研究のための部屋

研究を進めていく手続きについて各リンク先にまとめています。

  1. 興味関心:本当に知りたいことは何か。本当に明らかにしたいことを自分で気づくためには、多く語り、多く聴き、多く読んで、多く書くこと。特に駆け出しの場合は学生同士で情報を共有し、ゼミ内でディスカッション(Discussの語源はとことん叩く)しながら、自分の立ち位置を明確にする。
  2. 文献レビュー:興味関心が明確になったら、大まかなテーマを探るため、文献レビューを進める。文献レビューはPICO/PECOを参考にまとめていく。1週間に和文献5つと洋文献2つ程度を目安にまとめておく。定期的な抄読会で発表し、その分野について何がどこまで、どんな手法で研究されているかを知る。
  3. 研究倫理審査:研究を進めていくための最初の扉となる。対象者への倫理的配慮がなされているかがポイントとなる。
  4. 研究実施計画書:倫理申請書で作成する研究計画書は、研究を実施するための下書きである。研究実施計画書は、研究の「はじめに」から対象と方法までを仕上げ、研究の実施に必要な評価バッテリーや器機の準備なども同時に行うための研究実施の精密な設計図である。
  5. データ収集・解析・分析:研究実施計画書に基づき、研究を進めていく。その過程で得られるデータを解析し、得られた結果にどのような意味があるのかについて分析する。→ 統計解析
  6. 考察:得られた結果に基づき、なぜその結果が得られたのか、期待した結果とどのように違うのか(同じか)、疑問の解決に至る結果だったか。文献を参照しながら、研究で得られた成果をまとめる。はじめにを再確認すること。
  7. 論文執筆:1〜6までの過程をまとめる作業。丁寧に研究実施計画書に準じて書く。
  8. 論文投稿・学会発表:投稿先の書式にあわせて投稿する。どの雑誌も投稿要領が雑誌の後半に書かれてある。投稿料金が必要な雑誌や所属学会員のみ投稿できる(学術誌)など、さまざま。山ラボメンバーの投稿に関しては、研究費を使います。