1. はじめに
令和6年度の吉身中町自治会は、地域の絆を深め、住民の交流を促進するために以下の3つの取り組みを推進します。
➀イベントの充実と交流機会の増加
関係団体との協力を深め、新たなイベントも企画し実施します。これにより、地域住民同士の交流を深め、共感と連帯を促進していくことを目指します。
②「助け愛よしみ」の奨励
隣近所との助け合いを奨励するため、「助け愛よしみ」の精神を広めます。あいさつを通じて地域のコミュニケーションを活性化し、安心できる地域づくりに取り組みます。
③自治会活動の透明性と親しみやすさの向上
自治会活動の内容を分かりやすく伝え、地域住民に親しまれる自治会を目指します。自治会のホームページや情報発信を通じて、活動内容を広く周知し、参加の促進に努めます。
吉身中町自治会は「地域を愛し、安心・安全・明るい・住みよいまちづくり」を目標に掲げ、地域社会の発展に貢献してまいります。特に、安心と安全への取り組みを最優先し、福祉の増進や防災・防犯などの施策を展開していきます。
新型コロナウイルス感染症は5類感染症指定となりましたが、感染対策に配慮しながら会員皆様の協力をいただき、自治会だけでなく子ども会や赤十字奉仕団などの団体と協力して行事を開催していきたいと考えています。子どもたちの参加が増えるようなイベントを企画していきたいと思います。
記憶に新しいことですが、元旦に能登半島地震が発生しました。自然災害はいつ起きるか分かりません。災害や火災が起きた時などに、ご高齢の方や、障がいをお持ちの方をご近所同士で助け合える関係を築いて、地域の安心・安全な環境を高めていきたいと思います。まずは、隣近所の方を知り、言葉を交わすことができるように、ご近所の方の顔を見かけたら明るく気楽にあいさつをお願いします。
自治会のホームページや回覧等の情報発信を活用して、見えにくいと言われる自治会の活動内容や必要性を知っていただき、自治会を身近に感じてより多くの方が自治会活動に参加されるようになることを目指していきます。
自治会の規程や組織の見直しを続け、会員や地域住民が参加しやすい環境を整備してまいります。会員や組長・役員が自治会活動を理解し、取組みやすくなるような「自治会活動ハンドブック」の作成を目指していきます。また、老朽化した自治会館の建替えに向け吉身西町・吉身東町自治会・吉身農業組合と調整を進め、地域の皆様に自治会館の建替えを理解していただけるよう努めて参ります。
地域の皆様と共に、より良い地域社会の実現に向けて全力で取り組んでまいります。どうぞ、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2. 主な事業計画
(1) 安全:防災・防火、防犯、交通など安全の維持向上
令和6年1月1日に能登半島で発生した震度7の大地震では、甚大な被害がもたらされ、多くの住民が長期にわたる避難所生活を余儀なくされました。南海トラフを震源とする巨大地震が30年以内に7~8割の確率で起こるとされ、守山市でも震度5強の揺れが想定されていますが、能登半島地震の報道に接する度に、将来起こるであろう地震への恐怖、不安が高まる状況です。今こそ私たちは、いざという時に備えて、防災知識や技術の習得に努めなければなりません。自治会として自助、共助の精神の下、防災活動に取り組んでまいります。
① 防災・防火
防火をより身近に感じてもらうために、一昨年から実施した隣組消火訓練を継続し、参加者を増やしていきます。また、昨年度開催した防災研修会「防災ゲーム クロスロード」について、対象を組長に広げ災害発生時の取るべき行動について考えます。あわせて、地震発生時の避難行動要支援者をはじめとする住民の安否確認や避難誘導、また救出・救護活動など地震発生時の初期対応について、住民、組長、自主防災委員会の取るべき行動について、より具体的な内容を定めていきます。
その他の点検活動や防災訓練は継続して実施します。
② 防犯
最近は日本国内でも詐欺・悪徳商法に加え空き巣・強盗事件が多く発生しています。今一度、住民の防犯意識を高めるため、防犯に関する取り組みを進めていきます。
③ 交通安全
吉身学区まちづくり推進員、青少年健全育成部会のメンバーを中心に、交通安全見守り活動や朝のあいさつ運動を継続していきます。
(2) 安心:福祉の増進
安心した生活を送るためには、健康と福祉の増進は不可欠です。また、一昨年から始めた子育てサロン等地域で支え合う活動を充実します。
① なかまちサロンの開催
高齢者が孤独にならないように、仲間づくりのためのふれあい交流活動「なかまちサロン」を6月、12月に実施します。
② 見守りが必要な方へ訪問活動と「助け愛よしみ」の充実
民生委員・児童委員が友愛訪問活動を実施します。また、向こう3軒両隣で助け合う支え合い活動「助け愛よしみ」と連携した活動を実施します。
③ 子育てサロンの開催
子育てを楽しみ、仲間づくりを行うには地域で支え合うことが重要です。子育てサロンを5月、7月、12月に開催しネットワークを広げて行きます。
④ 5つの健康教室の支援
「健康のび体操教室」「健康太極拳腹式呼吸法教室」「健康マージャン教室」「健康カラオケ教室」に加え「健康グラウンド・ゴルフ教室(新規)」を支援し、会員の健康増進に寄与していきます。また、新しい企画として「漢健サロン」の検討を進めます。
⑤ 敬老会の開催
敬老会を実施し、お祝いするとともに他の活動と連動させて高齢者の健康増進に寄与していきます。
⑥ 健康福祉部会
部会を開催し、健康福祉部の事業計画立案、事業実施、振り返りを行います。
⑦ 守山市社会福祉協議会との連携強化
守山市社会福祉協議会等に参加して、社協と自治会活動との連携を深めます。
(3) 環境:道路、河川、公園などの環境整備と保全
住みよいまちづくりのためには美しいまちづくりが必要です。一斉清掃をはじめ環境維持活動や各種啓発活動を実施します。
① 町内一斉清掃の実施
美しいまちづくりのために、7月と11月の年2回一斉清掃を実施し、自宅周辺および河川や公園などを清掃します。ゴミ回収場所や回収コースについても各組からの要望も踏まえてより良いものになるように検討します。
② ほたるの夕べ(なかまちのつどい)
守山市は水と緑のあふれるまちづくりの象徴の一つとして「守山市ほたる条例」を定めてホタルが飛び交うまちづくりを目指しています。吉身中町では「ほたるの夕べ(なかまちのつどい)」を開催しホタルについて理解することで環境意識についても深めることを目指します。
③ 花のまちづくり
吉身中町をより良いまちにするために植栽活動を実施します。植栽できる条件や場所は限られていますが、吉身中町全体が華やかになるように工夫しながら植栽を広げていくことを目指します。
④ ごみ集積所立会啓発
守山市と協力してごみ集積所の立会を行い、ごみの出し方や分別について啓発活動を実施します。
⑤ 湖岸清掃
守山市と協力して湖岸清掃に参加し、環境意識を深めることを目指します。
(4) コミュニケーション:文化・スポーツ・教育など会員の親睦
会員同士の交流、親睦を深めることを目的として、スポーツ、レクレーション行事を実施します。子ども向け行事の新たな企画として「英語で遊ぼう」「目田川探検(生き物を知ろう)」を実施します。
① グラウンド・ゴルフ大会
グラウンド・ゴルフ同好会と共催して、春と秋の2回開催します。
② 英語で遊ぼう
遊びながら英語に触れる機会をもつような子ども向け行事を開催します。
③ 目田川探検(生き物を知ろう)
目田川にいる生き物を観察しながら、身近な自然を感じる行事を開催します。
④ 研修バス旅行
全体予算と調整しながら幅広い世代が楽しめる行先を選定し実施します。
⑤ ボウリング大会
幅広い世代で交流が深められるボウリング大会を開催します。
⑥ もちつき大会
子ども会と共催してもちつき大会を実施します。
⑦ 地域の伝統行事への協力
地域の伝統行事である「馬路石邊神社の春大祭」「慈眼寺の地藏盆」に、子どもたちの参加を通して自治会として協力します。これらの行事を支えるためのひとつとして志納金の集金活動にも協力しています。
(5) 広報活動
自治会活動を会員のみなさまに理解し、親しんでいただけるように、「ホップ・ステップ中町情報」など各種媒体を活用します。特にホームページとインスタグラムを連動させて、情報をタイムリーに分かりやすく伝えます。
(6) 町有財産、公的建造物の維持管理
自治会館の建替え計画立案にもう少し時間がかかるため、会館維持に必要な最低限の整備・修繕対策を都度実施します。
(7) 上記の事業推進のための市や各種団体との連携
以下の外部組織と連携を取って自治会活動を進めます。
〔各種団体の定例行事〕
健康のび体操教室(カフェサロン含む):毎週金曜日
健康太極拳腹式呼吸法教室 :1・3週(火)
健康マージャン教室:毎週木曜日
健康カラオケ教室:2・4週(月)
漢健サロン:秋頃スタート予定
健康グラウンド・ゴルフ教室:1週(火)
グラウンド・ゴルフ同好会:毎週土曜日(第5休み)
ゴルフ同好会:年2回
ニコニコ会(老人クラブ):1週(月)
※事業計画の日程は諸般の都合により変更することがあります。
〔主な参加行事〕
朝のあいさつ運動・交通安全見守り活動に参加、見守り支え合い活動、まちづくり推進会議・専門部会健康推進員会、福祉協力員会、人権同和教育大会、県民のつどい、学区民のつどい、出初め式、成人式、あいさつ運動、子ども安全パトロールなど
1. 地区および組
吉身中町自治会は、3地区(本郷・海添・南)を設け、各地区は組で構成します。
2. 役員等の体制
(1) 役員
会則に定める役員を設置します。副会長は3名とし、それぞれ各地区の担当とします。部長は5名置き、各部会を掌握します。
①会長 1名
②副会長 3 名
③総務部長 1名
④会計 1名
⑤部長 5 名
⑥会計監査 2名
(2) 顧問
自治会活動のこれまでの経緯確認や様々な課題に関してアドバイスを受けるために顧問を設置します。顧問は、宮川淸勝氏に委嘱します。
3. 組織体制
(1) 部会の設置
以下の部会を設置して円滑に事業を進めます。
①防災防犯部
防災・防火、防犯、交通など安全の維持向上に関する事業を担当します。
②健康福祉部
福祉と健康増進に関する事業を担当します。
③環境衛生部
道路、河川、公園などの環境整備と保全に関する事業を担当します。
④文化体育部
文化・スポーツ・教育など会員の親睦に関する事業を担当します。
⑤広報部
自治会活動を会員に広報するための活動を担当します。
(2) 委員会の設置
会則に定める機関および以下の組織を設けて活動を円滑に進めます。
①役員選考委員会
会則の定めに従って、次年度の役員を選考し役員会に報告します。
②自主防災委員会
自主防災計画内容のチェック・見直しを行い、災害発生時に本計画が機能するかどうかの点検を実施します(訓練など)。
③自衛消防隊(委員会)
防災防犯部傘下の委員会として、平常時の予防活動と非常時に備えた訓練を実施します。
④自治会館改築検討委員会
昨年の課題を踏まえて、自治会館改築計画について検討します。
⑤規約・組織改定残課題実行委員会
規約・組織検討委員会答申書にある残課題を整備します。また、「自治会活動ハンドブック」を作成します。
(3) 組長会と地区連絡会議の運営
①組長会
副会長と組長が日常的に連携を図り、必要の都度、組長会を開催して問題の解決や円滑な活動に努めます。
②地区連絡会議
組長との連携を図り、全体活動を円滑に進めるために、年2回、地区連絡会議を開催します。地区連絡会議では各種事業に関して組長の理解を深めるとともに、地区毎に組長会を開催することで組長間の連携を図ります。
(4) 自治会活動協力員の設置
各種行事の実行協力のために、各地区よりそれぞれ3名の自治会活動協力員を選出します。
(5) 民生委員・児童委員との連携
各地区の民生委員・児童委員と日常的に連携します。
(6) 吉身学区まちづくり推進員の設置
吉身学区まちづくり推進会議と連携して活動を実施します。各部会には推進員を選出して登録します。
(7) その他各種団体の委員等
関連する外部団体からの要請に応じて委員等を登録します。
1. 会費
一般会員の会費は、一戸あたり月額410円とします。ただし、賃貸の共同住宅の場合、一戸あたり月額330円とします。
月の途中で転入した場合は、その月分は免除します。転出の場合は、その月分は返却しないものとします。
特別会員(事業所を有する事業主など)は、年額一口あたり12,000円とします。特別会員の会費は、地区毎に副会長が集金し、会計に納入するものとします。
2. 令和6年度予算表