/23に行けた場合には、5/24に別の場所をご案内することも可能です(別途料金)。ご希望の方はお知らせください。
当日体調が悪い方はご参加いただけません。
ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。
田村 tam.tamlin@gmail.com
田村茂樹
信州大学名誉教授の原山智氏の研究を大学在学時に知り、地質学に目覚める。研究者への道は断念したが、ガイドになってからは地質や地形の面白さを多くの方に知ってもらうべく奮闘中。山伏、猟師など様々な角度から山に関わり、街道歩きからバリエーションルートや雪山登山にバックカントリースキーまで、幅広くガイド活動を行っている。
福田浩道
信州移住と勉強で山を歩けることから信州大学理学部地質学科に入学。大学進学を機に信州に移住した。以来、北アルプスの山小屋での小屋番も経験し、ガイド資格を取得。山岳ガイドとして開業し、現在に至る。学生の時の専門は構造地質学で、南アルプス巨摩山地を卒論のフィールドとして甘利山~鳳凰三山周辺のフォッサマグナの構造地質を調査する。
大地が熱く語る悠久の歴史を感じながら一緒に歩きましょう。